最高の試合、最高の闘い(2009)

今月末に最大級のインパクトで発売される、

『燃えろ! 新日本プロレス エクストラ』
燃えろ! 新日本プロレス エクストラ 猪木VSアリ 伝説の異種格闘技戦 【初回入荷限定特典付】 [分冊百科]

収録試合はアントニオ猪木vsモハメド・アリ格闘技世界一決定戦です。

これ、各世代のプロレスファンの購買意欲を刺激したらしく、

Amazonでは堂々、雑誌部門1位を獲得!!

もちろん私も予約済みです(参照:自分へのバースデイプレゼント予約)。
アリキック1

これまでビデオ、DVD化はおろか、テレビにおいても、

まともにプレイバックされる機会がほぼなかった一戦ですが、

実は時間的に最も試合映像が露出したのは、

5年前、2009年の2月7日に放送されたテレビ朝日の特番、

50時間テレビ テレビ朝日が伝えた伝説のスポーツ名勝負』でした。
猪木アリ特番1

サブタイトルは“世紀の一戦 猪木vsアリ 33年ぶりに甦る!!”。
猪木アリ特番2

まずは当時の世間の注目度を振り返ります。

視聴率は土曜の昼下がりでは異例の38.8パーセント。
猪木アリ特番3

当時の少年ファンはこぞって学校をズル休みしたとか。

ところが一夜明ければ各マスコミ揃って最悪の評価。
猪木アリ特番4

試合前と試合後での世間の捉え方が、

まるで天国と地獄の様な一戦ですが、

現場に携わった人物の思いは違います。

セコンドに付いた坂口征二曰く、

「ゾクゾクする様なね、試合でしたね」
猪木アリ特番5

スパーリングパートナーを務めた藤原喜明曰く、

「あれ程の名勝負はなかったですよね。緊張の連続ですからね」
猪木アリ特番6

そして闘った当事者であるアントニオ猪木が、

映像を見た上で自ら回想する。
猪木アリ特番8

世紀の一戦に秘められた、

33年目の真実…。
猪木アリ特番9

猪木
「あんまり思い出したくない部分が当時はあったんでね、自分の中で、気持ちの中で。今日は初めてこうやって…
(観る?)
猪木アリ特番10

スポーツ界だけではなく、あらゆるジャンルのトップスター達、

その誰よりも世界中の人々が知る存在、

それがモハメド・アリでした。
猪木アリ特番11

ボクシングという一競技にとどまらず、

アリが注目を浴びた理由は、

プロレスからインスパイアされたとも言われる、

そのビッグマウスと呼ばれた言動にもありました。
猪木アリ特番12

そのアリが多分にリップサービスで放った、

「誰か俺様を倒す東洋人の格闘家はいないか?」という言葉に、
猪木アリ特番13

真正面から乗っかったのが当時の猪木でした。

素手の殴り合いを条件に挑戦状を送付したのです。
猪木アリ特番14

アリは「イノキ? 誰?」と驚きながらも挑戦受諾。
猪木アリ特番15

猪木のマネージャー格だった新間寿は当時を振り返ります。

新間氏
「アリ側は最初は全くと言う程、十把一絡げの、まぁまぁ世界に行けばアリに挑戦したいという、そん中の一人がアントニオ猪木だという事ぐらいで。だから挑戦状を渡した時点でもうアリの頭の中にはアントニオ猪木っちゅう名前なんかなかったんだと思う」
猪木アリ特番16

新間氏
「(猪木は)『新間、俺には七難八苦が起ころうとも、絶対に俺はそれを踏みつけ踏みつけ乗り越えて、実現させるからな』って」
猪木アリ特番17

しかしアリはそんな猪木と新日本プロレスに対して、

用意する事など到底困難な金額を要求してきます。

番組では600万ドル…確か実際には1000万ドルだったと思います(参照:アントンとミッコ~いつも一緒に編~)。
猪木アリ特番18

これに対して俄然燃え上がるのが猪木という男です。

新間氏
「(猪木曰く)『俺はやりたいんだよ。新間、何としてでもこれやってくれ』って。(それに対し新間氏は)『わかった。これ600万ドルってのがネックだから、この600万ドルをクリアすりゃ大丈夫だよね、社長』ったら、(猪木も)『俺も金集めるからよ、新間やろうよ!』
猪木アリ特番19

このスケール感…これが新日本プロレスですよね(参照:昭和新日本・黄金のトロイカ)。

とにかく様々なツテで猪木と新間氏は資金を集め、

ニューヨークでの調印式にまで漕ぎ着けます。
猪木アリ特番20

そこでも冴えわたるアリのビッグマウス。

アリ
「大きなくちばしで飛び回ってるあの鳥は?…そう、お前はペリカン野郎だ」

猪木アリ特番21

しかしこのやり取りの中にも、

猪木
「その、お互いの緊張がどんどん高まっていく。その緊張と、だから相手がさることながら、自分の中の恐怖と闘わないといけない部分がね、一番大きな部分だったと思います」


かくして6月16日、

決戦10日前にアリは来日を果たしました。
猪木アリ特番22

さらにここから試合とは別に

もう一つの闘いが始まっていたのです。
猪木アリ特番23

大勢の取り巻きとともに来日したアリは、

早速、猪木に対しての罵詈雑言を連発。

アリ
「ぶっ壊してやる!!」

「俺は日本人は好きだが、一人だけ嫌いな奴がいる。猪木だ!! 奴はとても醜い。もっと醜くしてやる!!」

「俺が予言する!! 必ず8ラウンドまでに勝つ!!」

猪木アリ特番24

これを伝え聞いた猪木は冷静な態度で返答。

猪木
「いろいろ例の調子で罵声を浴びせてますけどね、まぁこれはリングでお返しすると。口でお返しするのではなくて、身体と技と力でお返しするという事です」

猪木アリ特番25

そして遂に決戦8日前、
猪木アリ特番26

外国人特派員クラブでの合同会見でも、

猪木は笑みを浮かべながら、

アリの挑発行為を受け流します。

アリ
「お前は俺に殴られながら100ドル、200ドルと数えるのさ」

「俺と対戦するからには世界的に有名にしてやる。アントニオ猪木という名前は知らないが、ここのところ発言出来る様になった」

猪木アリ特番27

そんな舌戦の中、

実は猪木の心理状態は極限状態にありました。

藤原
「夕方、こう練習に来るんですけどね、ある時はしょぼ~んとなって来るんですよね。でもって『押忍』とか言ったら、
(猪木が)『藤原ぁ』『はいっ』『俺…勝てるよな?』って。だから『もちろん勝てますよ!』『…そうだよな』。精神的にいろいろ…あったんでしょうね。何かその追い詰められたみたいなね」
猪木アリ特番28

一種の躁鬱状態だったとも言われていますが、

自宅で就寝していても落ち着く事はなかったと(参照:寛至の部屋~後編~)。

一方のアリはリラックスムード。

総勢30人のアリ軍団を伴って、

連日の東京観光と夜はホテルの自室でパーティー。
猪木アリ特番29

その余裕の意味は一本のカセットテープに隠されていました。
猪木アリ特番30

アリ
「僕が闘いたいのは“エキシビジョンファイト”だ」

猪木アリ特番31

アリ
「僕は
(猪木を)全力で殴るつもりはない」
猪木アリ特番32

このテープの存在に関しては後年諸説ありますが、

額面通りに受け取るならば、

アリが初めから描いていたのは“エキシビジョン・マッチ”だったのです。

しかし冗談じゃない、

猪木はエキシビジョンがやりたくて、

20億もの大金をかき集めた訳ではないのですから。

当時の通訳・ケン田島は言います。

田島氏
「アリが私に『リハーサルはいつやるんだ?』と、いきなりこう言うんですね。私はもう猪木さんは最初から真剣勝負のつもりだと知ってましたから『リハーサルなんてないよ』と。(するとアリは)『だってエキシビジョンじゃないのか?』と、その様な応対がありまして。それで向こうもある程度ドキッとしたんじゃないかと思います」
猪木アリ特番33

これに至っては新日側が騙し討ちを画策していたのを、

田嶋氏が誤ってネタばらししてしまった…という奇怪な説すらあります。

本当に次から次へと、謎が謎を呼ぶ一戦ですよね。

決戦6日前、
猪木アリ特番34

後楽園ホールでの公開練習において、

今度はアリの恐怖心が高まってしまいます。
猪木アリ特番35

猪木がスパーリングで見せたサブミッションやハイキックに対して、
猪木アリ特番36

アリは興奮状態で叫び狂って、
猪木アリ特番37

遂にルールの変更を申し出てきました。

世に言う“がんじがらめルール”という奴です。

そしてそれが飲めなければアリは試合をキャンセルする、と。
猪木アリ特番38

こうなってしまったら会社の存亡にかかわってきます。

間違いなく潰れてしまう訳です。

動揺する周囲を尻目に猪木は決断を下します。

猪木
「いいよ、全部飲み込めよ! って面倒臭いから。どんなルールであろうと俺は絶対勝てると思ってましたからね(微笑)。とにかくリングに上げる為には何でも応じてでも上げなきゃいけないという。もう本当に世界中の大笑いになっちゃいますからね、キャンセルしたら(苦笑)」

猪木アリ特番39

もうこの時点で恐怖心が逆転してしまってるんですよね。

決戦3日前、
猪木アリ特番40

水曜スペシャル枠で生中継された『調印式ディナーパーティー』。

今回、この模様もDVDにはしっかり収録されているというのですから、

もう奇跡ですね。

この調印式において猪木は何とルール問題を暴露。
猪木アリ特番41

しかし最後の一線の部分、

アリが要求したルールの詳細には触れませんでした。

いよいよ決戦当日を迎えます。
猪木アリ特番42

会場は1万4500人の超満員。
猪木アリ特番43

特別リングサイドは何と30万円!!…PRIDEの3倍です。
猪木アリ特番44

世界37か国に衛星中継され、

約14億人が視聴したと言われています。
猪木アリ特番45

地球規模のスーパースターであるアリはまだしも、

大多数の国々は猪木など未知の存在だった事でしょう。
猪木アリ特番46

その瞬間…猪木の胸に去来したのは何だったのでしょう。

猪木
「まあ、もう上がる時はもうアレですよ、開き直りというか、もう一つのやってきた結果としてね。もう、あとは闘うだけだよと」

猪木アリ特番47

この開き直りこそが、『道』(参照:今日という日)の原点でしょうか。

かくしてゴングは鳴り響きました。
猪木アリ特番48

ここから先は…20日後にがっちり見届けましょう。



試合後の控室で極限状態から解放された猪木は、

人目もはばからず泣いたそうです。

猪木
「うわぁーっと、こう燃え上がってたものが火が消えていき、同時にその、何もそんな事を意識していなかったものが、自分に今度は降り掛かって来る訳で、ぐわぁーっとね、波の様に。もう、そんなものが一瞬に交差して
(泣いてしまった)
猪木アリ特番49

リング下という至近距離において、

セコントとしてこの試合を目撃した二人はこう回想します。

坂口
「厳しいルールの中でね、ああいう試合しか出来なかったと思います。あれがもう最高の試合だな、と思いますよ」

猪木アリ特番50

藤原
「私の人生の中で見た、最高の闘いだったんじゃないですかね」

猪木アリ特番51

これまで決して版権を譲らなかったアリが、

奇跡的に映像化を承諾した2014年。
猪木アリ特番52

38年前に行われたこの世紀の一戦が、

本当に“最高”と呼べるものだったのか。

全プロレスファンの確認作業…DVD発売まであと20日です。
猪木アリ特番53

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tag : アントニオ猪木 モハメド・アリ 格闘技世界一決定戦 坂口征二 藤原喜明 新間寿

comment

Secret

28日が待ち遠しい。

こんにちは。

番組名は忘れましたけど、橋本復帰嘆願の折り鶴兄弟が活躍していた番組でも猪木アリを扱った事があり、その時の藤原は「あの試合に比べたら、他はママゴト。」と何もブレないコメントをだしていました。

このDVDの存在を知ったら、この頃の猪木に影響を受けたプロレスラーも購買する方が中には、いるような気がします。

もしかしたら、あの紫色の人は?!

高田ヒクソンは、ファイトには、日本プロレス史上最大の戦いと書かれてましたが、悔しいけどスケール感は、足元にも及ばないんでしょうね。

>aliveさん

こんばんわ。

橋本復帰嘆願の折り鶴兄弟が活躍していた番組でも猪木アリを扱った事があり<ナンチャンの『スポコン』ですね。

藤原は「あの試合に比べたら、他はママゴト。」と何もブレないコメントをだしていました<数々の猪木本でも同じ様に形容していましたよね。
あの時代の猪木の裏も表も見続けていたのが藤原でしょうしね。

この頃の猪木に影響を受けたプロレスラーも購買する方が…あの紫色の人は?!<普通に買う選手が数多くいるでしょうね。プロレスラーに限らず。
高田もその一人かも知れません。

高田ヒクソン…悔しいけどスケール感は、足元にも及ばないんでしょうね<規模が地球規模ですもんね。
ただしPRIDE.1の試合前の緊張感は近年の試合とは全く違うものがありました。

No title

前にも書いたことがあるかも知れませんが、アリを知らない世代の子たち(タイソンのピークも知らない)に、アリと猪木の試合のスケールを形容しようとしても難しいんです。
現在のボクシング世界ヘビー級王者はウラジミール・クリチコですが知ってる人は通くらいですし、世界中の人が知ってるスター格闘家は存在しません。
確か、
「オバマ大統領と、金正日総書記が『国を賭けて、真剣勝負で決着を付けよう』と1vs1の果し合いを日本武道館で行う」
というトンデモ例えをしましたが、何ならそれくらいでいいかも知れないですね。
ありえないし、不可能です!の一言で片付けられる例えとしては(苦笑)


ただ、言えることはそれくらいのスケール感を理解した上でなければ、藤原のいう
「あれ程の名勝負はなかったですよね。緊張の連続ですからね。
私の人生の中で見た、最高の闘いだったんじゃないですかね」
という言葉も

「そりゃあ、猪木が経験した真剣勝負のうちのたった2試合のうちのどちらかだからな」
という、あまりにもチンケすぎる現代史観でしか語れなくなってしまうので。


この試合に関して、アリ側の人間の証言はやはり出ては来ないですがそれも聞いてみたいです。

カシアス・クレイ

世間では、ワールドカップ開催が待ちきれないこの時期に、猪木×アリ戦のDVD発売が待ちきれないってのが、レガさんらしいですね。


流石に待ちきれず、煽り記事を…( ̄ー+ ̄)フッ



相手を罵り、自らをヒールのポジションに置いて試合を煽る。プロレスのギミックを取り入れたアリの中で…



「俺は日本人は好きだが、一人だげ嫌いな奴がいる…


って件に、オリンピックで金メダルを取りながらも、黒人への差別を乗り越えられず、メダルを川に投げ捨てたカシアス・クレイの人種差別に対する気遣いが見て取れます。


バービック戦の会見で宮戸が再現したかった会見とかも収録されるってのが目玉ですよね。


異種格闘技戦はその試合だけでなく、試合までの経緯ルール問題まで含めて、全てが闘いなんでしょうね。


それも含めてのDVD化…


今だからこそ、評価されるかもしれないこの試合。プロレスファンに取って、ワールドカップ以上の大事件かも知れないですね。(-.-;)y-~~~


まるで発売日に、実際に試合が行われるような緊張感が出てきましたね!!

こんなに長い月日が経っているのに、これほどわくわくできることって、他にはないですよね~(^^)

楽しみですね(^o^)

>ナリさん

アリを知らない世代の子たち(タイソンのピークも知らない)に、アリと猪木の試合のスケールを形容しようとしても難しい<そこに整備され尽くしたMMAというモノサシが入ってしまうので、余計に困難でしょうね。

世界中の人が知ってるスター格闘家は存在しません<そうなんですよね。
これ書いてる私も今の最大勢力であるUFCファイターを全く知らないんですから(笑)。

「オバマ大統領と、金正日総書記が『国を賭けて、真剣勝負で決着を付けよう』と1vs1の果し合いを日本武道館で行う」<KAMINOGEでは藤原組長もアリをオバマ大統領に例えていました。組長の猪木アリ評は一貫していますよね。
一番近くで見てきたから、思いも違うんでしょうね。
大統領といえば、アミンといい…猪木関連の都市伝説はいちいちスケール感が凄いです。

「そりゃあ、猪木が経験した真剣勝負のうちのたった2試合のうちのどちらかだからな」<かつてプロレスの観方が、高橋本基準だった時代もありましたけど、のちに1976本基準になってる感もありますよね。
一つ確かなのは自分の楽しみ方を忘れてるファンが多くなったという事でしょうね。

アリ側の人間の証言はやはり出ては来ない<今夜Upする記事で、かすかにアリ側(?)の人物の証言を載せました。康ご期待下さい。

>アステさん

ワールドカップ開催が待ちきれないこの時期に、猪木×アリ戦のDVD発売が待ちきれない<W杯が待ちきれない時期に鎖鎌っていうアステさんも大好きです(笑)。

オリンピックで金メダルを取りながらも、黒人への差別を乗り越えられず、メダルを川に投げ捨てたカシアス・クレイの人種差別に対する気遣い<いやぁ相変わらず深い視点ですよね。アステさんのそういうとこが素晴らしいですよ。
日本人を蔑むガイジンが今よりも数多くいた時代にアリはそこまで考えていたという事ですね。
取り巻きは平気で銭湯の女湯を覗きに行ったり大変だったみたいですけど。

バービック戦の会見で宮戸が再現したかった会見とかも収録<NYという場所といい、紋付き羽織袴といい、あれ完全なパクリですからね(笑)。

異種格闘技戦はその試合だけでなく、試合までの経緯ルール問題まで含めて、全てが闘い<統一ルールなんてものが存在しない時代の他流試合ですからね。
しかも立場が立場だけにピストルを突き付けられらなんていう話も本当の事かも知れませんね。

プロレスファンに取って、ワールドカップ以上の大事件かも知れない<文字通り大事件です。世界史に残る出来事です。

>流星仮面二世さん

まるで発売日に、実際に試合が行われるような緊張感<そうですね!! 本当にプロレス絡みでこんなに楽しみな事って近年ないですよ。
日本で行われた事自体も奇跡的ですけど、38年経って映像化が実現した事も、38年経ってもこれを購入するファンが絶えないのも、全て含めて奇跡としか言い様がないです。

記者会見

確か…

バービック戦の会見の後、看板の位置だか? 二人の座り位置だかが、宮戸が指示した通りになっていない。(猪木×アリ戦とそっくり同じになっていない)と、どえらい怒った。(ノ-"-)ノ~┻━┻


という話を聞いた事が有るような…(-.-;)y-~~~

No title

> 一つ確かなのは自分の楽しみ方を忘れてるファンが多くなったという事でしょうね。


実はこれ、非常に強く感じております。
facebookにて、プロレス仲間のコーナーでコメントをするのですが、
「勝たせた」
「会社の方針」
「客入りを見て王座が・・・」
という言葉をよく見ます。
おそらく、40~50代の方が多いんですが。
39歳の若輩者が言うのもなんですが、
「あともうちょっとだけ、回ってみようよ?
あともうちょっと回ったら1周回りきって違う景色が見えるからさ」
とコメントしたくなります。

以前、北野誠のラジオを聴いている時にプロレスファンからの投書があって、
小川vsグッドリッジを生観戦していた若いファンとベテランファンの会話を書いていて
『若「なんで、小川はSTOをやらないんだ!決まれば勝てるのに!」
と言っていて、プロレスもシュートも理解していないと思われる若者にベテランファンが言ったのは
ベテ「グッドリッジは橋本ほど強くないからSTOを出すまでもない、そのうち勝つから待ってろ」』
と言ったそうです。
誠氏ともう1人の方は、
「優しいファンやな、若いファンはこうやって育てたほうがいい」
と絶賛していました。
「いずれ、自分の中でプロレスを見る壁が生まれてくるからその時に教えてあげてその上で違うステージに上げてあげればいい。
アングルやストーリーだけで成り立つ単純な世界でもないしね。
どこから先はその人次第」
という感じの事を話していました。

私もちょうどその頃、いきがってるファンに差し掛かってきたのでそれらしい事を語っていたのですが目からウロコが落ちまして。
そこから今に至っております。

ひょっとしたら、その方たちも今の私のステージをとっくに通っていて
「まだまだだな」
と思ってるかも知れませんが(苦笑)



でも、自分が本来持っていた「プロレスの楽しみ方」って本当に無邪気に見ていた楽しみ方でした。
自己矛盾という壁すらもなく、ヒールレスラーに怒り、ベビーを応援してワクワクして見ているのが楽しい見方だったので。

長々とすみません(´Д`;)


>アステさん

バービック戦の会見の後、看板の位置だか? 二人の座り位置だかが、宮戸が指示した通りになっていない<よくそんな話憶えていますね!!(笑)

別冊宝島か何かでしたっけ?
宮戸に関してはとにかく猪木オマージュというか、いろんな話がありますね。

>ナリさん

「あともうちょっとだけ、回ってみようよ? あともうちょっと回ったら1周回りきって違う景色が見えるからさ」<まさにここへ来て頂く様な方は、間違いなく一周以上は回ってらっしゃる方々ですよね。
一周回った結果がそれぞれのプロレス観だと思いますし、もちろん総ブック論もありなんですけど、確実にそれだけではないですしね。

プロレスもシュートも理解していないと思われる若者にベテランファンが言ったのは「グッドリッジは橋本ほど強くないからSTOを出すまでもない、そのうち勝つから待ってろ」<それが親切心なのかそうではないのかは紙一重ですが、そのベテランも…もしかしたら本域でそう思ってたのかも知れませんし、それを聞いた方が感じた事もまた違うかもしれませんし…キリがありませんが、とにかくプロレスの捉え方って無限大ですね。

それらしい事を語っていたのですが目からウロコが落ちまして。そこから今に至っております<私もねぇ…非常にプロレスの観方がグレてた時期ありましてね。
そこを優しく諭してくれたのが、たまにここへ顔を出すアスクさんという長老です。

自分が本来持っていた「プロレスの楽しみ方」って本当に無邪気に見ていた楽しみ方でした<中二目線というか…どっちが強いか? というのが原点だったはずですよね。
ただ悲しいかな今のリングからは強い弱いがそれ程クッキリ表れなくなりつつあります。

今回のDVD発売が、そこを再び思い出すきっかけになったらいいですね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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