蔵前最後の名勝負~前編~(1984)

休日にはスパさんから頂戴したDVD(参照:来た!)を見入っておりますが、

改めて「これぞプロレス史に残る名勝負」と思った試合がこれです。

数年後にシングルマッチでの“猪木越え”を果たす、

長州力にとっては屈指の名勝負。
ある意味、全盛期の長州力

一方のアントニオ猪木も幾多の師弟対決の中で、

翌年の藤波辰巳戦(参照:あの秋、いちばん美しい師弟対決~前編~~後編~)と並んで、

本当の意味で“紙一重の差”を見せ付けた一戦。
受けて立つアントニオ猪木

1984年8.2 蔵前国技館

旧国技館最後のプロレス興行における、蔵前スペシャルマッチ

アントニオ猪木vs長州力
です。
アントニオ猪木vs長州力

まず試合の方は置いといて、
まずはTOYOTA

それにしても当時のワールドプロレスリング、
懐かしのシバウラ

今考えると豪華なスポンサー陣ですよね。
せんねん灸、黄桜、モービル

まぁ金曜夜8:00ですから、
がまかつ、アデランス

当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
「人間は水だ」

さあ試合です。

猪木が長州を指差して一言二言放ち、
緊張の一瞬

ゴングが鳴りました。

ファーストコンタクトはロックアップから、
ロックアップから、

まず最初にバックを取ったのは猪木。
バックを奪う猪木、

長州も切り返してハンマーロック。
ハンマーロックで返す長州、

すると猪木は身を沈めてレッグシザースでテイクダウン。
レッグシザースでのテイクダウンも、

寝れば長州がアマレス流に猪木をコントロール。
長州がアマレス流グランドコントロールにいくが、

上半身が抜けた猪木はフックされた足を利用して、

インディアン・デスロックに切り返します。
インディアンデスロックに切り返す猪木、

難しい表現は抜きにして、

この一連の流れこそがストロングスタイルじゃないでしょうか。

気合もろとも下からの張り手をかます長州に、
下から張っていく長州、

猪木も上からナックル気味に応戦。
上からエルボーを落とす猪木

スタンドに移行すると、

長州は胴タックルで回り込みながら、
長州のタックル1

猪木を持ち上げてテイクダウン。
長州のタックル2

これには思わず解説の小鉄さんも「いいタックルですね!」

そのまま足を取り、サソリ固めを仕掛けていく長州。

猪木は長州の右手を掴んでの防御から、
サソリの仕掛けを、

ヒールホールドに切り返していきます。
ヒールホールドで切り返す猪木

ブレイクからスタンドに戻り、

今度は低い片足タックルに行く長州。
長州2度目のタックルは、

これは猪木がステップバックで切って行きます。
猪木が切って、

そしてロックアップから突如、

ブレーンバスターに行きカバーに入ります。
ブレーンバスター

長州はカウント1で返すと、

上四方から回転しながらロープ際へ。
もつれ合ってロープ際へ、

離れ際、すぐに距離を取る猪木、

ブレイクも気が抜けません。
ブレイク際の緊張感

手四つに組むと、

猪木は潜り込んでスープレックスから、
猪木のスープレックスが冴える、

そのままブリッジでフォールに行きます。
ブリッジも

古館アナ曰く「試合前、入念にブリッジの練習をしていた猪木」。

矢継ぎ早に腕ひしぎ逆十字に入る猪木。
猪木の腕十字

長州が起き上がると、

フライング・ヘッドシザースホイップから、
フライング・ヘッドシザースから、

グラウンドで締め込んでいきます。
グラウンドで締めこんでいく、

長州は体勢を入れ替えると、
長州は体を入れ替えると、

横に回転しての脱出から、
横回転で脱出

そのまま猪木の両足を畳んで、

キャメルクラッチを加えた複合技。
長州の複合技

ジリジリと猪木がロープににじり寄ると、

長州は一旦離れてバックドロップの体勢から、

横に転がしてテイクダウン。
バックドロップのフェイントからテイクダウンして、

この試合で何度か長州の、

横に回転するテクニックが見られますね。

そこから長州の腕十字。
長州の腕十字を、

猪木は起き上がって返すと、
猪木が返して行き、

“幻の技”!! ゴッチ直伝のスタンディング・クラッチ!!
幻の技!!

当時お得意のつなぎ技、ステップ・トウホールドから、
得意のステップトウホールドから、

長州も足首を極めに行き、

極め合いになったところでブレイクがかかります。
足首の極め合いでブレイクがかかる

このまま中編へつづきましょう。

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tag : アントニオ猪木 長州力

comment

Secret

こんばんは。

このゴッチ直伝の技、スタンディング・クラッチという名なんですか。初めて知りました。飯塚がサンボ特訓の後で、この体勢で寝て使っていたのでサンボ技だと思っていました。
確か、この頃はロス五輪の開催年だったと記憶してますけど、私が一番、面白いと思い、好きなのはプロレスリングです。

>aliveさん

こんばんわ。

スタンディング・クラッチという名なんですか<元々古くからある技で、私は幼少期にベストショットゴングか何かで覚えました。
プロレスごっこでこれやると、結構高確率でギブアップ奪えましたね(笑)。

飯塚がサンボ特訓の後で、この体勢で寝て使っていたのでサンボ技だと思っていました<ヤングライオン時代の西村も同じ様なの使っていませんでしたっけ? 高岩だったかな?
サンボ流なら膝十字の応用でしょうね。プロレス技のこれは主に首と腰を極める感じです。

この頃はロス五輪の開催年だったと記憶してます<馳が出てた大会ですね。モスクワのボイコット後の。
そんな中でもプロレスにはこれだけスポンサーついていたんですね。凄いです。

No title

スタンディングクラッチ!
全日のジュニア戦で渕が最強の挑戦者ダニー・クロファットを相手にした際にフィニッシュとして隠し技として持っていたのがこれでした。
地味な技でしたが、脱出は難しいみたいですね。

放送枠は水曜スペシャルですかね?
おなじみのリズムタッチが入ってないような気がします。


古館アナ曰く「試合前、入念にブリッジの練習をしていた猪木」・・・ここも重要ですよね。もう何十年とこういうフレーズを口にするアナウンサーを見たことがない気がします。
試合の実況とは別に、選手の背景をも語る・・・もしかしたら、今の若いファンからすると「どうでもいい」かも知れないし、技を出す展開が早すぎてこういう事を語れないジレンマをもつアナウンサーがいるかもしれませんが。

あと、長州は何かのインタビューで
「自分の試合ではあまりアマレスの動きはしたことない」
と聞いたことがありますが、やはりグランドの展開やシングルマッチになるとバンバン出てきますよね。
ただ、「長州の試合はワンパターンだ!」というガチャガチャやって→サソリ→バックドロップからラリアートを言いたがる長州アンチ型の人からすると、そのガチャガチャはアマレスの動きであってさほど気になる場面ではないのかなぁと感じました。

・両足を畳んで、キャメルクラッチを加えた複合技。
・当時お得意のつなぎ技、ステップ・トウホールド
・手四つに組むと潜り込んでスープレックス
これらは昭和ファンからすると声をあげたくなるくらい懐かしいです。

余談ですが、くりぃむの上田さんか、ますだおかだの増田さんが
「猪木vs長州、最後の蔵前!」
とこの試合を『自身が選ぶベストバウト』に推していた気がします。

No title

記事にして頂きありがとうございます。

もうこの頃には、無限大記念日を経て、新日派から旧UWF派に鞍替えしてましたが、この試合を見て「ああ、猪木もできるんだ」と大きく心が揺れたのを覚えてます。

購入したばかりのビデオデッキでこの試合を録画して、桜井、小鉄、古館の「いいタックルですね~」三重奏は何回も聞きました(笑)。

スタンディング・クラッチは旧UWFでは、ステップ・オーバー・レッグ・ストレッチと呼ばれてましたね。

No title

ああこれ蔵前最後のときだったんですねぇ・・・もうだいぶ昔になっちゃいましたよね。

スタンディング・クラッチ、ボクは立ちエビ固めなんて名前で憶えてました。確かアンドレが猪木に、IWGPのときだかに両足バージョンでやりましたよねぇ(^^)

続き、楽しみにしています(^o^)

>ナリさん

全日のジュニア戦で渕が最強の挑戦者ダニー・クロファットを相手にした際にフィニッシュとして隠し技として持っていた<渕も多彩なテクニック持っているんですね。
私その時代の全日を全く知らないので、初めて知りました。ありがとうございます。

放送枠は水曜スペシャルですかね?<金曜レギュラー枠です。
リズムタッチCMって北海道では新春SPとかしか流れなかったんですよね。関西方面とかは毎週だったのでしょうか?

古館アナ曰く「試合前、入念にブリッジの練習をしていた猪木」…今の若いファンからすると「どうでもいい」かも知れないし、技を出す展開が早すぎてこういう事を語れないジレンマをもつアナウンサーがいるかもしれません<一番の理由は30分になった事でしょうかね? ハイライト的な場面以外はカットされる時期が長く続きましたよね。

長州は何かのインタビューで「自分の試合ではあまりアマレスの動きはしたことない」<Uインターとの時ははっきり言ってましたね。逆に自信満々で「タックル取れたらお前の勝ちでいいよ」とも。
ベースの部分に絶対的なプライド持ってたんでしょうね。五輪代表ですから。

くりぃむの上田さんか、ますだおかだの増田さんが「猪木vs長州、最後の蔵前!」…を『自身が選ぶベストバウト』に推していた気がします<同世代の方にとってこの試合、そしてこの会場は非常に思い入れ深いものである事は間違いないですね。

>スパさん

こちらこそ、本当にありがとうございます!!

無限大記念日を経て、新日派から旧UWF派に鞍替えしてましたが、この試合を見て「ああ、猪木もできるんだ」と<ああ、そう思うとスパさんってUに関しても偉大な先輩ですね。
私も近い話では、新生Uにどっぷり浸かった時期に8.8で感動させられたという事がありました。
でも、あの場合は猪木のせつなさが先立っていました。

桜井、小鉄、古館の「いいタックルですね~」三重奏<特に記事にしました様に小鉄さんの言い方が重く感じました。

スタンディング・クラッチは旧UWFでは、ステップ・オーバー・レッグ・ストレッチと呼ばれてました<佐山がやったんでしたっけ?
その辺は雑誌での情報なので、記憶があいまいです。

あと…楽しんで下さいね。

>流星仮面二世さん

ああこれ蔵前最後のときだったんですねぇ<両国国技館になって、もう30年近いですからね。こういった名会場を覚えてる方はどんどん少なくなってしまいますね。

スタンディング・クラッチ、ボクは立ちエビ固めなんて名前で憶えてました<そうでした。
実はこの技の名前ちょっと忘れかけてて、自信なかったんですよ。間違って、指摘受けたらどうしようかと思っていました(笑)。

確かアンドレが猪木に、IWGPのときだかに両足バージョンでやりましたよねぇ<さすが流星さん!!
そういやあの試合のアンドレ、ショルダークローとか実に手堅く闘っていましたよね。
貴重な試合内容だったと思います。

続き、楽しみにしています<最後までおつき合い頂ければ幸いです。
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Author:紫レガ 
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