至高のプロレスリング~episode・Ⅳ~(1975)

~episode・Ⅲ~からの続きです。

再び手四つの力比べから、
再び手四つから、

グラウンドに移行すると、

ビル・ロビンソンは両脇に足を差し入れて、
ロビンソンの、

エビ固めに行きますが、

カウントは2。
クラッチホールド、

さらにガッチリ固めるも、
もう一丁

アントニオ猪木はカウント2で返して、

体を入れ替えると、
猪木リバースして切り返すと、

トウホールドで動きを止めて、

STF(原型)狙い!?
原型STF狙い?

試合も序盤から中盤にかけて、

多種多彩なテクニックが切れ間なく飛び出します。

右膝を深くフックされたロビンソンはすぐに反転し、

フックが外れると、すぐに低いタックルでテイクダウン。
ブレイクと同時にタックル

ロビンソンが足を取り返すところで、

ニアロープによりブレイクがかかります。
足を取るがニアロープ

離れ際、猪木が放ったエルボーに対し、

ロビンソンも顔面への張り手。

一瞬面食らった猪木はこの表情から、
離れ際の張り手に猪木面食らう、

すぐに起き上がって表情が一変。
この野郎!

するとロビンソンも一瞬だけ、

ボクシングの構えを見せます。
ロビンソンもボクシングの構え

この辺り、単なるテクニシャンではないという、

ロビンソンの本質が窺えますよね。

改めてロックアップしますが、
ロックアップから、

ロープ際まで押し込み合いブレイク。

離れる際に胸を小突いた猪木に対し、
ブレイク際、胸を小突く猪木、

ロビンソンもより強く小突き返します。
ロビンソンも小突き返す、

心理戦では猪木有利でしょうか。

もう一度同じ流れになった後、

猪木がエルボーを打つと、
猪木のエルボー、

ロビンソンも同じくエルボー。
ロビンソンもエルボー、

もう一発狙った猪木に、
猪木の2発目はかわして、

ロビンソンはかわして胴を抱えると、

場外へのスロイダー。
場外へスロイダー

両者共に大きなダメージを負いましたか?
両者ともしたたかに頭部を打ったか?

しかしこの試合に場外戦はありません。

猪木、ロビンソンの順でカムバックすると、
猪木、ロビンソンの順でリングへ戻る

試合時間12分で初めてのロープワーク。
この試合初めてのロープワークは、

カウンターのコブラツイストを狙った猪木ですが、
猪木コブラツイストに行くが、

これをかわしたロビンソンがバランスを崩して転倒。
バランス崩してロビンソン転倒

この辺り近年のファンが見れば単純に、

「ロビンソンがキチンシンクの受けと間違っただけ」にしか見えないでしょう。

このシーンをどう受け取るかで、

自分のプロレスを観る角度がわかるかも知れません。

2度目のダブルアーム狙いも猪木は必死にロープへ。
ダブルアーム狙い、猪木必死のディフェンス

ブレイクの離れ際、猪木が片足タックル狙い、
離れ際、猪木のタックル

逆にロビンソンが猪木の体をコントロールして、

丸め込んでいきます。
切り返して上になるのはロビンソン

さらにレフェリーのレッドシューズ・ズーガンへ、

「ブレイクさせろ」と抗議。
猛然とレフェリーに抗議

ここから再び瞬きも出来ない位の攻防が始まります。

ロビンソンの腕固めは、

猪木が後年、大巨人から世界初のギブアップを奪った技です。
ロビンソンの腕固めから、

さらに腕ひしぎ逆十字から、

右足を首に巻きつける複合技。
腕ひしぎ逆十字withフットチョーク、

そこからアームバーへ移行。
さらにアームバー、

一つの技に固執せず仕掛けていく、

これこそ船木誠勝のハイブリッドレスリングじゃないですか。

猪木は勢いよく体を回転して脱出し、
脱出成功

ヘッドロックにいきますが、

すぐヘッドシザースに切り返されます。
しかしロビンソンもヘッドシザースで切り返すと、

ここを天性の柔軟性で返して行くのが猪木の真骨頂、

ブリッジで頭を抜くと、
ブリッジを利して脱出した猪木が、

そのまま足を畳んでリバースのインディアン・デスロック。
リバースインディアンデスロック

何度も後ろ受け身を取って痛ぶっていきます。
何度も受け身を取ると、

ロビンソンかなりのダメージに悶絶。
ロビンソンは苦痛の表情、

何とかロープに逃れたロビンソンに、
何とか逃れたロビンソン

ダメージの残る今度こそは、とフェイントから、
フェイントからの、

片足タックルに行きますが、
猪木のタックルは、

ここでもロビンソンは食いません。
難なく切られる

絶対にタックルだけは取らせまいという意地でしょう。

猪木がヘッドロックに入った瞬間…、
ヘッドロックに行くと、

高々と抱え上げると、

人間風車と並ぶ必殺技のワンハンド・バックブリーカー!!
ロビンソン、必殺技の一つワンハンドバックブリーカー

これは強烈に決まりました。

ロビンソンはカバーに行きますがカウント2、

思わず悔しさが顔に出ます。
カウント2で返され、苦虫を潰したかの様なロビンソンの表情

腰に大ダメージを負った猪木に対し、

ロビンソンは胴タックルからベアハッグ。
ロビンソン胴タックルから、

さらにボストンクラブに入ると、

今度は猪木が苦悶の表情。
両足を掬ってボストンクラブへ、

ここを脚力で脱出する猪木…凄いなぁ。
猪木脚力で跳ね返す

まさにプロのレスリング技術を、

これでもかこれでもか、と見せつけられる思いです。

ここからまたじっくりと、

~episode・Ⅴ~へ続けましょう。

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tag : アントニオ猪木 ビル・ロビンソン NWF世界ヘビー

comment

Secret

No title

この試合を見るまではロビンソンのイメージって「ダブルアームをやってた人としか知らなくて(リアルタイムを知らない)、ヨーロッパ系と聞いて地味って感じを受けてたのですがレスリングを経験して、プロレス・総合を見るようになって、この試合を見るとそのテクニックに驚きました。

永田が初優勝したG1で武藤と公式戦だったかで10分以上レスリングマッチをやってまして。
それを見ても素晴らしいなぁと思いましたが、この試合はまた格別でした。

猪木のコブラツイスト・・・に関しては、昔のプロレスを見るとかなり”技のミス”が多いことに驚きます。
前田が最近の新日本を見て
「間違えないように気を使ってる」
という言い方をしていましたが、昔のチャンバラ役者が芝居の型だけではなく剣道(竹刀ではなく真剣を使ってるという想定でやるもの)をやっていたように、シュートをしっかりやってると”技のミス”というものが「失敗した」に感じないらしいです。

いつだったか忘れましたが、マグナムTOKYOがドラゴンゲートの解説をしていたら、ドラゴンキッドとアルティメットドラゴンの試合でキッドがウラカンラナに行こうとした時にすべって落ちたのですが、実況の人が
「ミスした」
と言ったのを
「あれはアルティメットが技を喰わないように外した」
と言い換えてました。

私はそれを聞いて
「いい角度で試合を語ってるな」
と思いました。
下手なレスラーなら笑ったりしてんじゃないかと感じたりします。

>ナリさん

ヨーロッパ系と聞いて地味って感じを受けてたのですがレスリングを経験して、プロレス・総合を見るようになって、この試合を見るとそのテクニックに驚きました<細かい技術、特に足の使い方なんかは絶妙ですよね。

永田が初優勝したG1で武藤と公式戦だったかで10分以上レスリングマッチ<あぁ、何となく覚えてます。
中西優勝の時もそうですが、武藤の引き出しって凄いなぁと思いました。ただ藤田だけは絡まなかったんですよね…。

前田が最近の新日本を見て「間違えないように気を使ってる」<確かに重要なのは巧さよりも巧さになりつつあるんですよね。

シュートをしっかりやってると”技のミス”というものが「失敗した」に感じない<失敗じゃないんでしょうね、あくまでも。

実況の人が「ミスした」と言ったのを「あれはアルティメットが技を喰わないように外した」と言い換えてました<私も原点は小鉄さんですから、かなり以前の記事に書いた様に「理にかなったプロレスリングの技術論」か「プロレス特有の矛盾に辻褄合わせの屁理屈」と見るかでプロレスとの関り方が変わってくるでしょうね。

No title

ロビンソンのロープ際のスロイダーというのは、妙技と言うか上手さと言うか。

同じ様にドリー・ファンク・ジュニアも上手い訳で。それこそロープ際の裏技で馬場さんが場外に転落して足骨折したからな。丁度、世界最強タッグリーグの時でアンドレと組んで良い所まで行ったのにこれでリタイア。
無ければ優勝も狙えたかもな・・・。

>通り菅井さん

ロビンソンのロープ際のスロイダーというのは、妙技と言うか上手さと言うか<とにかく仕掛けが速いんですよね。
試合中に出て来る全てのスープレックスが一級品です。

同じ様にドリー・ファンク・ジュニアも上手い訳で。それこそロープ際の裏技で馬場さんが場外に転落して足骨折<あれは…アクシデントでしょうね。
普段からよく使う技でしたし、馬場さんもコンディショニング不足でした。
大体、11月下旬(でしたっけ?)の帯広なんて極寒ですしね。

死語

再び手四つから、グラウンドに移行すると、ビル・ロビンソンは両脇に足を差し入れて、エビ固めに行きますが、

私が子供のころは、この技が「スモール・パッケージ・ホールド」でした。和名は「小包固め」ではなく「箱固め」

>SisLANDさん

私が子供のころは、この技が「スモール・パッケージ・ホールド」でした。和名は「小包固め」ではなく「箱固め」<藤波も時たま見せた技ですね。
棚橋あたりなら復活させられると思いますが。
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