至高のプロレスリング~episode・Ⅵ~(1975)

~episode・Ⅴ~からの続きです。

ロープブレイクの際、ビル・ロビンソンのテンプルにエルボーを入れ、

試合展開の変化を狙うアントニオ猪木
闘志は萎えていません、この眼光

36分も経過しようかという時間帯で、

いよいよ大技の攻防が始まります。

ガッチリ極まった猪木のコブラツイスト。
ここでコブラツイスト、

一分ほど耐えたロビンソンは、

猪木の足のフックを外し脱出。
ロビンソンはこれも脱出

3度目のダブルアーム狙いに行きますが、

猪木はまたもロープへ。
ダブルアームはまたも不発

一転してのツームストン・ドライバーは猪木脳天直撃。
ならばツームストンドライバー

フォールに入りますが猪木の足がロープに。

反撃のボディスラムは、

ロビンソンが腰を落としてディフェンス。
猪木のボディスラムは食わない

そしてロビンソン4度目のダブルアームも不発です。
ダブルアームも絶対に食うまい

互いに安易に入らせない攻防は、

ここから目まぐるしく攻守が入れ替わります。

手四つから、
手四つから、

片手を切って捻りつつ巧みにテイクダウン。
片手を切って捻りながら、

ダイナミックなレッグブリーカーから、
テイクダウン、そしてレッグブリーカー

再度、高速の片足タックルでテイクダウン。
速いタックル

一度ブレイクを挟んでから足をフックしつつ、

猪木の首、右腕を極めに行く。
複合技から、

私はこういった“複合技”こそが、

プロレスリングの高等技術だと思うんですよね。

柔術やコマンドサンボのそれとは違う、

魅せる事をも意識したプロの技術。

ロビンソンはさらにフルネルソンへ移行しますが、
フルネルソンへの移行を猪木は振り切って、

猪木はクラッチを切ると足を取り、
猪木のボストンクラブを柔軟にディフェンスするロビンソン、

序盤戦のお返し、ボストンクラブ。
一度目の完成、

ここからのロビンソンがまた凄いんです。

完全に腰を落とした猪木の体勢を崩して、
なぜ返せる!?

元の形に戻してのチョップ一閃。
手刀で脱出、

ブレイク後の猪木の両足タックルには、
猪木の両足タックルは食わない

コーナーで体勢を入れ替えて、
コーナーから、

対角線へ振りますが、
対角線に振るロビンソン、

これは猪木が切り返して、

ロビンソンがコーナーポストへ激突。
猪木が切り返してロビンソンコーナーポスト直撃

大きく吹っ飛ぶロビンソンに会場は沸き上がります。

一気に行きたい猪木、

ロープに振ってのショルダースルーから、
ショルダースルー、

ボディスラムを今度は成功させて、
ボディスラムと腰に集中攻撃して、

もう一度ボストンクラブへ。
もう一度ボストンクラブ、

がっちり絞り上げますが、

またもロビンソンは返します。
また返す、

さらに脚力で猪木を投げ飛ばし、
下半身で投げる、

執拗にボストンクラブを狙う猪木に、
それでもボストンクラブに行く猪木、

頭を軸にターンすると、
これは…、

出た!! フジワラシザース!!
フジワラシザース!!

逆エビの返しだけで、

いったい幾つのパターンを持っているんだ!?

などと思っている間に、

猪木の両足タックルを受け止めたロビンソンは、
タックルに行った猪木を捕え、

マッハのスピードで切り返して、
マッハの速さで、

逆さ押さえ込みでカウント3つ!!
逆さ押さえ込みカウント3つ!!

まさしく電光石火!!

40分超えの死闘はロビンソンが一本先取。
長い長い一本目を奪取したロビンソン

茫然と立ち尽くす猪木。
猪木はしばし呆然



しかしすぐに二本目は始まります。

当時の参謀格の一人、山本小鉄さんからの一声を受けて、

ゴングは鳴らされました。
セコンドの小鉄さんから一声

気持ちの切り換えが出来ていないか、

やや後退気味の猪木。
2本目開始

手四つからロビンソンは猪木の右膝を蹴って、
ロビンソンの関節蹴りから、

速攻の逆さ押さえ込み!!
再度の逆さ押さえ込み

これは猪木必死にキックアウトします。

ロックアップからロビンソンは、

立った状態でピローアームロック風の極め技。
スタンディングのピローアームロック、

これを猪木は一本背負いで返して、
一本背負いで返す、

コーナー際に行きますが、

ここでも一瞬の隙を突いて、

ロビンソンはタックル敢行。
離れ際ロビンソンのタックル

猪木も低いタックルに行きますが、
猪木もタックルに行くが、

これまでも潰してしまうロビンソン!!
やはり潰してしまう

バックに回ってのハンマーロックを、

猪木はバックエルボーで返すと、
ハンマーロックに来たロビンソンにエルボー、

大きく吹っ飛んだロビンソンは場外転落。
場外へ吹っ飛ぶ

インタバルを取ろうというところでしょうか、

猪木も深追いしません。
インタバルを取るロビンソン

トータルの試合時間も45分になろうとしていますが、

~episode・Ⅶ~へ続けましょう。

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tag : アントニオ猪木 ビル・ロビンソン NWF世界ヘビー

comment

Secret

こんばんは。

レガさんは、記事では触れていませんが、宮戸が鈴木から胴締めスリーパーにきた足首を自分の足で締めて極め勝った試合がありました。Uの前田対藤原がメインの大阪だったかな。その技、ロビンソンも、この試合で出しています。その当時の週プロでは鈴木が定石を忘れていて不覚を取ったみたいな書かれ方をしていましたが。私も、格闘技道場に通っていた頃、柔術スパーで試しに、この切り返し技を使ってみたら、結構な感じで痛がられました。またセコンドに初期ヴァーリトゥーダーのイワン・ゴメスを見つけたので彼の感想を知りたいと思いました。

>aliveさん

おはようございます。

宮戸が鈴木から胴締めスリーパーにきた足首を自分の足で締めて極め勝った試合がありました<あ、ありましたね。鈴木のサブミッションがまだ未熟だった頃でしょうね。
この切り返し技、新日~U系でしか見られませんよね。
印象深いのは藤波vs猪木の8.8フルタイム、前田vs田村のリングスでの最初の試合もありました。

柔術スパーで試しに、この切り返し技を使ってみたら、結構な感じで痛がられました<裸足で極めるって難しいでしょうね。
aliveさん、そちらの目線からもご指摘お願いします。

イワン・ゴメスを見つけたので彼の感想を知りたい<どう思ったんでしょうね。ゴメスの場合は、ロビンソンを「俺なら勝てるか、勝てないか」目線で見てた事でしょうね。

No title

マッハのスピードで・・・ここの場面が私が見ていて1番驚いたところです。
タックルをがぶって、逆さ押さえ込み?!みたいな。
その場面を何度もスローで見返しました。
でも、本当に動きが早くて何度も
「ん?んん?」
みたいな。

マッハの速さ!は日本テレビの倉持さんがよく使っていたイメージがあるのですが、「馬場にしては早い」っていうイメージが強くて
「そこまで早くないよ」
と子供ながらも気にはなっていました(苦笑)

しかし、こうやって見てるといわゆる『技』というものが本当に少ない気がします。
だからと言って”間”で持たせるでもなく。
レスリングだけでこの長丁場の試合をやるってのはすごいことです。

>ナリさん

タックルをがぶって、逆さ押さえ込み?!みたいな<この逆さ押さえ込み…通常の真後ろに転がす型ではなく、がぶってからそのまま側面に転がしていますからね。
しかも押さえてる時の画像を見るとロビンソンの首が横に折れる程、隙間なく固めているんですよね。いちいち緻密ですよね。

マッハの速さ!…「馬場にしては早い」っていうイメージが強くて「そこまで早くないよ」と<(笑)ただただ笑いました。
あとスーパースター列伝のブロディの章で「腕なんかマッチ棒の様に見えたが、いざリングで向かい合うと太い」とか、「いや細いでしょ」って。

いわゆる『技』というものが本当に少ない気がします…レスリングだけでこの長丁場の試合をやるってのはすごいこと<ロープワークも極端に少ないし、とにかく互いに技を防御するんですよね。
プロレスというものを改めて考えさせられる試合内容です。

No title

映像で見たけど、ロビンソンの逆さ押さえ込みを決めたとき、解説の櫻井さんが「あっ!」と驚いたような。余りにもの電光石火で。
猪木さんも逆さ押さえ込みを得意としてただけに。

>通り菅井さん

解説の櫻井さんが「あっ!」と驚いたような<ナリさんへのコメ返でも書きましたが、ちょっと他にない押さえ込み方ですよね。
絶対と言っても御幣がないくらい返せない形です。

この逆さ押さえこみ!

この画像ではわかりませんが、当時のゴング誌の写真に写っていたこと。
ロビンソンは猪木の左腕をハンマーにひねって動けなくしています。
そして、猪木の右肩に重心が乗るようにしたんじゃないかな(こちらは曖昧な記憶)
これじゃ逃げられない、と感心しました。

>SisLANDさん

ロビンソンは猪木の左腕をハンマーにひねって動けなくしています<ご指摘通り捻っていますね。通常(?)の逆さ押さえ込みとは押さえる角度も違います。

猪木の右肩に重心が乗るようにしたんじゃないかな<ハンマースローひとつとっても理詰めのロビンソンですから、あの速度で逆さ押さえ込みを決めるのも、テコを使ってるんでしょうか。

これじゃ逃げられない、と感心<説得力とか言葉を超えた凄さがありますね。
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