FC2ブログ

Pride of instinct.2~男なら死ぬまでやってやる!! 後編~(1987)

さてさて1の続きです。

試合も中盤に差し掛かり、

ペースを握ったアントニオ猪木は、

数々の名勝負を彩った技、ブレーンバスターを狙います。
ブレーンバスターか?

マサ斎藤の身体を投げ切ったこの形は、

“若獅子”時代の必殺技アントニオドライバーに酷似!!
いやアントニオドライバーか!?

ここは山本小鉄さんの解説です。

小鉄さん
「今のブレーンバスターはですね、よくタイツを持ったり、お腹にですね手を入れたりするんですけど、首だけを極めながら投げたんですよ。そういうところなかなか出来ないことですよ」


むしろマサの太い首だから敢行出来たか?

いずれにせよ、

東プロつながりの二人だからこそ出た技かも知れません。

勢いに任せてダブルアームスープレックスを狙っていきますが、

今度はマサの発達した僧帽筋が邪魔になり、
さらにダブルアーム狙いは、

すぐ諦めてコブラツイストに入りました。
あきらめてコブラツイスト

これはマサの体型には効果的でしょう。

more...

tag : アントニオ猪木 マサ斎藤 山本小鉄 古舘伊知郎 海賊男 海賊亡霊 ガスパー

Pride of instinct.1~男なら死ぬまでやってやる!! 前編~(1987)

マサ斎藤さんが他界されて1年が経過しました(参照:追悼・GO FOR BROKE!!~当たって砕けろ~)。

昨年お約束した通り、

アントニオ猪木との抗争を振り返りたいと思います。
マサさんの回想録18

マサさんが最も輝いた時期、

ファンによってそれぞれかも知れませんが、

誰が何を言おうと私は『1987年』だと思います。
「俺は小次郎にはならない」

マサさんの出所から、

ジャパン・プロ勢が全日離脱と分裂、

そして長州軍団の新日参戦と、

怒涛の勢いで物語は進んでいきました(参照:幻の5団体集結)が、

難しいことは全て置いておいて、

新日本のリングで猪木と闘うことが、

長いブランク中に導き出した答え、

プロレスラー・マサ斎藤の“本能”だったのでしょう。
突然卍固めLIVE3

決戦の舞台は『INOKI闘魂LIVE PART.Ⅱ』

1987年3.26 大阪城ホール

この年、4度行なわれたアントニオ猪木vsマサ斎藤の初戦は、

まさに嵐の幕切れとなりました。
INOKI闘魂LIVE2

more...

tag : アントニオ猪木 マサ斎藤 古舘伊知郎

海賊亡霊あらわる episode.1(1987)

夏ですので、

今宵は少しだけ恐怖映像を…。

それは今から32年前の冬の出来事でした。

『ワールドプロレスリング』の番組冒頭において、

突然、古舘伊知郎アナが切り出しました。

古舘アナ
「先だっての10日、日本時間では11日でありますけども、フロリダ遠征中でありました、あの武藤敬司がフロリダはタンパに於きまして謎の海賊ルックに身を包んだ男に襲われるという、そういった事件が勃発した訳であります」
古舘アナから海賊情報

それは1987年2.10(現地時間) フロリダ州タンパ・スパルタンスポーツアリーナでの出来事。

日本でのシリーズのオフに、

度々フロリダへ遠征していた“スペースローンウルフ”武藤敬司ですが、

前年12月の会場駐車場での襲撃事件に続き、

突如リングに現われた大男によって、
武藤を襲撃1

手にしていたステッキでの暴行に遭ったのです。
武藤を襲撃2

この構え、攻撃の際のスタンス、

…これは只者ではないですね。
武藤を襲撃3

何度も武藤の頭部を殴りつけて、

ステッキは真っ二つに折れてしまいました。
武藤を襲撃4

身長は武藤と遜色なし、

むしろ肩幅は武藤よりも広い様に見えます。
武藤を襲撃5

正体は蘇生した死神か? どこかの部族の酋長か? はたまた…???

映像を見た山本小鉄さんが推理します。

小鉄さん
「この前の日にですね、お祭りがあったんですね。それでこういう衣装着た人が何人かいたらしいんです。まぁそういう人が出てきたんじゃないかって感じしたんですけど、やはりちょっと大きい訳ですね。大男ですね」

小鉄さんも推理

さらに古舘アナは補足します、

「フロリダはカリブ海の海賊の本拠地。武藤の活躍に恨みを持った者の犯行か?」と。

ここで“海賊”のキーワードが浮上してきました。

more...

tag : 海賊男 海賊亡霊 ガスパー 藤波辰巳 武藤敬司 山本小鉄 古舘伊知郎

宮戸語録 vol.32~CACCの考古学~

こちらも久々、『宮戸語録』の再開です。

近頃、疲れた身体を癒す為にYOUTUBEを観る連夜(笑)、

中でも『菊田早苗TV』は面白いです。

話のテーマと顔ぶれが素晴らしく、

最初のゲストが宮戸優光でして、
宮戸×菊田トーク1

これがまた『レスリング』と『CACC』の本質を語る豪華版。

話の初めは1974年のアントニオ猪木vsビル・ロビンソン

小学6年の宮戸少年がロビンソン先生のレスリングに触れたところ(参照:宮戸語録 vol.28~至高の遺伝子~)から。
ロビンソンが一瞬ケンカ殺法の構え

やがてプロレスラーとなった宮戸少年は、

まず初めにUインターで“鉄人”ルー・テーズと巡り会います。

 YOUTUBE 菊田早苗TV より

宮戸
「UWFインターナショナル時代の1年目の終わりですね。1年目の終わり、高田さんとボクシングのバービックの試合があったんです。その時に、まぁルー・テーズさんから…ルー・テーズ、鉄人ルー・テーズ。要するに向こうからコンタクトがあったんですよ。その試合のレフェリーをどうしてもやりたい、と。まぁ当時70代半ばぐらいなってたんで、73ぐらいだったのかな? それで『ちょっとレフェリーは難しいだろう』ってことで。向こうから連絡下さったんだけど、とにかくお呼びして、特別立会人という形でウィットネスをお願いしたいということで」


「『いやぁルー・テーズさん、あのー私は実はビル・ロビンソンという人に興味があるんだけど、ビル・ロビンソンさんはどうされてるんですか?』って、そういう質問したんです。『あ、ビリーなら今でもよく連絡取ってるよ』ったら、『いやぜひご連絡下さい』と。それが12月の暮れだったんだけど、91年の暮れだったんだけど、3月にルー・テーズさんが向こうの名レスラー、名ボクサーたちの、そういうOBの会があったんですよ。(略)カリフラワーアレイクラブって、今あるのかな? そういうカリフラワーアレイクラブの会長に就任することになって行ったんですよね。そこで初めてダニー・ホッジさんとかね、お会いして、『なるほど古い人ってのは凄えなあ』と」


宮戸×菊田トーク2

Uインターが大勝負を賭けた『格闘技世界一決定戦』に、

協力を表明したのが鉄人テーズでした。
高田vsバービックを語るテーズ

当時、テーズは新日本とパイプがありながら、

プロレスリング復興を掲げたUインターの姿勢に共鳴。

さらにテーズとの縁から“鳥人”ダニー・ホッジにつながりました。
Uを語るホッジ

そこから宮戸は自らのルーツである、

ビル・ロビンソンとの運命に導かれていく訳ですね。
伝説のシュート両氏

宮戸はロビンソンのCACC魂に、

点火するには十二分なオファーを出します。

宮戸
「5月に横浜アリーナで大会あったんですよ。そこにどうしてもロビンソン先生を呼べないか? って話して、エキシビジョンマッチにね。で、初めて道場にその時来てくれたんですよ。それで『ぜひコーチしてくれ』って先生にお願いして。そしたらね、僕らが今まで教わったレスリングと全く違ったんです」


宮戸×菊田トーク3

どちらかというとUWFの技術は、

カール・ゴッチさんがベースでしたが、

同じルーツでありながらロビンソンのテクニックには、

大きなカルチャーショックを与えられたのです。

more...

tag : 宮戸優光 ビル・ロビンソン アントニオ猪木 ルー・テーズ 菊田早苗

「侍だね」(1991)

久々にUインターの好試合を振り返りましょう。

1991年7.3 後楽園ホール

『MOVING ON 3rd』のメインエベント。
旗揚げ第3戦

Uインター旗揚げ3戦目ですが、

2戦目まで初来日のガイジン相手(参照:Uインター異人史 vol.1)に、

やや消化不良気味のメインを闘ってきた、

エースの高田延彦としては、
恒例のインタビュー

ここは3度目の正直とばかり、

もうコケる訳にはいかない正念場でした。
リングインと同時に睨み合い

その相手となったのは、

新生U時代から相手が誰であろうと、

試合内容は折り紙付きの中野龍雄(現・巽耀)
Uインター初の日本人対決メインに臨む中野

団体初の日本人同士によるメイン、

高田延彦vs中野龍雄が、
高田延彦vs中野龍雄

ホールに集ったファンからの熱い期待の中、

握手を交わしてゴングが鳴ります。
握手で試合開始

more...

tag : 高田延彦 中野龍雄

行かなかったG1クライマックス 7.15きたえーるのこと

『G1 CLIMAX 29』4日目

7.15 北海きたえーる大会を、

録画しておいて帰宅後に観ました。

印象に残った部分だけ箇条書きで失礼します。
G1CLIMAX29

more...

tag : G1クライマックス

リングの中のAnswer~後編~

前編の続きです。

『KAMINOGE』90号の節目に掲載された、

堀江ガンツさんによる、

田村潔司の30周年インタビュー。
fc2blog_201907051133344c9.jpg

リングス時代の話題が軸となっていますが、

ここからは田村が通常口に出すことの少ない、

“試合の定義”論となってます。
田村@ベルト姿

後編はややロングバージョンでいきますので、

最後までお読み頂き、コメント下さると幸いです。

KAMINOGE90表紙
 KAMINOGE 90 より

ガンツ「田村さんってモーリス戦以外にも、格闘技の試合なのに格闘技だと思われていない試合がいくつもありますよね。それは本人的にどうなんですか? 田村さんはいまだにそれを分けて語ることが少ないですけど」

田村「だってそれはこっちの事情だし、お客にとっては関係ないからね」

ガンツ「なるほど。お客にとってはそれがじつのところシュートだったのかどうかよりも、興奮できたか、満足できたかがすべてだと」

田村「そう。料理で言えば厨房のいざこざを客に見せてどうするっていう話だから。だからリング上がすべてだし、100人いたら100通り、感動する人もいれば貶す人もいるから、それでいいと思ってる。こっちが出した料理を『おいしい』『まずい』って言おうが、『これは本格的だね』『これは手を抜いてるね』って思うのも自由だから」


まずは宮戸優光ばりの料理論(参照:宮戸語録 vol.3~宮戸味徳編~)から始まりましたが、

現役の格闘技選手としては異例ともいえる、

「それはこっちの事情…お客にとっては関係ない」

「リング上がすべて…感動する人もいれば貶す人もいる…それでいい」

私なりに付け加えさせて頂くなら、

more...

tag : 田村潔司 ヴォルク・ハン 堀江ガンツ

リングの中のAnswer~前編~

忙しかった先月、

この一冊のお陰で、

通勤時間だけは快適でした。

『KAMINOGE』の90号、表紙は長州力です。


一番読みたかったのは、

デビュー30周年!! 田村潔司インタビューでした。

私にとってはデビュー戦から、

全ての試合映像を観てきた唯一無二のプロレスラーです。

今回のインタビューも聞き手はもちろん堀江ガンツさん


内容の方は、

私が描く田村像を決して裏切らないものでした。

KAMINOGE90表紙
 KAMINOGE 90 より

ガンツ「今年で『デビュー30周年』になるわけですけど、この30年でプロレス界もずいぶん様変わりしましたよね」

田村「まあ、昔みたいに誰もが知ってるスターがいなくなったけど、そのぶんインターネットをうまく活用しているよね」

ガンツ「プロレスのあり方もガラリと変わりましたよ。当時はまだ、『強い』ことが一番の価値だったりしたじゃないですか」

田村「今は楽しめるかどうかだもんね。だから格闘技畑の人の目線とプロレス畑の人の目線は全然違う」

ガンツ「だから、おそらく田村さんみたいな存在って、今のプロレスファンにも今の格闘技ファンにもよく理解できないと思うんですよ(笑)」

田村「アッハッハッハ!」


長年の信頼関係から出る“軽いいじり”で、

田村の笑顔を引き出すガンツさん。
ガンツさんアイコン

ここでガンツさんは現在の新日本プロレス(NJPW)が、

全米で高い評価を受けるきっかけとなった、

老舗メディア『レスリング・オブザーバー』の存在と、

かつて同メディアが90年代に高く評価していた、

U系日本人選手の名を挙げます。

more...

tag : 田村潔司 堀江ガンツ

2019年7.7 G1開幕戦のこと

昨夜は帰宅してから、

録画しておいた『G1 CLIMAX 29~開幕戦~』

2019年7.6(現地時間)

アメリカン・エアラインズ・センター
を観ました。
G1CLIMAX29

と言っても、

more...

tag : オカダ・カズチカ 棚橋弘至 飯伏幸太 KENTA G1クライマックス

紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
ISM (1)
AWA (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード