クネりの花道(2013)

中邑真輔の見せ場の一つに、

他の選手とは明らかに一線を画した入場シーンがあります。

それはしなやかであり、

サイケデリックでもあり、

ダンサブルであり、

不気味ささえあり、

まさに“アート”と呼べるものではないでしょうか。

中邑が総合格闘家よりも、

プロレスラーの道を選んだ理由の一つに、

東京ドームの花道を歩く夢というものがありました。

今年の1.4ドームにおいて、

その入場シーンは“究極のアート”に昇華したのではないでしょうか。



花道奥のステージに現れた王者・中邑。
中邑入場@2013.1.4~1

IWGPインターコンチネンタルのベルトを誇示すると、
中邑入場@2013.1.4~2

そのままマイケルばりのサイドウォーク(だったっけ?)で横移動。
中邑入場@2013.1.4~3

ニヤリと笑みを浮かべてから、
中邑入場@2013.1.4~4

いざリングへ歩を進めます。
中邑入場@2013.1.4~5

more...

スポンサーサイト

tag : 中邑真輔

ちょっとリニューアル宣言

先日、伊達直人さんのコメントの中で、

ご指摘を頂きました。

ひとつ、お願いが…フォントの色が時折スマートフォン、iPhoneからだと読みづらく、今回も半分以上文章がありません(笑)フォント色は変えなくても、ポイントとするところは理解できますので、何卒、ご配慮いただければ


大変ありがたい限りです。

スマホ、iPhone、ipad…ネットを利用するのにも、

PC以外のメディア(?)が増えてきた「今の昨今」(by岡田圭右)。

私自身、未だにガラケーを使用し、

ブログに接するのは9割方自宅のPCという現状でして、

実際に当ブログを見て頂くにあたって、

読みやすさという点には全く無頓着でした。

今回、伊達さんからご指摘頂いたのを良いきっかけとして、

ほんの少しリニューアルさせて頂きたいと思います。

more...

tag : リニューアル

猪木流ローシングルとは何か?

一冊の本の出版以来、

完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)

アントニオ猪木のテイクダウン能力について、

レスリング技術のレベルの低さを指摘する論旨が広まりましたが、

当ブログの見解は以前書いた通り(参照:アントニオ猪木とタックル技術)で、

猪木独自の“組み合ってからパッと後ろへ回る”タックルという、

高等テクニックの使い手じゃないか? と。
猪木流タックル2

猪木流タックル3

猪木流タックル4

で、ラッシャー木村戦を振り返っていて気がついたのですが、

当時は何気なく見ていた猪木のつなぎ技の中に、

実は高度なレスリング・テクニックが宿っているのではないか? と。

そう感じてしまった訳です。

その技とはカウンターの“スライディング・レッグシザース”
猪木のスライディングレッグシザース=シングルレッグダイブ説

例の如く、「おいおい、典型的なロープワーク技じゃねえかよ」という方は、

読まない方がいいかな?

…いや、ぜひ読んで下さい!!

more...

tag : アントニオ猪木 モハメド・アリ ラッシャー木村 ストロング小林 木村健吾

クネりとは奇襲なり

中邑真輔の独特の動き、

いわゆる“クネり”については諸説ありますが、

そのルーツのひとつには、

中邑自身が幼少時から憧れを抱く、

“忍者”が原点として存在していると思います。

現代社会において“最後の忍者”と呼ばれる、

武道家・初見良昭宗家の持論の中に、

その一端がうかがえます。

達人(サムライ)主義―運動理論の最終兵器、公開! (B.B.mook―スポーツシリーズ (322))
 達人(サムライ)主義 より

初見「強いとか弱いとかどうでもいい。そんなことにこだわっていたら殺されるし、武道の本質がいつまでもわかりません」

日野晃「日本の武道は『対抗・対立』という価値観から生まれたものではない。ぶつかって、力でねじ伏せることを目的とはしていませんからね。先生は指導中に、『ダンスするように稽古して下さい』とおっしゃいますが、これも対抗する発想ではありませんね」

初見「そうです。相手と一緒に動かないとダメですよ。別々に動けば殺されます。相手に合わせる、それが分からなくちゃ。人は負けて成長しますが、相手に分からないように勝つというのも大事でね。値段を『まける』というのもそうでしょう? 買った方が『勝った』つもりだけど、『まけた』方も損はしてない(笑)」


この理論…ちょっとこじつけ気味になっちゃうかも知れませんが、

プロレスに通じるものありませんか?

同書で中邑は、

初見宗家の対談相手、日野晃から、

“胸骨操作”を始めとする達人の極意を伝授されています。
中邑×日野晃2

そこに私はクネりの原点を見た気がしました。

中邑「はじめまして。お会いする前にすごく気さくな方だと伺っていたので、よかったなと思ってたんです」

日野「ぼくは珍しいと思いますよ。なんか、どない言うかな、何かを拠りどころにせえへんかったら生きていかれへん人たちが多いから。例えば何々流とかね、権威みたいなもんどうだってええやんという。できな意味ないやろって(笑)」

中邑「ある尊敬してる人がいるんですが、その方は格闘家でも武道家でもないんです。だけど『こんな身体の動きを教えてもらったんですけど』と言うと、『ああ、オレそれできるよ。パイーン!』って、やられるんです」

日野「誰からでも、何でも、いいものを吸収するのはええね。絶対そうせなね。うん」

中邑「よく教えてはもらっているんですけど、『空気を食べろ』とか、よく分からないこともありますが、実際に体験しながら教えてもらってるんです」

日野「そういうもんにこだわらへんようになったときが極意やと思うよ。そやから、逆に極意があったら負けるやろと」


一見プロレスとは遠い世界に感じる人物からでも、

様々なものを吸収してリングに生かすというのが、

中邑独自の思想。

やはり“雀鬼”の影響(参照:雀鬼流プロレスラー)が大きい様です。

more...

tag : 中邑真輔 日野晃 初見良昭 古武術

カリスマ×矛盾=キラー(1981)~後編~

前編からつづきました。

ラッシャー木村のペースで試合が進みながらも、

その得意技をほとんど出し尽くした事で、

試合の流れは徐々にアントニオ猪木に移っていきます。

スリーパーをチョークと判断された木村は、

ストンピングの連発。
木村のストンピング

ここで猪木は、

目の覚める様なドロップキックを2連発放ちますが、
猪木のドロップキック2連発

それでもダメージが残っており、

逆に木村がカバーに入ります。

これを返すと、

得意技の一つであるボストンクラブへ。
木村のボストンクラブ、

これも充分に耐えた猪木は、

柔軟性を生かした独特の方法で脱出。
柔軟な猪木ならではの脱出法

後頭部を鷲掴みにしてロープへ押し込むと、

木村に一言怒声を放ちます。
ロープに押し込んで挑発

さぁ、ここから“キラー猪木”の時間が始まります。

more...

tag : アントニオ猪木 ラッシャー木村

カリスマ×矛盾=キラー(1981)~前編~

前回の記事(参照:認めるがゆえにサディスティック)に、

たくさんの反響を頂きましたので、

約一ヵ月後に行われた再戦を、

振り返らない訳には行かないですよね。
アントニオ猪木vsラッシャー木村@ランバージャック戦

1981年11.5 蔵前国技館

アントニオ猪木vsラッシャー木村

気合一発タオルを投げてゴング

完全決着戦として両者が合意したルールは、

ランバージャックデスマッチとなりました。

国際側のセコンドはアニマル浜口寺西勇、なぜか新日所属の剛竜馬。

対する新日側は坂口征二長州力、そして…星野勘太郎です。

開始早々アントニオ猪木は、

前戦で痛めつけたラッシャー木村の左腕を狙っていきます。
いきなり腕を極めに行く猪木

木村はロープに押し込んで“相撲流”エスケープ。

ブレイク際、腰の高い木村の足を、

猪木が刈っていきますが、
離れ際の足払いは、

木村は倒れず、

逆に猪木がバランスを崩してしまいます。
猪木自身がバランスを崩す

この辺り、木村の下半身の強さが表れていますよね。

大相撲で培った組み際のバランスの良さと、

吉原教室でのレスリング技術。

グレーテスト1972の“ラッシャー木村フィジカル最強説”(参照:1972札幌サミット議事録)の根拠はここにあります。

more...

tag : アントニオ猪木 ラッシャー木村

紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
01 | 2013/02 | 03
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード