「高田さん飲み」とは何か?

和田良覚さんのインタビュー(参照:和田さんが再び語ったUインター道場)において、

再び語られたUインター時代の逸話。
和田さん、いい顔です

道場での理不尽なしごきと共に、

忘れちゃいけないのが、

人間の限界量を遥かに超越した酒です!!
この酒量は…

そう…高田延彦との伝説の飲み会があるのです。
飲む

KAMINOGE〈vol.27〉
 KAMINOGE vol.27 より

和田
「酒を飲みに行ったって、高田さんに誘われたらもう仕事みたいなもんですよ!?」


過去の記事(参照:酒と泪と男と男と男と男と男と…Uインター酔狂伝説)でもご紹介しましたが、

それはもう壮絶という言葉でも生ぬるい位の、

まさしく“酒羅場”!!

和田さんの生々しい述懐が始まります。

和田「だから普通の常識で言ったら、1日の練習が終わりました、明日も練習があります。でも、夜中に高田さんから呼び出し食らったら、かならず行かなきゃいけないわけですよ。で、行ってもの凄い量のお酒を朝まで飲んで、ベロンベロンでゲロ吐いて、次の日は死んでるじゃないですか?」

― 高田さんの飲み会は、いまや伝説になってるくらいですからね(笑)。

和田「全部イッキですからね。みんなベロンベロンですけど、その飲み会に呼ばれなかった選手は、当然翌朝練習に出てくるわけですよ。で、俺はベロンベロンですよ、胃液吐いて」


もはやこの状態で練習していても、

何ひとつ身につくことはないでしょう。

それは所属選手誰もが知っているはずです。
田村vs桜庭煽りV23

それでも道場に行かなくてはならない。

これはもう地獄の2丁目辺りをとうに過ぎていますね。

和田
「普通は飲み会とはいえ、社長命令で仕事と一緒だから、『和田さんはいいよ、高田さんと朝まで飲んだんだから、休んだら?』ってなりそうなもんですけど、実際は『なんで和田さん、来ないの?』ってなるから。で、ベロベロのまま行って、『和田さん、困りますよ、こんなんじゃ』って怒られて、そのままスパーリングやらされて。もうゲロゲロのときですよ?」


ラッパ吹かされるどころか、

ゲロッパ吐かされる勢いですからね。

酒と道場の二重奏…、

いろんな意味で強くならない訳がないでしょう。
Uインター道場2

レフェリーの和田さんでこの扱い。

高田の付き人という立場になれば、

それはもう…。

KAMINOGEのバックナンバーを遡って、

山本喧一の述懐です。
ヤマケン@札幌POD

KAMINOGE vol.21
 KAMINOGE vol.21 より

山本「いや、異常な世界ですよね。ちょっと前に相撲のかわいがり問題とか騒がれましたけど、全然そんなレベルじゃないですよ!」

― かわいがりの域をはるかに超えている(笑)。

山本「たぶん、あの当時に行なわれていたことがメディアに出たら、もの凄く叩かれてたと思いますよ。凄まじかったですから。血のションベンも出ますし、血ゲロは吐くし。練習もしんどかったですけど、雑用とか普段の生活も厳しいし、付き人として夜の飲みの席もしんどいじゃないですか」


ゲロもゲロ…血ゲロですからね。

聞き手の堀江ガンツさんの笑いながらの質問に、

微笑すら浮かべず回想するヤマケンに、

戦慄が走りますね(笑)。
ランニングwithヤマケン

本題の酒に入りましょう。

山本「当時のプロレス団体でUインターは一番飲む団体だったんで。とにかく、高田さんのあの酒の強さはハンパじゃなかったですよ。相撲取り3人とタメ張りますからね」

― 相撲取り3人相手にハンディキャップマッチをやっても負けない(笑)。

山本「相撲取りがフラフラになって帰ると、高田さんはそれを見てご満悦で、俺を引きずってさらにハシゴするんですよ」

「もう一丁!」って感じで(笑)。

山本「こっちはとっくに限界ですけど、高田さんを家に届けるまで潰れるわけにいかないですから。しかも、吐いたら付き人失格なんですよ」


ここら辺りは以前、垣原賢人が語っていた(参照:酒と泪と男と男と男と男と男と…)ので省略しますが、

とにかく酒席での高田は鬼です。

「鬼の様な」じゃなく鬼そのものです。
田村vs桜庭煽りV22

そして和田さん同様に翌日の道場が待ってます。

そこに待ち受けてる先輩たちの仕打ちは、

当然、和田さん以上のものなのです。

山本「高田さんの側にいるときは全部酒です。乾杯は全部イッキです。それでも絶対に潰れちゃいけない。それで最後の最後、高田さんを家に送り届けて終わりです。だから、ボクはそのあと気が抜けて、公園の用水路の溝にハマって寝てたりすることも、しょっちゅうありましたよ。で、次の日が休みだったら、合宿所まで這って帰るんですけど、平日にそういうのがたまにあると、直接そのまま道場に行かなきゃいけないんです」

― 泥酔したまま練習、そりゃ地獄ですね。

山本「酒の匂いをプンプンさせながら、ふらふらでスクワットから始めるわけですよ。だけど、足元がふらついてちゃんとできないですよね? そうしたら田村(潔司)さんだ、高山(善廣)さんだ、宮戸(優光)さんだからボコボコにやられるんですよ。『おまえ、いまなんの時間かわかってんのか!』って。みんなわかってるんですよ。高田さん飲みのあとだからふらふらだっていうのはわかってるんだけど、そんなの通用しない」

― 理不尽ですね…(笑)。

山本「も~の凄い理不尽ですよ!」

― ちゃんと付き人の役目を果たしてきたからふらふらなのに。

山本「高田さん飲みでふらふらなのは知ってるけど、道場では道場のやることがあるだろっていう、理屈は通ってるんです。だけど身体がもちませんよね。だから、ボクの中ではプロレスラーは超人じゃなきゃなれないっていう認識なんですよ」

― そういった新弟子時代を乗り越えないとリングに上がれないわけですからね。しかも、ヤマケンさんが新弟子の頃って先輩もたくさんいて、一番厳しい時代なんじゃないですか?

山本「ピラミッドがガッチリできあがった一番下ですからね。1つ2つ上の先輩っていうのは、ボクらの教育ができてないと自分がその上の先輩に怒られちゃうから、もの凄く怖いんですよ。ほんのちょっとした失敗でも『そこまで怒る!?』っていうくらいに怒る。しかもみんな身体デカいでしょ? 60キロそこそこで、栄養失調みたいな感じで入ったボクにとっては、みんな恐竜にしか見えなかった。猛獣たちの檻に入れられて生活してるようなもんなんで、気が休まる瞬間なんかないですよ」


以前、宮戸語録で書きました(参照:宮戸語録 vol.4)が、

これが、プロレス団体の道場と格闘技ジムとの違いですね。

“特殊な人間”を作り上げる為の理不尽な世界。

Uインターは日本のプロレスの伝統そのままに、

強いプロレスラーを育成してきました。
真剣勝負発言3

…にしても極端ですけどね(汗)。

当時を一言で語るなら、

山本
「あんな生きた心地しない世界ないですよ。まだ刑務所のほうがラクかもしれない、ホントに」


自分より下が全く残らないという非常事態に、

ヤマケンも必死で新弟子にラッパ対策を伝授します(参照:これがUインターの青春なんだよっ)が、

鬼軍曹・宮戸がいなくなるまでは、

この生活が続いた訳です。



季節は春。

これから歓送迎会のシーズンですが、

皆さん、酒は楽しく呑みましょうね!!

自戒の意味も含めて…。

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tag : 高田延彦 山本喧一 和田良覚

comment

Secret

飲む前に食う

アレ?
ジェームス・ブラウン・和田?

ゲロスパー。
普通、そんだけ飲んだら動けないんですけどね(笑)
…プロレスラーは強いんです!



朝方の六本木。その時のT田さんの顔を少―――――しだけ知ってます(笑)
素敵な人です!
(注:このくだりはスルーして下さい)

ご報告

流石インターの話になるとノリノリですね。

格闘ジムとプロレス道場の違い> そこですよね、プロレス道場は最初に辞めさせる為の無茶な振るいにかけますからね…そこを生き残った超人だけが、プロレスラーだと!

それから、レガさんのプロフィール見る為に始めてパソコンでサイト開いたんですが…格好いいですね。

ガラ携だと文字と画像が一緒に表示されないので、始めて完全版を見て感心しました。

それから…こんなに上手くは出来ませんが、アメーバでブログ立ち上げて見ました。

暇な時に覗いて見てください。m(_ _)m

本当の超人アスリートなら

酒は呑みません

良い意見だね(-。-)y-゜゜゜

>格闘技ファンさま

素晴らしい意見ですね。

まさしく、そこが格闘技の違いなんです。

PRIDEの試合後、取り敢えず一服させて、何て言う桜庭は許せないんでょうね?

和田京平の本だったかな?

試合後、天龍さん帰りに牛丼でも食べて帰りますか?
って、誘ったどころ…

京平ちゃん…俺はジャンボ鶴田じゃないんだよ。
って、返されたそうです。

格闘技は、リングの上で強さを見せるのが商売。

プロレスラーはリングの上だけで無く、リングを降りても常にプロレスラーでなければならないんですよ…

何故かって…

プロレスラーは、夢を売る商売だから、リングの上でもリングを降りても常に生き様を見せ付けなければならない。

例え借金で首が回らなくても、人前に出れば豪快に飲み食いする…

普段はアルバイトで、のり弁食べて頑張ってます。

なんて事は、売りにしないんですよ。

だから、トップレスラーには色気が有るんじゃないかな。

ま~分かんないかな? (-。-)y-゜゜゜

No title

私はお酒を飲まないのですが、リンク先の日記・・・
「シンゴー!」の翌日だったんですね(笑)


昔、女性誌に『赤井英和、高田延彦と深夜の乱闘!』なんて載りまして。
ちょうど、Uインター全盛の頃だったかと。
実際にはお酒の席で同席していて頭突き合戦だったか、「パンチしてみろ!」と殴らせていたとか・・・そんな内容だった気がします。
赤井英和が
「乱闘なんて無茶言いなさんな!あんな人と喧嘩なんかしたらボコボコにされる!」
と記事に答えたと書いていたのだけはハッキリと思い出します。




真の超人アスリートなら酒は飲みません。
まぁ・・・実際のところ、「各方面から批判を食らうので、人には言えないけど・・・」というくらいな結構な数で酒やタバコをしているトップアスリートは多いと聞きますよね(苦笑)
そういうのが、アマチュア幻想であったり、アスリート幻想になっていて、プロレスラーの豪快批判になるのですが・・・


関係ないかも知れませんが、藤岡弘や宮内洋や倉田てつをが
「ヒーローはいつまでもかっこよくなくてはいけない」
と、自分を今でも高めていて昨今のイケメンヒーローに渋い顔をしているのと似ているのかも?
私ら世代のプロレスファンは
「そうだ!かっこいいぞ!」
と思うけど、
今時の世代の格闘技ファンは
「言っても、ヒーローじゃなくて、俳優でしょ?俳優ならば演技を磨いて、どんな役でもやるのが俳優じゃない?いつまで仮面ライダーやってんの?」
って感じでしょうか。

思った以上に深い溝がありそうです(苦笑)

>宮戸ゲノムさん

ジェームス・ブラウン・和田?…ゲロスパー<小ネタを拾って頂きまして恐縮です(笑)。

普通、そんだけ飲んだら動けない…プロレスラーは強いんです!<そうですね。しかしながら、Uインターの場合はレフェリーにもそれを強要するという…冬木以上の理不尽ぶりですよね。

朝方の六本木。その時のT田さんの顔<非常ーーーーーーー…に気になりますが、怖いのでご指摘通りスルーさせてもらいます(笑)。

>アステカイザーさん

インターの話になるとノリノリですね<やはりそう見えてしまいますか?
本音を言うと、もう少しバランス良くいきたいのですが…どうしても偏ってしまいます。

プロレス道場は最初に辞めさせる為の無茶な振るいにかけますから<宮戸も語っておりましたが、そこを生き残った者と月謝を払って好きな時間に練習してきた者の差はある…と。
これは競技的な強い弱いではない部分だと思います。

アメーバでブログ立ち上げて見ました<おおっと!! おめでとうございます!!
ただ貼って下さったURLからは行けなかったのですが…もう一度貼って頂けるとありがたいです。

>格闘ファンさん

アスリートなら酒は呑みません<確かに、仰る通り。

それでもアスリートである前にプロレスラーなんですよね。
無駄なものを身にまとえば身にまとう程、色気が出るんですよ。

>アステカイザーさん

PRIDEの試合後、取り敢えず一服させて、何て言う桜庭は許せないんでょうね?<これに関しては否定派が多いんですが、脳が腫れるらしいんですよね。ただヌルヌル戦での喫煙は本人曰く「ノーダメージだったから」と。
そういやHERO'S初戦のケスタティス戦後の新幹線でも酒盛りして、後日高山に叱られていましたね(笑)。

天龍さん帰りに牛丼でも食べて帰りますか?…俺はジャンボ鶴田じゃないんだよ<あぁ“津軽海峡分呑んだ”天龍らしいエピソードです。
ジャンボの場合はかなりの倹約家だったみたいですね。

プロレスラーは、夢を売る商売だから、リングの上でもリングを降りても常に生き様を見せ付けなければならない<そこですね。
猪木がフライデーされた頃の話で、どうにもこうにも取り立ての追い込みが厳しくて、オフはいつも愛車キャデラックで出掛けていた、と。
ただし所持金がないからとにかく車で走り回っていた、と。
武士は食わねど高楊枝…私が大好きな言葉です。

普段はアルバイトで、のり弁食べて頑張ってます<…という格闘家も結局はキャラ設定的な部分もありましたからね。
逆説的な意味で同じ様なものかも知れません。

>ナリさん

リンク先の日記・・・「シンゴー!」の翌日だったんですね(笑)<あ、そういう事件もありましたね(笑)。すっかり忘れていました。

『赤井英和、高田延彦と深夜の乱闘!』<カラオケボックスを破壊したんですよね。高田に関しては酒のエピソードが尽きません。
その二人をつなぐキーパーソンが和泉修なんですよね。
3人は高田に敬意を払う赤井、修に敬語の高田、大学ボクシング部先輩の赤井と後輩の修…というまさにジャンケンの三角関係。

「各方面から批判を食らうので、人には言えないけど・・・」というくらいな結構な数で酒やタバコをしているトップアスリートは多い<イメージという部分ではかつてプロレスラーもタバコは隠してましたね。
タバコ吸ってる写真はNGだけど、ポロシャツの胸ポケットにはしっかりタバコが入っていたり(笑)。

藤岡弘や宮内洋や倉田てつをが「ヒーローはいつまでもかっこよくなくてはいけない」と、自分を今でも高めていて昨今のイケメンヒーローに渋い顔をしているのと似ているのかも?<ああ深いですね、そのお話。
確かに今現在、子レガのつきあいで、よく平成ライダーのDVD借りてきたりしますが、ライダーでデビューしたイケメン俳優の中で、現在ドラマや映画の主演クラスまで上り詰めた俳優達は二度とヒーローものなんかやらないですね。
この春の劇場版仮面ライダーは「昭和ライダーvs平成ライダー」が謳い文句なのですが、結末はファン投票で決めるという斬新なものになっていまして…現在のところ昭和ライダーが大差リードの様です。
紫レガとは?

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Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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