至高のプロレスリング~episode・Ⅶ~(1975)

さぁラストスパート!!

~episode・Ⅵ~からの続きです。

場外へ大きく吹っ飛んで、

インタバルを取ったビル・ロビンソン
インタバルを取るロビンソン

ここから目に見えて動きが落ちてしまいます。

カウント17でリングに戻ると待ち構えていたアントニオ猪木は、

得意のブレーンバスター、
上がり際、猪木のブレーンバスター

カバーに行きますがカウントは2。

さらに大きなモーションで投げを放つと、

ロビンソンは肩口から危険な角度で落下。
腰投げは危険な角度で落下

さらにバックドロップからカバーに行きますが、
猪木のバックドロップ

ロビンソンの右足がロープにかかります。
フォールはニアロープ

ロングマッチの末、一本先取したロビンソンの、

精神的なゆとりと、

対する猪木の焦り。

かくもスリリングな二本目の模様をお送りしましょう。

一気に攻め込みたい猪木はダブルアーム狙い、

これはロビンソン、ロープへ。
逆ダブルアーム狙いは不発

休まずケンカ殺法から、
コーナーに詰めてのケンカ殺法

出ましたスライディング・レッグシザース(参照:猪木流ローシングルとは何か?)で寝かせて、
カウンターの猪木流ローシングル

ボー・アンド・アローは完璧な形で極まります。

当時の猪木の足腰の強さは超人的ですよね。
ボーアンドアロー

ロビンソンもその柔軟性で脱出しますが、

完全な猪木ペースとなってきました。
やっと猪木ペースになってきた

猪木はもう一度ダブルアームの体勢に入り、

揺さぶりを掛けておいてから、
もう一回、逆ダブルアーム狙い、

一気に担ぎ上げてカナディアン・バックブリーカー。
切り替えてカナダ式背骨折りへ、

試合時間は45分超えて、まだこの体力です。

ロビンソンはすぐに空中で切り崩して着地し、
着地したロビンソンは、

強引に切り返しますが、

これはノーダメージでしょう。
強引にバックブリーカーを狙うが、

猪木はお返しの逆さ押さえ込みです。
猪木が逆さ押さえ込みに返す

ロープに救われたロビンソンですが、

しばらくコーナーから動きません。
ロビンソンの表情が曇る

レッドシューズ・ズーガンレフェリーのダウンカウント9でやっと立ち上がりますが、

今度は猪木陣営のコーナーのもたれて休みます。
膝をかばうロビンソン

実はロビンソン…この一戦のちょうど1週間前、

12.4 大阪府立体育会館での、

ストロング小林戦で大変な事態に見舞われていました。

 新日本プロレス30周年「非公式ガイド」 より

ロビンソン
「あの試合で私は右ヒザを脱臼してしまい、翌日の朝まで歩けない状態になった。猪木との試合は、試合前に太い注射を3本も打って出場したが、その後遺症は大きすぎた。レスラー寿命を縮めてしまったという点で、小林との試合は悔やんでも悔やみきれない試合として思い出に残っている」


痛み止めの効果も徐々に切れてきた事でしょう。

攻めあぐむ猪木に対し、

ロビンソンから仕掛けていきます。

ボディブロー風エルボーから、
ボディブローから、

強烈なエルボースマッシュ2連打、
強烈なエルボースマッシュを挟んで、

そして5度目のトライにして遂に、
5度目の仕掛けにして、

“人間風車”ダブルアーム・スープレックス炸裂!!
人間風車炸裂!!

しかし猪木の足はロープに。
しかし足がロープへ

ロビンソンはヘッドロックからグラウンドに持ち込み、

袈裟固めに入りますが、

猪木も下から顔面シゴキで応戦。
ロビンソンの袈裟固めを顔面シゴキで返さんとする猪木、

少しずつ起き上がって、

猪木はバックドロップを狙いますが、

ロビンソン巧みな体重移動でディフェンス。
バックドロップ狙いは腰を落とす、

腰が上がるとスタンスを変えてディフェンス。
さらにはスタンスをスイッチしてディフェンス

こんな小さな攻防もいちいち頷いて観ちゃいますね。

これがロビンソンの常々言う、「レスリングはフィジカルチェス」というやつでしょう。

ヘッドロックを解くと、

ハイアングルのボディスラムから、
ハイアングルのボディスラムから、

フォールを挟んで再びダブルアーム狙い、

これも猪木はディフェンス。
再びのダブルアーム狙いは猪木防御

ロビンソンは有効なエルボースマッシュの2連打。
エルボースマッシュは強烈

猪木は組み付いてのコブラツイスト狙いにいきますが、

ここはロープブレイク。
ロープ際でコブラツイストに行く

残り時間も10分を切りました。

猪木の表情にも苛立ちの色が出てきました。
「カマン!」

手を合わせてから小内掛けに行き、
小内刈りからの、

片足タックルに入りますが、これもロビンソンは切り、
片足タックルもかわされ、

逆に足を取って、
ロビンソンが逆に足を取ると、

レスリングテクニックの差を思い知れ、と言わんばかりに、

肩口まで猪木の左足を担ぎます。
猪木のバランスを崩しにかかる

ことレッグダイブ系タックルに関しては、

ロビンソンに一切の受けはありませんね。

ここから一転して首固めに行きますがニアロープ。
スモールパッケージはロープブレイク

コブラツイストの掛け合いは互いに譲らず。
コブラツイストの掛け合いはイーブン

この辺からロビンソンに時間稼ぎ的な動きが目立ってきます。

苛立つ猪木は「カマン!」と挑発。
「カマーン!」

焦りから不用意なフロント・ヘッドロックに行った瞬間、
猪木のフロントネックロック、

ロビンソンはすんなりバックに回ると、
ロビンソンはバックに回ると、

ノーモーションのジャーマン!!
ノーモーションのジャーマン!!

猪木の首が直角に折れ曲がります!!
猪木の首が直角に曲がる!!

これ私らの世代では、

のちの96年1.4、ベイダー戦を思い起こす角度です!!

カウント2で何とかキックアウトする猪木。
何とかキックアウト!!

ロビンソンは何度も何度もフォールに行きますが、

必死に猪木は肩を上げます。
執拗にカバーに入るロビンソン

並のレスラーなら首に致命傷を負ってしまう角度なのですが、

この後、猪木は驚異的な動きを見せます。

さらに~episode・Ⅷ~へ続けましょう。

関連記事
スポンサーサイト

tag : アントニオ猪木 ビル・ロビンソン NWF世界ヘビー

comment

Secret

No title

この辺からロビンソンに時間稼ぎ的な動きが目立ってきます。


< これこれ!
これなんです。
私がこの試合を見た時に大きく驚いた3つのポイント「逆さ押さえ込み、時間稼ぎ、2本目終了時のお客さんの反応」の1つです。
柔道や、ボクシングの終盤ではよく見られる動きですが、こういう動きってプロレスでは見たことないです。

素直に組まない事へのざわめきと野次。
この辺りが、素直に勝負という部分の緊張感を感じます。

前にドラゲーで同じことを見たことありますが完全に時間稼ぎをパロディ化した動きだったので、緊張感はなかったです(苦笑)
しかし、痛み止め3本打っていたとは思えないくらいの動きですね。

>ナリさん

柔道や、ボクシングの終盤ではよく見られる動きですが、こういう動きってプロレスでは見たことないです<あとは膝の状態も関係してるかも知れないです。
でも手招きとか表情とかを見る限り、これも一流の駆け引きなんでしょうね。

前にドラゲーで同じことを見たことありますが完全に時間稼ぎをパロディ化した動きだったので、緊張感はなかったです<過去の名場面をパロディでしか表現出来ないのが寂しい現状でしょうね。
ただいたずらに大技連発するプロレスよりはマシかも知れません。

痛み止め3本打っていたとは思えないくらいの動き<いや凄いですよ、本当。
記事中のジャーマンなんてヘタ打ったら再度、膝抜けますよね。

No title

そうなんだ、ロビンソンはS小林と闘ったんだ。知らなかった。
ワンハンドを決めたときはまだ痛み止めは効いてたと。

しかしこのジャーマンは危ない角度だな。

>通り菅井さん

ロビンソンはS小林と闘ったんだ。知らなかった<ちょうど一週前のテレビ収録の大阪ですね。
道立図書館で調べると当時の雑誌がほとんどなく、新聞のラテ欄でも小林戦がオンエアされたかどうか不明なんですよね。

しかしこのジャーマンは危ない角度<ベイダー戦もたいがいでしたが、あの時はベイダーがセーブして「ガンバッテー」を始めましたからね。ロビンソンの場合は矢継ぎ早に攻め込んでいますから。
それでもこの後の猪木…凄いですよ。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード