別れの前の記憶(2003)

ちょっと古いVHSを整理していたら、

懐かしい試合が出てきました。

私が逆ブログを開設する前、

プロレスから心が離れる直前に、

生観戦した試合です(参照:逆ブログ以前、みてきたもの)。
月寒グリーンドーム

懐かしいなぁ“平成のテロリスト”村上和成
平成のテロリスト、村上和成

対戦するのはクネっても滾ってもいない、

若き日の中邑真輔
若き日の中邑真輔

新日初のケージマッチ高山vs蝶野の、

アンダーカードとして組まれた試合。

2003年7.21 月寒グリーンドーム

中邑真輔vs村上和成
を振り返りましょう。
中邑真輔vs村上和成

村上といえばゴングと同時に、

パンチラッシュをかけるこのスタイル。
ゴングと同時にラッシュから、

シメはもちろん、
出ました、

このフットスタンプ!!
踏み付け!!

対する中邑はこの眼です。
立ち上がる中邑のこの眼

当時、携帯サイトで交流のあった、

生粋の猪木信者、ALEXさんがよく、

この中邑の眼を絶賛していましたが、

狂気が宿った今の中邑とは一味違う、

魅力的な眼光ですよね。

ガンガンとエルボーで前に出て、

村上をコーナーに追いやってから、
エルボー連打から、

スナップを効かせた張り手一発で、

ダウンを奪います。
張り手でダウンを奪うと、

今度は立ち上がる村上がこの眼。
今度は村上のこの眼

平成新日本の中で異分子として、

不思議な魅力を持っていた村上ですが、

現在の新日本では彼の様な選手がいる必要はないのでしょうね。

ここから距離を置いて、

数秒間、互いに入っていけない場面がありますが、
互いに入っていけない数秒間、

こういう“間”もプロレスのわびさびでではないでしょうか。

中邑、当時の武器はタックルです。
中邑の低いタックル、

腕に覚えのある村上は切っていきます。
切る村上、

それでも中邑は、
何度も、

何発も何発も愚直なまでに、
何度もタックルし、

タックルを繰り返して意地のテイクダウン。
テイクダウンに持ち込むも、

寝れば村上に一日の長か、

足間の取り合いから、
足関の取り合いから、

ガッチリと肩固め。
村上の肩固め、

さらに上から中邑を押さえ込んで、

腕を極めにいきます。
さらに腕を取る村上、

最初のエスケープは中邑。
最初のエスケープは中邑

離れれば、やはりタックル。
もう一丁タックルで、

今度は完璧なテイクダウンを奪いますが、
テイクダウン奪うが、

ポジショニングは村上有利。
上になったのは村上、

ちょっとした回転体から、
村上がグラウンドでは優位、

ガードポジションになったところで、

中邑が側転パスガードへ。
中邑の側転パスガード、

こういう動きが自然に出てくる事が、

中邑の魅力でもありました。

アンクルホールドでエスケープを奪い返して、
アンクルでエスケープ奪い返す中邑

立ち技では完璧なタックル。
再三タックルでテイクダウン、

当時、レスリング技術においては、

揺るぎない自信を持っていたのが窺えます。

ただグラウンドコントロールは村上が上、

もう一度、肩固めに極めていきますが、
再び村上の肩固め、

中邑は脱出する術も持っています。

抜けるとガードポジションから、
抜けてガードポジションの中邑、

隙を見て、下からの三角締めをガッチリ極めると、
下からの三角で、

村上必死にエスケープ。
村上エスケープ

チャンスと見た中邑は、

ロープのリバウンドを使ったフロント・スープレックス。
ロープを利したフロント・スープレックス

村上はここで打撃解禁。

ミドルキックを放ちますが、

中邑はこれをキャッチして、
ミドルキックをキャッチして、

当時よく見せていた高角度のパワーボム。
高角度パワーボム

長身を利した効果的な技でした。

バックに回っての、
バックに回って、

ジャーマンスープレックスホールドはカウント2。
ジャーマンはカウント2

エプロンでは魔界倶楽部の星野総裁が檄を飛ばします。

中邑はロープに詰めてのエルボー連打から、
エルボーでロープ際に詰め、

ボマイェが生まれる遥か以前の、

ニーリフトを2発入れ、
ニーリフトから、

リングの中央へ移動してきたその時…、
リング中央へ移動した時…、

村上の体が宙に浮き上がると、
村上の、

飛びつき腕十字固め!!
飛びつき逆十字で、

極まった瞬間に中邑即タップアウト。
中邑タップアウト

当時何の変哲もない、

新日本隊vs魔界倶楽部のカード。

試合内容も取り立てて騒ぐ様なものでもありません。

当時、既に一時期の熱さを失いつつあった私は、

惰性で会場にいた部分もあり、

静かにメインを待っていただけの観戦でした。

よって試合内容は全く覚えていなかったのですが、

この後のシーンだけは印象に残っています。



右肘をアイシングしながら悔しそうに立ち尽くす中邑に、

村上は歩み寄って右手を差し出します。
差し出す手に応えない中邑に、

これだけでも当時、

完全なヒールの立場にある村上としては異例なのですが、

当然(?)それに応えない中邑に、

村上は労う様に背中を叩くんですよ。
村上は労いのゼスチャー

一瞬、中邑も「え?」という表情に見えましたが、

村上も一瞬だけ「そういうんじゃねーよ」みたいな顔した(様に見えた)んです。

いや、それだけの事なんですけどね。



あと5日でサミットです。

こういう話で盛り上がりましょうね。

参加希望の方、待ってます!!

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tag : 中邑真輔 村上和成

comment

Secret

No title

真輔 若いですね~
顔もまだ(笑) かわいいや。
童顔だからね~
今で やっと年相応ですもんね~

このころか どうかは わからないですが
入場のとき リングの下で かっこいい合掌をしてたよね。
あれ もいっかい やってくれないかなぁ~・・・
DVD-BOX には ちゃんと残ってるので 暇なとき
観てます。

闘魂ショップに新商品でてました。
真輔のは 買う気にはならなかったのですが。
こんどはレインメーカーの 『おかだ かずしば』 Tシャツでました・・・。
でも たなしば のほうが かわいい 。から 買いません(笑)
てんこじ の ガチャピン&ムックを みたら
んーーー だれをターゲットにしてるんやろ?って おもぅ・・・
てんこじファンは 買うんだろうか・・?

てなこと くらいしか お話しできませんが・・・
よろしく お願いいたします。

>ケロさん

顔もまだ(笑)かわいいや<どっちかっていうと元々甘いマスクですよね。
いまだに私はヒゲない方がいいと思うんだけどなぁ。

入場のときリングの下でかっこいい合掌をしてた<あれ宗教的なアレでしたっけ?
全然タイプ違うんですけど、破壊王のもかっこよかったです。

レインメーカーの『おかだかずしば』Tシャツ<コラボ展開していってますねぇ。

てんこじのガチャピン&ムックをみたら…だれをターゲットにしてるんやろ?っておもぅ<もうここまでいったら野上アナドラえもんコラボグッズも出て不思議じゃないでしょうね。

私もBKっちもどっちかというと、今の新日には疎い部分ありますんで、ぜひケロさんレクチャーして下さい。

No title

かなりお久しぶりにコメントさせていただきます!

これくらい若いころの中邑と村上の試合ってのは
MMAファンサイドからするとこれは面白い組み合わせで
写真みているだけで独特のたぎる感じありました 笑

二人とも日本のMMAチームの老舗、
和術慧舟會と関係しており、
しかもまだ中邑はデビューから日が浅いし
村上はUFO格闘プロレス路線なので
互いに作品を仕上げるような立ち合いというよりかは
バックボーンが強く表れている面白味を感じます。

最後テロリストっつうイメージの村上が背中を労るように叩いたってのも
ある意味では和術慧舟會の後輩であるからかもしれないし、
やっぱ当時のプロレスと格闘技の国境をまたぐ
位置にいたもの同士だったゆえの関係など想像してしまいますね。

No title

私は、中邑は見た目はイグナショフとやる前の長髪時代が好きでした。
正直、弱点とも言える花が隠れるのが良いと思っていましたが。

この時代は「格闘技をやりたいのか、プロレスをやりたいのか」という言われ方をしていましたね。
私は「うるせえな、どっちも格闘技だよ」とか思っていましたが、中邑にアンチが多かったのもこの時代があったからなのかなぁ…なんて。

村上が最後に握手をしにいったのは、新日本プロレスの中にオアシスを見つけたからなのか・・・(懐かしい表現ですが)
そんな村上がノアに上がった際に三沢に簡単にいなされたまんま負けてしまったのを見た時は、少々複雑でした。

>887さん

お久しぶりです。

これくらい若いころの中邑と村上の試合ってのはMMAファンサイドからするとこれは面白い組み合わせ<日本におけるプロレスラーのMMAという部分では、両者とも一つの爪跡を残していますからね。
村上はPRIDEという日本MMAのメジャーシーン一発目の人物、中邑に関してはこの後にIWGPというあっちの世界では何の意味もない代紋を持ってわざわざ戦に臨んでいった、という。

二人とも日本のMMAチームの老舗、和術慧舟會と関係しており…互いに作品を仕上げるような立ち合いというよりかはバックボーンが強く表れている面白味を感じます<そういやそうでしたね。
ただ試合からは中邑が意識的にレスリング一本で挑んでる様に見えますね。

村上が背中を労るように叩いたってのもある意味では和術慧舟會の後輩であるからかもしれないし、やっぱ当時のプロレスと格闘技の国境をまたぐ 位置にいたもの同士だったゆえの関係など想像してしまいます<887さん、そういう表現本当にうまいんですよね。羨ましいです。
中邑の大学時代を思えば、おそらく何度かはスパーで肌合わせているでしょうし、二人の中だけの何かがあったのかも知れませんね。

>ナリさん

イグナショフとやる前の長髪時代が好きでした…鼻が隠れるのが良いと思っていました<天山から取った頃ですね。
あそこから大晦日にバッサリ切り落として出陣したのもリアリティあって良かったです。

私は「うるせえな、どっちも格闘技だよ」とか思っていましたが、中邑にアンチが多かったのもこの時代があったからなのかなぁ…なんて<確かにいわゆる大多数が思ってるプロレスはやっていないんですよね。技はほぼ総合のものですし。
逆に言えばそれこそが若き中邑のプロレスリングだったんですよね。

村上が最後に握手をしにいったのは、新日本プロレスの中にオアシスを見つけたからなのか・・・<「無人島だと思ってたら…」ってやつですね。
村上が思い描くプロレスも体現出来たという事でしょうか。

そんな村上がノアに上がった際に三沢に簡単にいなされたまんま負けてしまったのを見た時は、少々複雑でした<私なりの解釈で書くと、そこが三沢の強さだったと思うんですよね。
MMAの技術論とかケンカ度胸とか超えた位置でプロレスをやっていた数少ないレスラーだったと思いますよ。

村上と言えば、前クールのドラマ斎藤さん2に出てましたね。
ゴミ出しのルールを守らない不良役でほんのチョイ役でしたがすぐわかりした。

この時代の新日本…というかプロレス、まるっきりわからないですな…。

>BKっち

村上と言えば、前クールのドラマ斎藤さん2に出てましたね<へぇ~、今そういう仕事してるんですね。
ZERO1かどっかで頭部負傷して一線を退いてしまった記憶があるのですが、ドラマの悪役ならハマリ役でしょうね。

この時代の新日本…というかプロレス、まるっきりわからない<当日は改めて復習しましょう(笑)。

お気をつけてご帰還下さい!!

No title

懐かしいなあ。この頃は魔界倶楽部と変にK-1やPRIDEなどを意識してた頃だったな。辟易しながらも見てましたな。

確かこの試合の前に一度両者対戦して、村上選手が勝利したのですよね。
しかし数ヵ月後にはIWGP王者に成るからな・・・プロレスとは解らない物です。

中邑選手の使ってた高角度パワーボムは「おからボム」と言う名前でしたね。いま考えると凄い名前。「玄米ドライバー」と言う未公開技もありましたけどね。当時の中邑選手は色々な技を編み出してましたな。

村上選手は強い相手と弱い相手がはっきりしてますからな。ノアの丸藤選手を流血に追い込んで勝利したから。
でもリングに上がるとアレですが、降りると礼儀正しいし。
今、村上選手は半年前に膝を痛め休業中。
去年の天龍プロジェクトの興行で嵐選手とのシングルマッチで熱くなって、腰を痛めリングサイドで試合を観てた天龍さんにパンチ喰らわしてKOさせたな。

斉藤さん2に出てたと言う書き込みが有りましたが、村上選手は少し前に朝の連ドラ「梅ちゃん先生」にも出てました。
ガタイが良く強面だが梅ちゃん先生に「注射しましょ」と言われ急に弱気に成る患者役。
後、お菓子か飲み物のCMでの教師役。(ほんの一瞬だけ)
最近はそっち方面のイメージ。

今の新日本は本隊とケイオスだけかと思いきや鈴木みのる率いるインディーのジュニアと元WWEの寄せ集めの「鈴木軍」や新日本育ちの外国人選手を中心とした何かにつけて試合に介入したがる「バレットクラブ」と色々あって、訳が解らず、10年前とは違う辟易感。


>通り菅井さん

この頃は魔界倶楽部と変にK-1やPRIDEなどを意識してた頃だった<いわゆる暗黒期ですね。意識が違う方向を向いていて、むしろプロレスよりもK-1などの二番煎じに力を注いでいたのかも知れません。

この試合の前に一度両者対戦して、村上選手が勝利<中邑に格がなかった時代ですよね。
でも村上の格というにも不思議とはっきりしていなかったですね。

高角度パワーボムは「おからボム」と言う名前でしたね。いま考えると凄い名前。「玄米ドライバー」と言う未公開技もありました<思い出した。
今の盟友である矢野辺りからは後々、「中邑玄米」とか呼ばれていましたね。

村上選手は強い相手と弱い相手がはっきりしてますからな。ノアの丸藤選手を流血に追い込んで勝利したから<本当に不思議な格を持ってる選手ですね。

半年前に膝を痛め休業中<スタイル的にケガは避けられないでしょうけど、致命傷は負わないでもらいたいです。

朝の連ドラ「梅ちゃん先生」にも出てました<もはやそっちが本業でしょうか。

今の新日本は…10年前とは違う辟易感<そういったかたもいらっしゃるでしょうね。
全ての方のベストタイムってなかなかむずかしいでしょうけど、それも新日ゆえの宿命と言うか。

No title

鋭い描写が非常に面白いし、楽しませて頂いております。
益々のご多幸とご盛栄を御祈念申し上げます。

>それでも佐竹が好きさん

初めまして。
ご丁寧なコメントをありがとうございます。

今後とも宜しくお願い致します。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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