別れの街、札幌(1996)

先日の記事で振り返った高田延彦(参照:ツボ面積をけとばせ)の一戦。
力強く勝ち名乗りの高田

天龍源一郎との大一番(参照:すべらないプロレス~前編~同~後編~)の前哨戦に過ぎない、

札幌ならではの序章的な試合でしたが、

実はUインターの歴史上において、

この1996年6.7 札幌中島体育センターは、

かなり重要な意味を持った一日でした。

当時は特に何も思わなかった試合後の高田のコメントですが、

ここに二つのキーワードが隠されています。

高田
「コンディションは良かったんで、あとは…もう少し身体を絞ろうかなと思ってるけど。えー少しづつ、また変えていきたいなと思ってますよ」

今後の展望を語った高田

これから控える天龍戦を前に『身体を絞ろう』って???

何を『少しづつ、また変えていきたい』の???

当時はただの疑問、

少しあとに考えて「ああヒクソン戦を見越してか」と。

ところがこの一冊を読んで、

「あ!! そういうことだったんだ!!!」と腑に落ちました。
証言UWF最終章表紙

その最重要人物は田村潔司です。

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イスラエルの国民的英雄(1995)

久々にUインターの発掘作業が出来ました。

それは1995年3.2(現地時間)

イスラエル・テルアビブ
ヤデリアフ・スポーツパレス大会(参照:幻の映像…遂に目撃!!~其の弐~同~其の参~「if,“U”…」)の、
Uインター、イスラエル大会

前後に行なわれたであろう、

Uインター選手勢のイスラエル観光映像です。
Uインターinイスラエル1

イスラエルにおけるUインターの歓迎ぶりは、

過去記事でも綴らせてもらいましたが、

この映像を観る限りでは実に信憑性がありますよ。

しかも映像の発信元が、

AP通信だっていうんですから驚きます。

世界的なニュース映像に、

高田延彦をはじめとしたBUSHIDOの猛者たちが登場しているのです。

まずはその動画をどうぞ!

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ツボ面積をけとばせ(1996)

これまで長年にわたって、

Uインター愛を確認し合ってきた存在のFさん(from 【U】の魂 東京支部)から、

これまた長年リクエスト頂いてきた試合の動画を、

コメントで教えて頂きましたので、

遂にこの一戦を振り返りたいと思います。

当時、もちろん私も特リンに陣取って観戦していましたが、

試合前、珍しくリングで高田が練習する姿が見られて、

大興奮したのを思い出しました。

高田
(札幌は)久し振りだね。そうですね、あのー、普段は僕あんまり、お客さん入ったらリングのとこで練習っていうかあんまり出ないんだけど、今日は何か自然とそういう気持ちになって、まぁ少しでもこう、その風景というかね、そういうものを欲しがってたのかも知れないね、その札幌の体育館の風景とか、お客さんの雰囲気とかっていうのも…」
試合前の高田

奇しくもこの試合が高田延彦にとって、

札幌中島体育センターでの最後の試合でした。

高田には色々な記憶が残るこの会場、

嫌な思い出もありました(参照:札幌中島史上最大の危機~前編~同~後編~)が、

何か思うところあって大会開始の直前まで、

リングに残って汗を流したのでしょう。

対戦相手は初遭遇となる、

“WARからの刺客”です。
嵐の入場

高田はスパンコール煌くロングガウンでリングイン、

いつも通り対戦相手を一瞥します。
高田はいつもの一瞥

1996年6.7 札幌中島体育センター

高田延彦vs嵐

高田延彦vs嵐

選手紹介時、

やや表情が硬い嵐に対して、
やや表情が硬い嵐

高田はいつも通りのポーズで応えました。
高田お得意のポーズ

試合開始です。

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tag : 高田延彦 WAR F 訃報 木暮祐二

Cross a red line!!(1992)

これまでプロレスの歴史において、

いくつかの“禁じ手”が存在してきました。

そのほとんどがルールで明文化されたものではなく、

“暗黙の了解”という不文律で封じ込まれてきたものです。

“殺人風車”ゲーリー・オブライトが、

本当に殺人を犯してしまった錯覚に捉われた一戦。
ゲーリーが遂に…

それが1992年12.20 両国国技館

ゲーリー・オブライトvs垣原賢人
です。
ゲーリー・オブライトvs垣原賢人

対戦相手である垣原賢人の壮絶な玉砕ぶりは、

今観ても背筋が凍り付きます。

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tag : ゲーリー・オブライト 垣原賢人

四文字をめぐるUインターの人間模様

『証言UWF 最終章 3派分裂後の真実』を読み終えました。

前作(参照:DOKURYO“U”)に続いて、

先飛ばししたり、後回しにせず読了しました。
証言UWF最終章表紙

パンクラス、リングス…いろいろ思うところはありますが、

ここは私らしくUインター部分に絞って、

ネタバレに気を付けつつ振り返ってみたいと思います。

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tag : 田村潔司 金原弘光 山本喧一 鈴木健 木下雄一

いまだ躍る四文字熟語。

今日の帰宅時、

紀伊國屋書店に立ち寄りましたが、

まだ店頭に並んでいませんでした。

…そうか、発売日が明日か。
UWF最後の真実最終章@HP

で、先程PCを開きましたら、

目次がUpされておりました。

 宝島CHANNEL より
証言UWF 最終章 3派分裂後の真実目次

ちょっと覗いてみると…、

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tag : 安生洋二 田村潔司 金原弘光 山本喧一 船木誠勝 高阪剛 鈴木健 木下雄一 パンクラス RINGS

空前絶後の大ヒール~side B~(1992)

Wikipediaを見ると、

“空前絶後”とは、『それまでには例がなく、その後も例を見ない』、

或いは『未だかつてなく、今後もまずありえない』という事らしいですが、

日本のプロレス界におけるそれが、

北尾光司の存在だったと思います。
2発目のローを捕えきれず追って来た北尾

ヒール(悪役)という役どころは古くから、

プロレスの世界に存在していますが、

あくまで『リング上で悪い事、汚い真似をするから』、

ヒールという立場が成立する訳で、

お金を払って足を運んだ観客が、

それに対して怒り、野次や罵声を飛ばす事も、

またプロレスの楽しみ方の一面な訳です。

しかしプロレスが興行の世界である以上、

時として悪役以外で罵声を浴びせられる存在がいます。
蹴りばっか

ナチュラルヒールとも呼ばれるその立ち位置は、

単純に試合内容が酷かったり、

わかり難い攻防を延々と続けたり、

とにかく観客不在に振る舞うレスラー。

どちらかというと北尾はこっち寄りでした。

ただし通常のナチュラルヒールたちと違うのは、

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tag : 北尾光司 宮戸優光 高田延彦 山崎一夫 流智美 吉田豪

空前絶後の大ヒール~side A~(1992)

皆さん、UWF史上最高のヒールと言ったら誰を思い浮かべます?

Uのリングにおいては凶器や場外乱闘はありませんからね、

故意の反則=失格負け、という部分もありますし。

しかし反則とかいう概念を超越した、

スーパーナチュラルヒールは確かに存在しました。

その男の名は“第60代横綱”の北尾光司です。
空拳道・北尾光司の入場

彼のUWF登場は本当に突然のことで、

プロレス界を騒然とさせましたね。

迎え撃ったのは現在『ワールドプロレスリング』解説者の山崎一夫
山崎一夫の入場

1992年5.8 横浜アリーナ

山崎一夫vs北尾光司
を振り返りましょう。
山崎一夫vs北尾光司

この日はUインターにとって旗揚げ以来2度目のビッグマッチで、

メインとセミに『格闘技世界一決定戦』を控えて(参照:オーバー・ザ・シュート【7発の殺人橋】~前編~同~後編~完成形の方向への咆哮)、

セミ前に組まれたカードとしては、

余りにもインパクトの強いマッチアップでした。

2つの団体でトラブルを巻き起こした北尾が、

リングに上がるという事だけで大きなスキャンダルでしたが、

それがUWFとなれば、もう究極のミスマッチ。

ここら辺りはブッカー宮戸優光の面目躍如でした(参照:10月最後の夜に…カタルシスを)。

試合前のレフェリーチェックから山崎の眼光が、

真っ直ぐに北尾を睨み付けたままゴングは鳴り響きました。

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tag : 山崎一夫 北尾光司 てつ

つぶやきピロートーク20171217

凄い…。

まさか2017年の年末に、

この3ショットが実現するとは!!


並び方も完全再現。
恒例の取締役トリオによる会見

tag : 宮戸優光 安生洋二 鈴木健 一億円

帝王の闘いに祈りを込めましょう。

夕方、会社でPCを開いたら、

本当に久々に高山善廣の名がYAHOOトップニュースに。

直ちにブログへ飛ぶ。

 高山善廣オフィシャルブログ より
ご報告及びお願い。

髙山善廣選手の応援よろしくお願いします!

髙山善廣選手は、DDT 5/4豊中大会試合中、怪我をし頸髄損傷および変形性頚椎症という診断が下り現在、首から下が動かない状況のなか、厳しいリハビリ、怪我と闘っております。そんな髙山選手を応援する会「TAKAYAMANIA」を立ち上げます。

今後、各プロレス団体様のご協力のもと、試合会場にて募金箱の設置、応援グッズ販売、チャリティー興行などを行っていきたいと考えております。
今後の活動はこのブログ
https://ameblo.jp/takayama-do/ にて随時更新していきますので
皆さまのご協力宜しくお願い致します。

皆さまからご協力頂きましたご厚意は
髙山選手の治療費等に寄付させて頂きます。

ご賛同いただける方は、
下記口座に直接募金をお振込いただければ幸いです。

【銀行振込】
東京三菱UFJ銀行 代々木上原支店(店番号)137
口座番号:普通預金 0057767
口座名義:株式会社 髙山堂
※通帳は髙山選手の奥様がお持ちになられています。

【TAKAYAMANIAお問い合わせ】
takayamania.staff@gmail.com
#募金箱


え?

帰宅してから会見の動画を見る。


鈴木みのるの目に涙…。

様々な選手、関係者のブログやツイッターで、

“祈”の文字が。



夕食後、

鈴木が呼びかけた高田延彦のツイッターへ。

これ文字通り、

プロレスファンの我々にも受け止められない。

少なくとも今の私は。

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tag : 高山善廣 高田延彦 鈴木みのる 宮戸優光 TAKAYAMANIA

サムライTVでカッキーライドが観れた

本日、第一日曜日…即ちスカパー無料デーにつき、

サムライTVで20時より放送された、

8.14 後楽園ホールにおける、

『カッキーライド』を観る事が出来ました。
カッキーライドポスター

注目は当然、垣原賢人復帰戦(参照:必聴&必読)でしたが、

大会通して面白い場面がいくつも見られました。

画像なしで感想を綴らせて頂きます。

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tag : 垣原賢人 藤原喜明 船木誠勝 鈴木みのる 桜庭和志 丸藤正道 冨宅祐輔 中野巽耀 鈴木秀樹

追悼「…5分経過!!」

8月の終わりに再び訃報が流れました。

奇しくも倍賞鉄夫(参照:追悼・闘魂の扇動者)に続いて、

名リングアナウンサーの古田信幸さんです。


 カクトウログ より
UWF、リングスでリングアナウンサーを務めた古田信幸さん死去/前田日明「声量があったよね。学年的に同級生でびっくりしてる」

29日、第2次UWF、リングスなどでリングアナウンサーを務めた古田信幸さんが亡くなった。享年59。


 RINGS公式 より
古田信幸氏の死去につきまして

FIGHTING NETWORK RINGSでリングアナウンサーを務めていただいた古田 信幸(ふるた のぶゆき)氏が、8月29日午後8時10分、気管支動脈りゅう破裂のため急逝されました。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
株式会社リングス

なお、葬儀・告別式は9月3日(日)午前11時より「真宗大谷派 高徳寺」(東京都中野区上高田1-2-9)で執り行われます。


倍賞氏より10歳以上も若くしての旅立ち、

古田リングアナの場合、

プロレス団体に所属していた訳ではありませんが、

新生UWFからリングスにおける熱きシャウトが忘れられません。
U-COSMOSでの古田リングアナ

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tag : 訃報 古田信幸 前田日明 田村潔司

Sobat of Departure(1996)

藤原喜明高田延彦の師弟関係は、

新生UWFでの3度の闘いによって形を変えました。

そこから団体の分裂と再編を経て、

新日とのかかわりを持った中で、

因縁が巡り巡ってまたしても向かい合いました。
藤原組組長・藤原喜明

高田の城であるUWFインターの旗揚げ5周年記念興行、

当初、発表されたメインは全く違うマッチアップでしたが、

諸事情によりカード変更を余儀なくされたのです。
Uインター大将・高田延彦

1996年5.27 日本武道館

高田延彦vs藤原喜明

高田延彦vs藤原喜明

当然の様に握手で始まったこの試合が、

二人が最後に肌を合わせた一戦となりました。
ガッチリと握手から試合開始

これまた当然の様に、

二人は手繰り合いから右四つに組み合って行きます。
右四つに組み合う

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tag : 高田延彦 藤原喜明 プロフェッショナルレスリング藤原組

月日が師と弟子を変える~後編~(1989)

前編からの続きです。

常に手四つから始まる両者の攻防、

やや押され気味の藤原喜明ですが、

形勢を逆転する一発を秘めていました。
再び手繰り合いから、

それがノーモーションのヘッドバットです。
藤原がノーモーションのヘッドバット!

高田延彦は、

この試合最初のダウンを喫してしまいました。
高田がこの試合最初のダウン

1989年時点においてUWF公式ルールでは、

あらゆる箇所に対する頭突きが認められていたんです。

しかし高田はカウント8で立ち上がると、

序盤から積み重ねたローキックの集中打で、
ローの集中打で、

すぐにダウンを奪い返して、

ロストポイントを同点に戻しました。
今度は藤原がダウン

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tag : 高田延彦 藤原喜明

月日が師と弟子を変える~前編~(1989)

1985年末、旧UWFは、

経営難から新日との業務提携に踏切り、

藤原喜明はエース・前田日明と共にヘビー級、
藤原の脇固め

高田伸彦延彦に改名してジュニアヘビーでトップの一角を担いました。
高田と越中

そこから紆余曲折を経て1988年春、

新生としてUWFは再興しましたが、

その中に藤原の姿はありませんでした。
新生UWF旗揚げ

その後、旗揚げから一年の月日を重ね、

藤原は新生Uに合流したのですが、

その時点で師弟の関係(参照:遠慮知らずのリスペクト)は、

大きく変化していたのです。

1989年10.25 札幌中島体育センター

高田延彦vs藤原喜明
の再会は、
高田延彦vs藤原喜明

それを確認した一戦でした。

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tag : 高田延彦 藤原喜明

遠慮知らずのリスペクト(1985)

UWFを象徴する師弟関係として、

その始発点は諸説あるかと思いますが、

私は藤原喜明高田伸彦の二人が最も記憶に残っています。
藤原、高田UWF移籍会見

強くなる為だけにスターへの道が約束されていた新日を辞め、

藤原の後をついていった高田。

これぞ正真正銘の師弟対決!

1985年9.2 大阪府臨海スポーツセンター

Aリーグ公式戦

藤原喜明vs高田伸彦
を振り返ります。
藤原喜明vs高田伸彦

スロースターターの二人らしく、

序盤は静かな攻防の中、

不充分な体勢ながら高田を持ち上げていく藤原、
高田を軽々と持ち上げる藤原、

ここら辺りは当時の体格差を表わしていますね。

早い段階からエスケープを奪いますが、
いきなりアキレス腱

高田も負けじと蹴りを放ちます。
蹴りは見切っているか?

旧UWFで著しく上達していた高田の蹴りですが、

藤原も簡単には食いませんね。

二人の攻防は必ずこの手繰り合いから始まります。
定番の手繰り合いから、

距離を測りながら自分の形に持ち込む、

格闘技としての“はじめの一歩”なのです。

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tag : 藤原喜明 高田伸彦

宝の時代(2007)

先日の桜庭和志、UFC殿堂入り授賞式典(参照:桜庭、プロレスラーとしての矜持。)において、

私が印象深かったのはスピーチの最後で、

負傷欠場中の高山善廣に贈ったエールの言葉でした。
桜庭UFC殿堂入りスピーチ8

あの動画を観てから私は、

ちょうど10年前の二人の対談番組を観返した次第です。
高山善廣と桜庭和志

番組が収録されたのは、

“PRIDE最後の日”の翌日でした。
高山×桜庭・対談番組0

冒頭から話題は二人のUインター時代の秘話、

特に桜庭の破天荒なエピソードが圧巻でした。
高山×桜庭・対談番組1

桜庭、入門時の一部始終を語るのは、
高山×桜庭・対談番組2

もちろん宮戸優光です。

宮戸
「桜庭は入門テスト、そんとき僕が試験管だったんですね。で、来た時に何ちゅうの…何か伸びちゃった様なパーマ(頭)してたんです。何か藤子不二雄のラーメン食べる人みたいに、あんな髪型で(笑)。ちょっとあんな…誰だっけ? 小池さん? そうそう、小池さんっぽい頭だったんです」

高山「がははは!!」

桜庭「…(ニコニコ)」

高山×桜庭・対談番組3

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tag : 高山善廣 桜庭和志 宮戸優光 金原弘光 大江慎 和田良覚

回帰戦~後編~(1996)

前編からのつづきです。

カカト落としで顔面を破壊した事に対する倍返しに、

垣原賢人は場外で間を置いてから、
垣原たまらず場外エスケープ

リングに戻っていきますが、

まだまだ藤原喜明の気が治まるはずもありません。

トップロープ越しのブレーンバスターから、

チョークすれすれのスリーパーで締め上げると、
今度は藤原のスリーパー

上空から藤波辰爾が急降下爆弾投下!
上から藤波の急降下爆弾

今度は藤波がスリーパーで締め上げると、
藤波が締めていると、

ノータッチでリングインした藤原が、

バッチンバッチン音立ててのタコ殴り!!
藤原はタコ殴り!

これには思わずパートナーの藤波が制止します。

ふらつきながら垣原は、

何とか高田延彦へつなぎました。
何とか高田にスイッチ

ここからこの試合本来のテーマ、

高田vs藤波の再開です。

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tag : 高田延彦 垣原賢人 藤波辰爾 藤原喜明

回帰戦~前編~(1996)

8月、遂にリング復帰を果たす垣原賢人(参照:必聴&必読)。

その対角線には“関節技の鬼”藤原喜明が立つ訳ですが、

スパーリング形式のルールとはいえ、

実に21年越しのリマッチでもあります。

初対決は藤原は藤波辰爾をパートナーに、
藤波辰爾、藤原喜明組

垣原は高田延彦と組んでのタッグマッチ。
高田延彦、垣原賢人組

1996年6.26 名古屋レインボーホール

高田延彦、垣原賢人vs藤波辰爾、藤原喜明
を振り返りましょう。
高田、垣原vs藤波、藤原

当初、この試合のメインテーマは高田と藤波、

8年ぶりの遭遇という事で先発もその二人。

牽制程度の高田の右ローキックを、
高田のローを、

キャッチした藤波がいきなりのドラゴンスクリュー。
いきなりドラゴンスクリュー

そこからやや強引ながらも足4の字とつなぎ、

高田は即座にロープエスケープ。
やや強引な足4の字に高田はロープへ

開始早々、心理的な揺さぶりを食らった高田は、

ブレークと同時に垣原と交代しました。
垣原へ交代

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tag : 高田延彦 垣原賢人 藤波辰爾 藤原喜明

必聴&必読

『KAMINOGE』今月号のコンテンツが、

明らかになりましたね。

目を引く文字がズバババババーン! と。

KAMINOGE67表紙
 KAMINOGE Online より
表紙は、同時代を激しく生きてきた者たちの邂逅 前田日明vsターザン山本!『KAMINOGE』Vol.67は6月下旬発売!!

『2017年のチキンウイングフェイスロック』
同時代を激しく生きてきた者たちの邂逅
前田日明vsターザン山本!

『KAMINOGE』(かみのげ)vol.67
発売日:2017年6月下旬
定価:954円(税抜き)
発行:東邦出版

■田原総一朗
KAMINOGE THE ENTERTAINER

常に真剣勝負で時代をおもしろくしたい
だから「今が一番おもしろい」と言い切る

「ボクは“人生は闘い”だと思ってる。だからプロレスが好きなんだよ。『朝まで生テレビ!』の企画書に“無制限一本勝負”って書いた。これもプロレスの言葉だよね(笑)」

■桜庭和志
“俺たちのIQレスラー”
桜庭和志がUFC殿堂入り!
受賞者の声をお届け!

「殿堂入りした喜びよりも、違う期待感があるんですよ」

◼︎前田日明×ターザン山本!
KAMINOGE U ARE YOU
過去を誇りに今を生きよ

同時代を激しく生きてきた者たちの邂逅
「UWFとは運動体だから答えがないんですよ。運動体だったんだからボクも自分の運動神経で表現してたんですよぉ!」(山本)
「週プロの編集長を降りてからは毎日言い訳を考える日々だっただろ。山本の発言はコロコロ変わる“真実の万華鏡”だよ」(前田)

■船木誠勝×安生洋二
KAMINOGE THE WORD OF CRAFTSMEN
初対談! “職人”同士だから語れる話の信憑性
これが『UWFの真実』の決定版なのか!?

「なんでUWFでやたらとケンカが起こったか。試合がなさすぎてみんな暇だったんですよ」(船木)
「博多の船木vs鈴木戦を観て、『それ、八百長じゃん!』と思いましたね」(安生)

■玉袋筋太郎「“UWFの美獣”金原弘光変態座談会」
道場で強さを追求し、寮では殿様相手の青春の日々!
ボヤキ節と共に語られる“最強軍団”Uインターの真実!!

…他


まず…表紙がアレではありますが、

U…特にUインター三昧ですな!!

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tag : 垣原賢人

真夏の夜の幻と駱駝~後編~(1989)

前編からの続きです。

劣勢から転じた高田延彦のローキックを、

船木優治(現・誠勝)はローブローと訴えましたが、
船木はローブローを主張

高田の場合、相手の正面から打つローは、

腰を返さずに最短距離の直線軌道で蹴るので、

どうしても下腹部に入りやすいんでしょうね。

高田は意に介さず、ここから猛ラッシュで追い上げます。

膝蹴りからフック気味の張り手、
高田の右フックから、

右ハイでスネをぶち込んでおいて、
右ハイキックは顔面!

首相撲からの膝蹴り!!
さらに膝蹴りも顔面に!

倒れ込みながらも足を取りに来たところへ、

追い撃ちの左は顔面直撃!!
沈みながら足を取りに行くところ追い撃ちの左!

たまらず船木は2度目のダウン。
たまらず船木も2度目のダウンです

ここら辺から非情な高田が出てきました。

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tag : 高田延彦 船木優治

真夏の夜の幻と駱駝~前編~(1989)

まずはこちらを読んで頂きたい。

 柳澤健「1984年のUWF」について より
序章 北海道の少年 /第1章 リアルワン

柳澤健の最新作は、筋書きに合う資料だけを連ねる偏りがあって、結果として佐山聡を持ち上げ、前田日明を貶めている。以下に検証する。

序章 北海道の少年
(P21)
試合開始早々、船木は掌底を次々に繰り出して高田をリングに這わせた。レフェリーの空中正三はダウンを宣言、リングアナウンサーがダウンカウントを数え始める。
10カウントがコールされた時、高田はコーナーポストに寄りかかったままだった。
当然、船木に勝利が宣言されるはずだったが、意外にもレフェリーの空中は試合を続行させた。

1989年8月13日、第2次UWF・横浜大会のセミファイナル。
さすがに10カウントがコールされたらゴングが鳴らされる。ビデオを見ればわかるが実際は、高田が立ち上がったところでカウントは9で止まっている。


「週刊プロレス」(ベースボール・マガジン社、1989年8月29日号、No.334)
しかもダウンカウントはナイン。高田はファイティング・ポーズを取らず、コーナーを背にして、ボウ立ちになっている。
ボクシングなら、これで高田はKO負けを取られても、しかたがないように見えた。高田、最大のピンチである。


ボクシング並みの厳格なルールの適用が必要である、との意見ならわかるが、「10カウント行ったのに試合続行」と書くのは嘘である。


詳しくは存じ上げませんが、

この方の柳澤氏への反論はプロアマ問わずナンバー1じゃないですか?

膨大な資料を基に一個一個検証しての反論が鉄壁なんですよ。

私の様な感情に任せたアレじゃなく(苦笑)。

ぜひ全章読んでみて下さい、これ凄いです。

では…1989年8.13 横浜アリーナ

高田延彦vs船木優治
を観ましょうか。
高田延彦vs船木優治

開始ゴング早々、

船木優治(現・誠勝)が躍動します。
中間距離から、

いきなり直線に伸びてきた掌打を、

モロに顔面へ食った高田延彦が、
船木の掌底が伸びてきた!

足元から崩れる様に後退すると、
足元から崩れる高田に、

そこを逃がさず飛び膝蹴り!
船木は飛び膝

さらに顔面めがけて追撃!!
さらに顔面を蹴り上げて、

そして掌底のラッシュ!! ラッシュ!!
掌底のラッシュラッシュ!!

防戦一方の高田は伏せる様にその場でダウン!!
高田がダウン!!

予想以上に早いダウンシーンに興奮の館内、

カウントはどんどん進む中、高田は動きません!!
うつ伏せに倒れて動かない高田、

何とか起き上がるも足元がおぼつかない高田、
何とかカウント9で立ち上がりました

空中レフェリーのカウントは9で止まりました。

これが世に言う“幻のKO”ですか?

ダウンカウントが意図的に9で止められたとやらの。

このダウンシーンに疑問を抱くのなら、

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tag : 高田延彦 船木優治

史観の変遷

『1984年のUWF』に対する前田日明の反論の中で、

最もインパクトがあったのは、

私の場合、当然これでした(参照:1985年の高田伸彦)。

 カクトウログ より
高田伸彦(当時)の「俺、佐山さんをぶち殺しますから」発言とは!? 未読の『1984年のUWF』を前田日明が1時間激語り【週刊 前田日明】

前田氏
「佐山さん自体が俺たちとスパーリングやりたがらなかったわけですよ。それで大阪の臨海(1985年9月2日、大阪・臨海スポーツセンターでの遺恨試合)で俺とモメて、そのあと高田(高田伸彦=現『高田延彦』)もいきり立って、次の後楽園ホールということで、やってきて『俺、佐山さんをぶち殺しますから』って。それを聞いて(佐山さんは)ビビッて辞めたんですよ


似た様なエピソードを読んだ記憶もありましたが、

「ぶち殺します」なんて、

ずいぶん物騒なこと言ってたんだなぁ、と思いながら、

過去の前田氏インタビューを読み返してみました。
前田vsS・タイガー2

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tag : 前田日明 藤原喜明 高田延彦 佐山聡

まじかいや!? ア~ンドまじかいや!!

なぜか急にクエストからリリースが発表された、

『復刻U.W.F.インターナショナル最強シリーズ』三部作。

その第1弾として、

『vol.1 高田延彦vs北尾光司 1992年10月23日 東京・日本武道館』が、

5月20日に発売されました。
復刻U.W.F.インターナショナル最強シリーズvol.1パッケージ

この後、『vol.2 高田延彦vsゲ−リー・オブライト』(※おそらく1992年9月の大阪府立)と、

『vol.3 高田延彦vsスーパーベイダー 1993年12月5日 東京・神宮球場』が出る様ですが、

最初は「何を今さら再販?」と思っていました。

当然VHSは全部揃っていますし、

DVDにも移植済みであります。
UインターVHS×3本

で、今日何気なくAmazonのカスタマーレビューを見ていたんですよ。

そしたらね…、

えぇっ!?

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tag : 高田延彦 北尾光司 格闘技世界一決定戦

DOKURYO“U”

読み終えました。

今作品は本の構成通りの順番で、

前田日明から尾﨑允実まで、

飛ばしたり後回しせずに読了です。
検証UWF読了

ネタバレに気をつけながら実直な感想を記すとすれば、

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tag : 前田日明 船木誠勝 安生洋二 中野巽耀 鈴木みのる 田村潔司

淡々とハイブリッド・キヨシ(1996)

田村潔司がUインター退団前に行なった、

桜庭和志との三連戦(参照:元祖・三本勝負要求カッコつけてられない試合別れは突然に)。
回転体①

しかし実際には桜庭との三連戦ではなく、

狭間に別な相手と試合していたんですよね。

18歳のプロレスファンさんの初コメントで思い出させて頂きました。

1996年4.19 大阪府立体育会館

田村潔司vsビリー・スコット

田村潔司vsビリー・スコット

かく言う田村本人も記憶に残っていないらしく。

 田村潔司.com より
第54戦目 田村潔司vsビリースコット Uインター プロレス 1996年4月大阪府立体育館

どうやら記憶違いしていたみたいで

「桜庭和志」との3戦戦の間に

ビリースコット戦が行われていた

(略)

ビリーには申し訳ないが

試合をした記憶が全く無い


せっかくですから振り返ってみましょうか。

開始早々ビリー・スコットは、

田村の打撃を恐れる事なく猪突猛進。
先に飛び込んだのはビリー、

田村も冷静に脇を差して組み止めると、
田村冷静に組み止め、

逆に両足タックルでのテイクダウン先取。
逆に両足タックルでテイクダウン

ビリーの上を回転していきながら狙っていきますが、

逆に下から足を取りにいくビリー。
下から足を狙うビリー、

田村が攻めあぐんだのを逃さず、

すぐに離れると立ち上がりました。
この展開を嫌ったビリーはスタンドへ

小兵ながらとにかく小気味いい動きがビリーの信条です。

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tag : 田村潔司 ビリー・スコット

さあ! 読む…ぞ…

さあ、買ってきましたよ!!
証言UWF1表紙

今日と明日は休日なので、

一気に読み込もうかなと。
証言UWF2裏表紙

ページを開きパラパラめくっていくと、

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tag : 前田日明 高田延彦

ほとんど真実

『1984年のUWF』で納得いかないことがもう一個あります。

それはこの部分、

ターザン山本
「前田たちは典型的なプロレスラー。金と女とクルマにしか興味のない人間。UWFとは何か、UWFがどうあるべきか、UWFがどうあらねばならないか。そんなことを真剣に考えている人間は、新生UWFにはひとりもいなかった」


要するにUの理想とか概念なんていうのは選手に無く、

全ては週プロの敷いたレールの上に、

後から肉付けされたものである、という物言い。

言い換えれば、“強さ”よりも上位概念としてあるのは、

“金と女とクルマ”という欲望のみ…みたいな。

確かに数々の前田日明の回想を読めば、

“当時はみんなを食える様にしなきゃ…”というのをよく目にしますが、

実際に金銭以外に理想を求めてUWF入りしたレスラーはいます。

1984年の高田伸彦です。
悔しい表情の高田伸彦

この本でも話題になりましたが、

旧UWFでプロデュース面を手掛けた、

イラストレーターの更科四郎が、

8年前のインタビューで証言しています。
更科四郎@kamipro

kamipro130表紙
 kamipro No.130 より

更科
「では、なぜ前田さんと高田さんが藤原さんについていったかっていうと、藤原さんみたいな関節技を身につけたら強くなれるって本気で信じてたから。つまり、猪木さんに一番騙された二人なんですよ」


まず、間違いなく新日本における藤原組(80'S)は、

強さを求めて出来上がった集団だったのです。
藤原、高田UWF移籍会見

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tag : 高田延彦 仲野信市 更科四郎 新日本プロレス80'S

2017年春のUインターとUWF

ここにきてUWF検証が熱いですね。

とっかかりは『1984年のUWF』だったかも知れませんが、

当時をリアルタイムで知らない方や、

プロレスファンでも当時UWFにのめり込んでいなかった方が、

一斉に絶賛したところから異様な違和感を感じていたのですが、

読むはずがない当事者たちに、

各マスコミやライターさんが“密告”する事で、

真実が見直されていくというか…、

もちろん一人の証言から全てを鵜呑みする事はないですけど。

日本屈指の前田信者であるカクトウログT.SAKAiさんが、

渾身のレポートで前田日明の発言を文字起こししてくれています。

 カクトウログ より
前田日明×吉田豪
UWF回顧ブームでトークチケット即日完売! 前田があの本を「読ませるためだけに書いた御伽話」と一刀両断【週刊 前田日明】

前田
「読んでない。
(ライターである)斎藤文彦のネット上のルポだとか(を見て知ってる)(こういうある程度の規模の出版社だと)本をつくるときにマーケティングしてるんですよ。ここ(の話題)を膨らませましょうとか。『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(増田俊也著)とかには木村への愛情が感じられるんだけど、これ全然感じられない。

これで取材が若林(若林太郎)とか。1か月しか
(リングスに)いなかったよ。あいつね、リングス所属の選手を勝手に(他団体に)紹介してた。バックマージン取ったり。リングスを懲戒解雇にしたんですよ。その後のK-1でも同じように。シューティングに入ったときにはアマチュアのお金を全部懐に入れて佐山聡を追い出そうとした張本人ですよ。業界で一番のクズ」


いきなり激しいですね。

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tag : 前田日明 田村潔司 高山善廣

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Author:紫レガ 
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長州、これは俺のブログだ。

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