桜庭本

先週、書店で購入した桜庭20周年本(参照:偉大なる先達~カクトウログさん9周年)。

BBM社刊行のムックでは猪木50周年本(参照:猪木本)以来となります。

“COMPLETE”、“20TH ANNIVERSARY”と冠がついている以上は、

上下巻に25年ずつ分割された猪木本(参照:読み応えア~リ・ボッマイェ♪媚びない締めくくり22years ago♪飾りじゃないのよロープは、はっは~アントンな週末昭和新日本・黄金のトロイカ)の一冊分…、

いや、確実に猪木の時代よりも資料はあるはずなので、

せめてあの一冊の3分の2くらいの内容と見て購入したのですが…、

やはり現状の週プロ並の作りでした。

カバー写真のチョイス一つとってもねぇ…。
桜庭和志COMPLETE―20TH ANNIVERSARY (B・B MOOK 966)

こういう時につくづく、

「ゴングが残ってたらなぁ」と思っちゃいます。

こういう場合ってやっぱり試合写真だと思うんですよね。
桜庭のフットスタンプ4

ベタでもそれが“ANNIVERSARY”本だと思うんですよ。

内容の方も“COMPLETE”と呼ぶには…、

期待していた宮戸優光安生洋二のインタビューも、

各氏、1ページずつ。

もう少し突っ込んだ話が読みたかったのですが、

あと猪木本の様に縁ある人物には、

最低でも2ページは割いて欲しかったです。

面白かったのは佐藤大輔の話でした。

肝心の桜庭自身の回顧録インタビューでは、

意識的に田村戦の事(参照:赤い月が語った橙色の太陽の話~前編~~後編~)は触れていませんが、

いくつか興味深い話も。

選手としての残り時間を口にしています。

 桜庭和志COMPLETE―20TH ANNIVERSARY より

桜庭
(現役生活はあと)2、3年ですかね。いまはもう、練習していてキツいですもん。20代、30代のころのようなペースで練習すると、終わったあとにガクーンときますから」

「あと5年? できるのなら、やりたいです。ぼくはカラダを動かすのが好きなので」

総合ができるのは、あと2、3年がギリギリだと思うんです。だから、できるだけはやく総合の試合をやりたい。いまは練習でも、諦めるのがはやくなってきてるんです。若いころにあった意地みたいのが薄れてきている」


やはり桜庭にとって新日本のリングは、

終の棲家ではないんですね。

改めてその事が確認出来ました。

だからと言って手を抜くという事は有り得ません。

そこはUインター、宮戸の教えを、

今でも守っている桜庭ですから。

他に「ほぉ」と思った部分は、

オレンジ色との馴れ初めについて。

桜庭
「たまたま垣原(賢人)さんから借りたタイツがオレンジだったんです。垣原さんが『ちょっとタイツの色を変えてみたら? 俺のオレンジを貸してやるから』って。
(略)そのときに垣原さんに『オレンジを履くなら、肌も焼いたほうがいいよ』って言われて少し日焼けもしたんです。そしたら試合後に、オレンジも似合ってるって言われて。あとプロとして考えたとき、『パワーホール』という曲は完全に長州(力)さんのイメージじゃないですか。そういう感じでオレンジを使いつづけたら、自分の色になるかなって」

「最初は『オレンジですか!?』って思ったんですけど、ぼくもイメージを変えようと思って『貸してください』ってお願いしました。そこからずっとオレンジです。
(最初は恥ずかしいと)思いました。でも、似合ってると言われたから、だったらこれでいこうと」


垣原賢人のアドバイスから、

桜庭の代名詞ともいえるオレンジ色のコスチュームが生まれました。
健闘を讃え合う二人

そして私の持論では、

1996年8.17 神宮球場でのシングルバウトにおいて、

“Uの太陽”の立場も引き継いだと思っています(参照:真夏の朝陽と夕陽)。
またもバックに回った桜庭の裸締め

もう一つの桜庭の代名詞、

入場テーマ曲(参照:桜庭が泣いてるぞー!! 桜庭が泣いてるぞー!!…)についても語られています。

桜庭
(Uインター末期の“さくらさくら~ロックバージョン~”は)知り合いが作ってくれたんです。いまのテーマ曲になったのはキングダムのころです。これはまたべつの知り合いから、『SPEED』という映画があるから、その曲を使ってみたらって言われて。ただ、このころはほかにも何人かこの曲を使っていた選手がいたんです。でも、これもオレンジといっしょで、使いつづけたらぼくのテーマになるなと思って。ずっと使いつづけることで自分のものになる。そういう考えからです」


Uインター末期からキングダム初期まで使ってた、

『さくらさくら~ロックバージョン~』はカッコ良かったんですけどね。

でも桜庭といえば完全に『SPEED TK REMIX』ですよね。
SAKU入場@伝説のマシン軍団

どのリングにおいても、

あの曲がかかった瞬間のグルーヴ感といったら…、

他の選手とは一味も二味も違う訳です。

桜庭の使い始め当時は、

PRIDEだと黒澤弘樹もこの曲でしたね。
SAKU入場@高田引退

「ずっと使いつづけることで自分のものになる」

この言葉こそ桜庭のスタイルそのものです。

MMAの試合におけるテイクダウン能力、

とくに高校時代からずっと使い続けているローシングルは、

五輪メダリストや全日本選手権者をも凌駕する、

“世界遺産”とも呼べる技術だと思います。
桜庭のローシングルを、

あと2、3年の間に、

何発のローシングルを見る事が出来るでしょうか?

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tag : 桜庭和志

comment

Secret

No title

私は中3からゴングを買いはじめたものの、当初はゴングも週プロも分かってなかったのでたまに「あれ?」と思うような事が。
当時のお小遣いでは2冊買うのは無理だったので間違って買った方をしっかり見てました。
当時はSWSバッシング真っ盛りだったので、週プロを間違って買った週はわかりやすく洗脳されてました。

19才で働き始めたので両方買い始めましたが、主体はゴングでした。
やっぱり特集本になるとその差は歴然でしたね。
主観の週プロ、記事のゴングと言われてましたがその同人誌感?は好みに合わなかったのかも?
私のイメージでは今回の桜庭本、懐かしい週プロアルバムをイメージしてました(笑)


『SPEED TK REMIX』は全日本プロレスで、ジム・スティール(ウルフ・ホークフィールド)が使っていましたが常にアナログサウンドな入場曲音源だったのがカッコイイとはほど遠かったです。


>ナリさん

私は中3からゴングを買いはじめたものの…当時のお小遣いでは2冊買うのは無理だったので間違って買った方をしっかり見てました<私もそうでしたね。のちにとりあえず立読みして面白そうな方を買う、というスタイルに落ち着きました。

当時はSWSバッシング真っ盛り<私もターザンチルドレンでした。

19才で働き始めたので両方買い始めましたが、主体はゴング<Uインター全盛期は週プロでした。でもなぜか対抗戦くらいからゴングになってるんですよね…なぜだ?

ジム・スティール(ウルフ・ホークフィールド)<懐かしい!!
ストファイのキャラでしたっけ? 鉄拳?
ゲームからの派生キャラといえば、古くは似ても似つかぬスーパーマリオマンですかね?(笑)

No title

ツタヤで 立ち読みしたケロです。

表紙の 名前 だけが みえました。(後ろのほうにあったので)
もちろん 1番手前に 置いてあげましたよ(笑)。1冊しか なかったなぁあ・・・
前は 桜庭嫌いでしたが、ここにきてから と 真輔と対戦してから というもの
ファンの風下の方におります。

そんな~あと2~3年 ですか?
総合なら そうなんでしょうけど・・・
プロレスで終わらせる おつもりは ないんですね・・・

No title

ターザンチルドレン< 影響力は大きかったですね。
当時はミニターザンが多くてプロレスを斜めから見るというか、そういうのが流行りました。
でも、結局大人になるにつれて、素直に見ていた頃が1番楽しかったなぁと感じます。


確か、対抗戦の末期に新日・インター・WARからの取材拒否があったような?
写真は載せないで、記者を観戦させてレポートのみの増刊号(高田vs橋本)を出してましたね。
サベージvs天山を「トイレタイム」とも書いてましたし(苦笑)


ウルフは鉄拳のキャラで、全日本のスポンサーにセガがなった兼ね合い(キャンバスに大きなロゴがありました。)で、ウルフと誰かが全日本を題材にしたゲームにも登場していたと思います。
キャラクターレスラーは他に「これはいいなぁ」と思ったのはNOAHのファン感謝デーでやっていた鈴木鼓太郎の『ケビンマスク』ですね。
OLAPを器用にこなしていて、「続けていけばいいのになぁ」なんて思ってみてました。

ゴングの思い出

ゴングは読んでました。特に週プロが新日本から取材拒否された時は
ゴングにお世話に成りましたな。

ゴングの思い出

すいません、先ほどはうっかりとクリックしてしまい送信してしまい。
良く判らない文になりまして。

ゴングはよく読んでました。週プロと並行として読んでましたが(殆ど立ち読み)、新日・Uインターの対抗戦末期に週プロが取材拒否の時はよく読んでました。

10年以上前か、ゴングの○○周年か○○○号記念かで創刊からその当時までのゴングの内容を載せたムックを読んでたら、「ゴングシスターズ(ガールズ?)のなんでもアタック」と言うコーナーに当時アイドルと活躍して声優に成る直前の日高のり子さんがシスターズの一員として出てました。
声優好きの僕としては気に成って見てみたかったけど、当時はその時のゴングなど無く、諦めてましたが数年後に某古本屋チェーン店で見つけて食い入るように観てました。

ゴングの技本は今でも何冊か持ってますが、ゴングは試合結果の時、決まり技を和名で書いてましたな。中には初見のときに「?」な技も有りましたけど。

ゴングの出版社の日本スポーツ出版社が出したAV女優のヌード写真集を買ったのは今と成っては良い思いで。

ウルフはセガの「バーチャファイター」に出てるキャラで、同社が出した
「全日本プロレス ジャイアントグラム」と言うプロレスゲームに出てます。
ウルフの他にジェフリー(漁師だけどプロレス技を使う)も出てました。
「2」に成ると、両キャラ+影丸と言う忍者キャラも出てました。
2ではバーチャ版のウルフとジム・スティール版のウルフが共演してます。
「3」は全日本のレスラーや往年のレスラーが追加されて出ませんでした。

「鉄拳」だと、キングと言う覆面レスラーが投げコンボを使っている訳ですが、二つほど鈴木みのる選手がモーションキャプチャーを担当してました。投げコンボ名も「ベルウッドスペシャルコンボ」、「カゼスペシャル」と、みのる選手に因んだ名前で。

ゲームから派生したキャラだと、W-1の田中稔選手が新日時代に「ヒート」と言う覆面レスラーをしてたが、アレはゲームボーイのゲームから派生したキャラですね。会見であっさりと中の人公表しちゃうし。いずればれるのは分かるけど・・・。

ゴング!(^^)!

自分、ずーっとゴング派でした(^_^;)
写真も文章も含めて、気に入ってたのになぁ(懐)

桜庭、総合に帰る(?)にしても、
目一杯、プロレス=新日を堪能して欲しいなぁ。

「今の新日」との『発展的融合(≠融和)』を見てみたい。

>ケロさん

もちろん1番手前に置いてあげましたよ(笑)<ありがとうございます(笑)。

前は桜庭嫌いでしたが、ここにきてからと真輔と対戦してから…ファンの風下の方におります<そうですか、それもある意味ブロガー冥利に尽きますよ。
あと、もしお時間があれば、ツタヤでPRIDE時代のDVDなんかもレンタルしてみて下さい。ホイラー戦なんか見れば、勧善懲悪の映画なんか借りるよりも間違いなくカタルシス感じますよ。

あと2~3年ですか?…プロレスで終わらせるおつもりはない<そもそもがプロレスラーなんですけどね。
MMAのリングが彼が思い描くプロレスのリングでしょうからね。

>ナリさん

当時はミニターザンが多くてプロレスを斜めから見るというか、そういうのが流行りました<難しく考える事が美学…みたいになっちゃいましたからね。ただ、あの時代を通過した事で確実にプロレスを考える基礎は出来上がりましたね。

写真は載せないで、記者を観戦させてレポートのみの増刊号<その結果、全日と深い関係性が出来上がったんでしたっけ? きっかけはSWSだったかも知れませんけど。
今思うと、本文だけなんだから紙質落として一冊200円ぐらいで売れば物凄い部数上げたんじゃね? とか思います(笑)。

全日本のスポンサーにセガがなった兼ね合いで、ウルフと誰かが全日本を題材にしたゲームにも登場していたと思います<そういう事でしたか。なる程。

鈴木鼓太郎の『ケビンマスク』<キン肉マンキャラはプロレスにおいて間違いがないですね。
もしマシンが予定通りキン肉マンになってたら…早々とキャラプロレス時代が来ていたか? 逆に早々封印されていたかも知れませんね。

>通り菅井さん

新日・Uインターの対抗戦末期に週プロが取材拒否の時はよく読んでました<多くの人がゴングに鞍替えした時期を支えていた訳ですね。

「ゴングシスターズ(ガールズ?)のなんでもアタック」と言うコーナーに当時アイドルと活躍して声優に成る直前の日高のり子さんがシスターズの一員として出てました<南ちゃんのずっと以前ですよね。その頃、実はゴング買っていました。
確かヤングライオン時代の高田とデート企画とかやってたと思います。

ゴングは試合結果の時、決まり技を和名で書いてました<そうそう、無理矢理なのもありましたね(笑)。

日本スポーツ出版社が出したAV女優のヌード写真集<ゴングの末期の頃かな?

ウルフはセガの「バーチャファイター」に出てるキャラで、同社が出した
「全日本プロレス ジャイアントグラム」と言うプロレスゲームに出てます<より詳しくありがとうございます!!

「鉄拳」…二つほど鈴木みのる選手がモーションキャプチャーを担当<見せる事と対極にいた時代に貴重な仕事していたんですね。KOP王者時代くらいかな?

田中稔選手が新日時代に「ヒート」と言う覆面レスラーをしてたが<あれは人選、ビジュアル、唐突さ、本人のモチベーション…いずれを持っても失敗でしたね。
ライガーのスタート時も怪しい部分ありましたが、結局本人が一番やる気あったのでここまで続いたんだと思います。

>tomoさん

自分、ずーっとゴング派でした<一途ですね。

桜庭、総合に帰る(?)にしても、目一杯、プロレス=新日を堪能して欲しい<確かに。今の、この時代の新日だからこそ、もっと交わって欲しいですね。

以前も書きましたが、ジュニアでやって欲しいんですよ。
飯伏とは組まないで試合して欲しかったです。

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>○○○○さん

そのリミットが来つつあるんですよね。
そんな中でのRIZIN開催、やっぱりタイミングって重要ですね。

スマホ版は…これなら黄色と白も関係なくなるかなぁと思いますが、いかがでしょうか?
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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