Uにて健介らしさ全開(2004)

今年引退した大物選手、

言わずもがな佐々木健介ですね。
佐々木健介U-STYLE見参

輝かしい現役生活の最後の方に、

スキャンダルが起こってしまった(参照:人間力と指導力)というのも、

彼が持って生まれた宿命だったのでしょうか。

健介は数々の名勝負を残して来ましたが、

その辺は他の媒体がやってくれているはずですから、

当ブログでは趣向を変えて、

健介がその高すぎたプライドをかなぐり捨てて、

幾多のインディ団体に出場していた時代に、

21世紀型Uスタイルと邂逅した奇跡の一戦を振り返りましょう。

対戦相手は余程のファンしか知らないであろう佐々木恭介
“SASA十字”佐々木恭介

2004年8.18 U-STYLE 後楽園ホールの、

佐々木恭介vs佐々木健介です。
佐々木恭介vs佐々木健介

ゴングが鳴りますが、

この体格差に恭介は入って行けません。
このサイズの違い、

ならばと先にタックルに入ったのは健介。
健介からタックルに行く

そのままコーナーまで運んで行って、

いきなり逆水平の構えに入りますが、

恭介は即エスケープ。
コーナーでの逆水平は恭介がエスケープ

恭介はミドルキックを放ちますが、

健介はガッチリ受け止めるとそのまま放り投げます。
ミドルをキャッチして放り投げる健介

上半身の力の差はいかんともしがたいと見て、

恭介は巧みに片足タックルでテイクダウンを取り、
恭介片足タックルから、

そのまま膝十字固め。
膝十字に取るが、

当然、健介も返し方を知っていますし、
健介が切り返して、

逆に同じ技を仕掛けていきます。
膝十字で返す、

しかし佐々木恭介はしたたかです。

クロスしている健介の両足を利して、

変形のサソリ固めを狙っていきます。
それを利して恭介は変形サソリに、

そのまま逆回転でステップオーバーしますが、
ステップオーバーするが、

「こんな技食らってたまるか! ヴァーー!!」とばかりに、

健介は脚力で跳ね飛ばします。
脚力で飛ばされる

上半身も下半身もパワーの差は歴然。

組み付かれた恭介はしっかり腰を落としても、
組めばしっかりと腰を落としても、

軽々とぶっこ抜かれての、

フィッシャーマンズバスターで叩き付けられ、
ぶっこ抜きのフィッシャーマンバスター

この試合最初のダウンシーンです。
大ダメージでダウンカウントが入るが、

フラフラと起き上がった恭介は、

コーナーポストにもたれかかるとこの表情。
起き上がった恭介はこの表情

いい顔ですよね…うん。

当時のU-STYLE中継で実況の高柳アナが、

よく恭介を称して「小型田村」みたいな形容をしてたんですけど、

私は断然、立ち位置含めて“安生二世”だと思っていたんですよね。

この表情見て確信したものです。

さらに健介は圧倒的圧力で押してきます。

ハンマーの連打から、
健介ハンマーから、

恭介の身体が浮き上がってしまう程のフロントネックロックで締め上げ、
強烈なフロントネックロック

そのままネックチャンスリードロップで投げ捨てます。
そのままフロントネックチャンスリーで投げ捨てるが、

しかし先に起き上がった恭介は、

すぐに健介の腕を取って、
先に起き上った恭介は、

腕十字固めに行きますが、

左腕一本で耐え抜きます。
腕十字に行くも腕力で耐える健介

身体を起こして左腕を抜くと、
これも返していくが、

恭介はもう一度上になり、

ニー・オン・ザ・ベリーから今度はこの表情。
今度は恭介ニー・オン・ザ・ベリーからこの表情

再び腕十字から三角狙いに行ったところを、

健介も再び返すと、
これも返す健介は、

そのまま高々と持ち上げておいて、
三角に来た恭介を高々と持ち上げて、

パワーボムで叩き付けます。
頭から叩き付ける、

さらに逆水平で恭介をぶっ飛ばして、
さらに逆水平の連打、

追い打ちをかけますが、

これをダッキングした恭介は、
数発食ってからダッキングする恭介は、

胴タックルからの小外刈りでテイクダウン。
胴タックルから巧みにテイクダウンし、

そのままマウントを取りますが、

健介は足を使って脱出。
恭介のマウントは健介が返して、

そのままバックマウントで柔道流の固め方。
バックを奪い完全に固める

恭介は仰向けに体勢を変えると、

互いに顔面の張り合いになりますが、
マウントから互いに顔面張り合い、

巧いのが恭介。

TKシザースで脱出して、
恭介のTKシザース

そのまま逆片エビ固めで絞り上げます。
そのまま逆片エビに極めるが、

が!! これも健介は跳ね返して、
これも健介が脚力で返し、

フルスイングの逆水平から、
逆水平でぶっ飛ばして、

バックに回ってのジャーマン狙いに、
ジャーマンを狙ったところ、

恭介は「待ってました!」とばかり膝十字固め。
待ってましたと膝十字!!

ここら辺りは4か月前に対戦した垣原賢人(参照:叶わなかった未来形)から盗み取ったUの高等技術です。

これには思わず健介この試合初ロープエスケープ。

チャンスと見た恭介は飛びつき腕十字を狙っていきますが、

スッポ抜けたか失敗に終わります。
飛びつき十字は失敗

この体勢からまたも健介は、

高々と持ち上げてのパワーボム。
健介はそこから引っこ抜いてのパワーボム敢行

ロープに走ってのラリアートには、

恭介一回転しての受け身。
ラリアートで恭介一回転

締めはストラングルホールドγ。
最後はストラングルホールドγ

まさしく絵に描いた様な完勝劇でした。
Uのリングで堂々勝ち名乗りの健介

健介の魅力というのは、

その人柄そのものともいえる直線ファイトにありましたが、

それを全部出させるには、

余程の技量と受け身の巧さがないと不可能でした。

まさかU系の若手にそれが出来るとは、

誰も思いませんでしたよね。



佐々木健介選手、

遅ればせながら28年間の現役生活お疲れ様でした。
ストラングル・ホールド

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tag : 佐々木健介 佐々木恭介 健介ファミリー

comment

Secret

懐かしいですね。UーSTYLE好きでした。最近は全くと言っていい程情報を入れてないので、恭介や大久保ちゃんが何してるのか興味あります。あと、小川の子分的存在だった藤井選手の強さが引き立った舞台でしたね。UーSTYLE復活して欲しい。

>アントーニオさん

UーSTYLE好きでした<そうでしたか。

恭介や大久保ちゃんが何してるのか興味あります<大久保は今だ頑固プロレスを牽引している様ですね。
恭介は…何をやってるんでしょうね。しばらくMMAはやっていないと思いますが。

藤井選手の強さが引き立った舞台でした<普段出せない魅力をいかんなく発揮していましたね。
やっぱりあのスタイルだから力を発揮出来た選手って結構いたと思います。
またいつか大会場でやって欲しいですよね。

No title

今や、これだけの体格差がある同士がこういう形式の試合をすることはほぼ皆無になりましたね。
U3派でも、リングスの外人たちを含め、オブライト、ベイダー、バート・ベイル、グラン・ジェイコブスなど大きい外人はたくさんいましたが、
「プロレスらしい戦い方」
を押し出してくるのはベイダーくらいしかいなかったような?

この試合なんかは、そういう試合になる気がします。

・・・が、
新日とインターの対抗戦前に、何故かUの若手(高山・桜庭・金原・山本)のインタビュー記事では
「佐々木さんはUスタイルに対応できるので試合したい」
と対戦希望をそれぞれ口にしていたのですが、今でもそれが不思議です。
この試合を見てもいわゆる、Uスタイルではないですし、垣原とやった際もそうでした(苦笑)

新日本プロレス→WJを経て、フリーになり北斗の
「健さんの試合は面白くないんだよ!」
という一喝をもらって、佐々木健介はフリーの売れっ子になるわけですが、
私としては大仁田さんとやった時のような
「シャレが通じない」
という雰囲気を持った日本プロレス界最後の選手だっただけに、そこを使う側が上手にやってもらいたかったかなぁと感じます。
男色ディーノと、小鉄さんの抗争(?)があれだけ昂ぶったのですから。

佐々木恭介

実はU-STYLEって復活してるんですよ。
まぁ細々とやっているようですが。

そして佐々木恭介ですが、実はU-STYLEの第3代チャンピオンだったりします(笑)

ちなみに2代目は大久保です。
あ、もちろん初代の田村から奪ったわけではないようですw


>ナリさん

今や、これだけの体格差がある同士がこういう形式の試合をすることはほぼ皆無になりましたね<確かに…というか大きな選手自体が少なくなってしまいましたんですよね。
決して健介も大きくはないのですが。

U3派でも…「プロレスらしい戦い方」を押し出してくるのはベイダーくらいしかいなかったような?<元々この既成スタイルを拒絶して潰しにかかってUWFという運動体はオーバーしましたからね。
むしろUWFらしい試合なのかも知れません。

何故かUの若手のインタビュー記事では…「佐々木さんはUスタイルに対応できるので試合したい」<きっと先輩から聞いてた健介評でしょうね。安生も中野も健介とは仲が良かったそうですし。

北斗の「健さんの試合は面白くないんだよ!」という一喝をもらって、佐々木健介はフリーの売れっ子に<本当の転機だったのでしょうね。
あの健介が各インディ団体に上がるのを見る度に不思議な気持ちになったものです。

大仁田さんとやった時のような「シャレが通じない」という雰囲気…そこを使う側が上手にやってもらいたかった<そういった意味では不思議なレスラーでしたね。
「しょっぱい」とか「単調」とか言われながら、WCWとかWWEからオファーが来てた数少ない日本人ですからね。
U・ウォリアー的な魅力でしょうかね?

>GA9さん

お久しぶりです。

実はU-STYLEって復活してるんですよ<そういえば調布アリーナかどこかでやってるんでしたっけ?
かなり規模はアレしちゃいましたね。
U-zealはもうやっていないんでしょうかね? UルールでMMAやってたそうですけど、ある意味UWFの理想郷かも知れません。

佐々木恭介ですが、実はU-STYLEの第3代チャンピオンだったり…ちなみに2代目は大久保です<あのベルトがそういう意味合いになるとは思いもしませんでしたね。

初代王者トーナメントは何だったのでしょうかね?
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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