雪の札幌でおこった事件史

2.5 北海きたえーる大会が近づいてきました。
2016.2.5ポスター

対戦カードについては賛否両論の様ですが、

私にとっては全くのノー問題です。

むしろ一時的にノアをほぼ制圧して、

箔が付きまくった鈴木軍の新日“凱旋”。
鈴木が帰って来た!

その一発目がいきなり頂上決戦というのがいい。

そして何より『雪の札幌決戦』、

実に11年ぶり? きたえーるにおいては14年ぶりの、

“雪祭り決戦”ですから、

事件の匂いがプンプンしてくるのです。

私も実際、何度も会場で事件を観てきましたが(参照:逆ブログ以前、みてきたもの)、

今夜は記憶の中のおこってきた事件を、

思い出せるだけ思い出してみましょう。

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田コロの伝説~後編~(1981)

前編からの続きです。

ボディスラムで一気に形勢逆転したスタン・ハンセンは、

アンドレ・ザ・ジャイアントの大きな背中に馬乗りとなって、

キャメルクラッチで締め上げます。
キャメルクラッチで締め上げるハンセン、

しかし何もかもが規格外なのが大巨人たる所以、

自らの上体を起こすだけで脱出成功なのです。
力で返したアンドレ

それでもハンセン、怯んでいる場合ではありません、

しばし四つん這い状態にあるアンドレの後頭部目掛けて、

体重の乗ったエルボーを突き刺します。
ハンセンのエルボーは麻酔銃の如く

すると巨象に麻酔銃を命中させたかの様に、

アンドレの巨体がマットに沈みました!!

このド迫力たるや…。

ゆっくりと意識を回復させたアンドレは場外へ、

当然ハンセンも追随して、

リング下での殴り合いが始まりました。
場外戦でカウント20

あれよあれよという間にカウント20!!

両者リングアウトの裁定が下されてしまいました。

「これからがいいところだったのに…」と落胆する会場の雰囲気に、

闘ってる当事者のアンドレももちろん納得していません。

WWFから帯同しているマネージャーのアーノルド・スコーランと共に猛抗議。
納得いかないアンドレ陣営

もちろんやっとペースを掴みかけていたハンセンだって、

全く闘志は萎えておりません。
ハンセンも同じです

緊急事態に山本小鉄審判部長もリングに駆け上がり、

Tレフェリーがマイクを持ちました。
マイクを持ったレフェリーの発表は、

そこで発表されたのが、

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tag : アンドレ・ザ・ジャイアント スタン・ハンセン

田コロの伝説~前編~(1981)

さて、今年最初の試合振り返り記事です。

一発目ですから思いっ切り、

気持ちのいいやつ行きましょう!!

東方ぁ、“ブレーキの壊れたダンプカー”スタン・ハンセン!!
スタン“ザ・ラリアート”ハンセン

西方ぁ、“ガリバーシンドローム”アンドレ・ザ・ジャイアント!!
大巨人アンドレ

そう!! お待たせしました、伝説の田コロ決戦、

1981年9.23 田園コロシアム

スタン・ハンセンvsアンドレ・ザ・ジャイアント
です!!

いつもの様にトップロープを跨いでリングインするアンドレに、

ゴングを待たずに猛然と突進していくハンセン。
トップロープを跨ぐと、

しかしアンドレの反応が早い、

右足を跨ぐとそのまま18文キックの迎撃!!
近付いたハンセンに18文キック

すぐにハンセンも体勢を取り戻すと、

強烈なエルボースタンプ。
いきなり乱打戦

激しい乱打戦の中、

一足遅れで開始のゴングが鳴り響きました。

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tag : アンドレ・ザ・ジャイアント スタン・ハンセン

追悼・スーパーフライ

“飛獣”ジミー・スヌーカが旅立ちました。
これまた懐かしいなぁ…

 新日公式 より
【訃報】“スーパーフライ”ジミー・スヌーカさんが逝去

アメリカマットや80年代には全日本プロレス、新日本プロレスでも活躍した“スーパーフライ”ことジミー・スヌーカさんが現地時間・1月15日に南フロリダにて死去した。享年73歳。

ジミー・スヌーカさんは、フィジー出身のプロレスラーで、1969年にプロレスデビュー。1971年に日本プロレスに初来日。1981年からは全日本プロレスの常連となり、リッキー・スティムボートとの抗争や、ブルーザー・ブロディとのパートナーとしても活躍。

1985年5月には新日本プロレスにも初参戦。当時、藤波辰巳(現・辰爾)が保持していたWWFインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦したが、ドローとなっている。

1996年には、WWEの殿堂入りもはたしていたジミー・スヌーカさん。謹んで故人のご冥福をお祈りします。


長いスパンで接してきたファンにとっては、

全日時代の印象が強いかと思いますが、

私にとってのスヌーカはやっぱり新日転戦後、

藤波辰巳との一連のシングルマッチですね。
藤波辰巳vsジミー・スヌーカ

筋骨隆々な褐色の肌に浮き上がる血管、
1985.7.28藤波vsスヌーカ1

当時は藤波の上半身も隆起していて、
1985.7.28藤波vsスヌーカ2

この二人の闘いはまさに、
1985.8.1藤波vsスヌーカ1

“日米フィジカルエリート”のぶつかり合いでした。
1985.8.1藤波vsスヌーカ2

そしてこの試合において私は、

プロレスの重要な技術を思い知らされたのです。

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スキャンダルと男のけじめ(1986)

あれは突然の出来事でした。

“燃える闘魂”アントニオ猪木が突然の丸坊主!!

曰く「男のけじめ」
1986年の猪木スキャンダル1

何に対する「けじめ」かと言うと、

答えは当時の有名写真週刊誌『FOCUS』の、
1986年の猪木スキャンダル2

トップ記事となったこのスキャンダル。

アントニオ猪木「密会」の夜—六本木ホステスと“熱愛タッグ・マッチ”!?
1986年の猪木スキャンダル3

この当時、猪木は倍賞美津子夫人との関係が、

いろいろと取り沙汰されていた頃でした。

さらに時期は『86IWGP』開幕直後、

今で言うところの『G1クライマックス』ですね。
1986年の猪木スキャンダル6

この記事が出た直後、

猪木はすぐに頭を丸めた訳ですが、

そこに屁理屈はございません。
1986年の猪木スキャンダル5

 週刊プロレス No.147 より

猪木
「いや、夜遊びが過ぎてね(笑)。実は、フォーカスにやられてね。それで男のけじめをつけたわけ。やましいところはないんだけど、周りの人に迷惑をかけることになるからね。
(略)これを機に、心機一転ですよ。IWGPは必ず勝ちます。男のけじめ、です」


気持ちいいですね、はい。

男として恥じかいたのを逆利用して、

リーグ戦に臨むエネルギーに変えてしまえ、という。

すかさず追随する破壊王も最高ですが、
1986年の猪木スキャンダル4

こっちは違う理由でけじめつけさせられた説もありますね(笑)。

しかし、“けじめ”の後には“禊ぎ”も待っていました。

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運命の不協和音 WoO.1.5 ~Another KING KONG~

先月末の亀熊さんとのテーブルマッチ(参照:ファイアーバードサミット 2016冬)の際、

ありがたく頂戴した貴重な昭和新日DVDの中に、

“超獣”ブルーザー・ブロディの姿もありました。
20161126ファイアーバードサミット4

それはまさしく私が所有していない映像でして、

一つは新日マット初登場のシーン。
左手のチェーン右手に花束

もう一つはアントニオ猪木との初対決直前に、

山本小鉄さん自ら取材に赴いたサンアントニオ・ロケ。
ブロディ!!

今記事をもって、

一連の猪木vsブロディ記事完結編とさせて頂きます。

初回の記事(参照:運命の不協和音 WoO.1~バーニングスピリット~)と併せてお読み下さると幸いです。

それでは早速、

31年前の春にタイムスリップ致しましょうか!

1985年の紫レガ2号さーん!!

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tag : アントニオ猪木 ブルーザー・ブロディ 山本小鉄 亀熊

100こちら情報部

お馴染み深夜の情報局、【腕ひしぎ逆ブログ】です(笑)。

今週も『真夜中のハーリー&レイス』Podcast、楽しめました。

伝説の番組『ギブUPまで待てない!! ワールドプロレスリング』(参照:1987年のクールビズ)の、
ギブUPまで待ってな~い♪

メインMC、山田邦子さんです。
藤井アナと山田邦子

昭和新日ファンにとっては大ヒール(参照:ナメられてたまるか同盟)として、

その名が刻まれておりますが、
「血はすぐに…」

実際にはプロレス愛が溢れまくっている、

現役バリバリのプロレスファンです。

 真夜中のハーリー&レイス より
山田邦子@真夜中のハーリー&レイス
11/22vs山田邦子(タレント) ※Podcastです。

邦子さん
「だから(ギブUPまで待てない!! は)プロレスファンが終わらせたんじゃないの? まだいまだにさ、私がさ、新日大好きなのにさ、新日行くとさ、『あん? 山田邦子来た!』って『うんううん!(咳払い)』みたいなの居るんだよ。信じらんなくない!? 私オカダとか大好きなのにさー。…だからよっぽどだったんじゃないの? だからみんな間違えてるよ、情報がね。(略)だから、今でもあるかもね。やたら女の子とかワーワーキャーキャー言ったら『邪魔だな』って思ってらっしゃる方いるかもね。でも仲良くやりましょうよ」

「(レスラーは)みんな好きだなー、プロレス面白いっ!」


素晴らしい。

というか私も含めてこの誤解は解かなきゃいかんですね。

邦子さん、本当にプロレス会場に足を運んでいますもんね。

延長戦では馬場さんとのエピソードが心に沁みます。

11/22 延長戦!※Podcastです。

さらに、この一週間は見逃せないTV番組も満載です。

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tag : 高田延彦 古舘伊知郎 山田邦子 大根仁 増田英彦 清野茂樹

真夜中のアナザーストーリーズ

昭和プロレスファンに最大限のインパクトを放った、

先月放送のNHK BSプレミアム『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』、

「タイガーマスク伝説~覆面に秘めた葛藤~」(参照:NHKBSプレミアム『アナザーストーリーズ運命の分岐点』で泣いた)。
佐山タイガー@NHKBS

その制作者であるテレビディレクター大川卓弥さんが出演した、

『真夜中のハーリー&レイス』の内容が実に面白いです。

大川さんご自身も当然、少年時代タイガーマスクに魅了されたプロレスファン。

ダイナマイト・キッドへの取材の裏話なんかは、

聴いててゾクゾクしてきますね。
大川卓弥さん

まずPodcastでは消音されていますが、

NHKの番組でもかかっていた『ローリングソバット』に乗って入場。

これ本当に良い曲ですよね。

番組パーソナリティの清野茂樹さんも超一流のテーマ曲マニアだけあって、

ここはスルーしませんね~。

 真夜中のハーリー&レイス より
11/1vs大川卓弥(テレビディレクター)※Podcastです

清野アナ「さぁ大川さん、これはいい曲ですねぇ、しかし!」

大川さん「これは名曲ですね。タイガーマスク幻のテーマ曲ですよね」

(略)

清野アナ「実際に入場では使われなかったんだけれど素晴らしい! 大野雄二さんですからね。あのルパン三世のね」


ちなみにこの曲の収録された『新日本プロレス・スーパーファイターのテーマⅡ』のカセット、

私も持っていますよー!!
新日本プロレス・スーパーファイターのテーマ2

二人のトークも同世代だけあって、

私には実に心地良いです。

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tag : タイガーマスク ダイナマイト・キッド 大川卓弥 清野茂樹

NHKBSプレミアム『アナザーストーリーズ運命の分岐点』で泣いた

昨夜は夕食後、

ちょっとした調べものに時間を割かれてしまい、

見逃してしまったNHK BSプレミアム『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』の、

「タイガーマスク伝説~覆面に秘めた葛藤~」
佐山タイガー@NHKBS

先程、視聴を終えたばかりなのですが…、

感動で、いささか興奮しています。

プロレスに対する色眼鏡を外して、

NHKが本気でドキュメンタリーとして制作すれば、

こんなに凄いものが出来上がるんだ…という好例でしたね。

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tag : タイガーマスク ダイナマイト・キッド アントニオ猪木 小林邦昭 新間寿

世界を変えた569秒(1981)

関東地域では既に放送開始された模様ですね、

この秋の新アニメ番組『タイガーマスクW』。
タイガーマスクW

当初の期待はやはり(?)裏切られてワープロ前の深夜枠、

それならむしろワープロ後にやれば日曜の超早朝(!)という事で、

無理矢理“ヒーロータイムの前座”的ポジションに入っちゃえばよかったのに…。

という事で今回は、

1981年4.23 蔵前国技館

タイガーマスクvsダイナマイト・キッド


初代タイガーマスクのデビュー戦です。
初代タイガーマスクデビュー戦1

当時、新日にとっても、テレ朝にとっても、カジセンセにとっても、

大事な大事なニューヒーローの緒戦。

その対戦相手は“爆弾小僧”ダイナマイト・キッド
ダイナマイト・キッド

到底“かませ犬”におさまる様なレスラーではございませんよ。

タイガーのあまりにチープなマスクデザインに、

一部のファンの失笑と「ジョージ!」の野次が飛びますが、

ゴング早々、私たちはこれまでプロレスで見た事のない、

華麗なステップワークに驚嘆する事になります。
初代タイガーマスクデビュー戦2

ピョンピョンピョンと時計の逆回りにフットワークを利かせると、

そこからマッハのモーションで飛び出したバックスピンキック!!
初代タイガーマスクデビュー戦3

思わずキッドもコーナーまで後ずさりです。
初代タイガーマスクデビュー戦4

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tag : タイガーマスク ダイナマイト・キッド

ヨンクチュアリ~旅姿六人衆検証編~

夏休みはとっくに終わりましたが、

まだ私の夏の宿題、片付いていませんでした。

それはサトウヨンペイ先生からの課題

この88サマーファイトシリーズの2連戦?を特定しましょうよ!

レガさんならできますよo(^▽^)o

最初がヘルナンデス・ソイヤー・アサシンがメインで次の日が黄金コンビのタッグマッチ?

バスの中は明らかに同日だとして(笑)

函館とか室蘭の気が・・


う~ん…これはかなり難易度の高い宿題かな???

でもやれるところまでやってみましょうか!!
旅姿六人衆1

まずはいつものデータベースに立ち寄り、

当時の日程を調べてみるとしますか。

1988年夏の週刊ゴングからなのですが、
1988サマーファイト・シリーズ8

1988サマーファイト・シリーズ9

読んでいくと、

当時の記事も懐かしい…飛龍革命、天龍革命、新生UWF“真夏の格闘技戦”、

そして超獣の死があったんですよね。
1988サマーファイト・シリーズ10

1988サマーファイト・シリーズ12

とりあえず北海道の巡業ルートは把握しました。

旭川→帯広→小樽→札幌→苫小牧ですね。

続いて調べるのは各会場のカードです。

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tag : アントニオ猪木 駒沢シバティスト サトウヨンペイ alive

旅姿六人衆~完全版~(1988)

今年も迎えましたね、

8月8日という日を。

もう28年も前になるんですね…。

1988年8.8 横浜文化体育館

IWGPヘビー級選手権試合

藤波辰巳vsアントニオ猪木

36

毎年振り返っているこの試合からの縁で、

様々な巡り合いがありました。

今年2月には遂に、

あの映像の中の登場人物である、

カンガルーキックさんが降臨!!(参照:SUPER SUNDAY MORNING IN SURPRISE)
この少年が!?

まさにビッグサプライズでしたね。

当然、今年もこの試合を観返した訳ですが、

ちょっと趣旨を変えて、

“プロレス史に残る短編ロードムービー”とも呼ぶべき、

エンディングの『旅姿六人衆』を完全版でお送りします!!
旅姿六人衆1

♪ま~いに~ちち~がうぅ顔に出~会~うぅ~…

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tag : アントニオ猪木 藤波辰巳 IWGP サザンオールスターズ

幻の5団体集結(1987)

新日とUWFが九州の某旅館を破壊した頃(参照:真相究明! 旅館破壊事件謎が謎呼ぶ旅館破壊事件)、

同時進行で大きなプロジェクトが動き始めていました。

それは当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったジャパン・プロレスを中心に、

新日、全日、全日本女子、ジャパン女子…全団体が、

1枚のチケットで観られるという壮大な計画でした。

当時、ジャパンの副会長を務めていた、大塚直樹がその中心人物です。

まず、5団体集結への足掛かりとして、

古巣との関係修復に向かいました。

猪木毒本表紙
 猪木毒本―いま、なぜイノキなのか? より

大塚
「あの1月の10日だか11日。川崎の試合が終わったときに、僕、新日本の事務所に長州と二人で行ってるんです。まだ全日本に上がっているときに。それというのは新日本プロレスのSという後輩が僕のところにずっと通って来てて『大塚さん何とか助けて下さいよ』っていうから『じゃあもうここで、1本にまとまる方向で考えるか』みたいなね。『じゃあ、とりあえず1回会わなきゃしょうがないな』『来てくれますか』『いいよ。俺1人で行ってもしょうがないから長州連れてくか』『えっ、連れて来てくれますか』『大丈夫だよ』。で、確か11日だと思ったんですけど、全日本の川崎の試合があって、その後に、長州に『今日あいてるか?』『あ、いいすよ、あいてますよ』『だったら1~2時間、俺に付き合ってくれるか』『わかりました』って」


“Sという後輩”=猪木アリ戦の際、アリへ“応戦状”を渡した人物、杉田豊久ですね。

当時の肩書は渉外担当部長ですが、

新日の興行成績がどんどん低下していく中で、

元上司の大塚氏に協力を仰いだ訳です。

そこで交わされる極秘会談に大塚氏は、

手土産代わりにジャパンの社長兼エース、長州力も帯同させたのです。

大塚
「試合が終わってシャワー浴びて僕の車に乗った途端に、長州がいったんです。『大塚さん、青山(新日本プロレスのこと)行くんでしょ』って。すごいですよ。俺ゾクッとしましたもん。ホント僕、どこに行くのかなんにもいわなかったですからね」


長州も長州で、ここからの展開を自身で描いていたんでしょうね。

しかしこの長州の同行で結果的には、

大きなプロジェクトはこじれてしまうのです。

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tag : アントニオ猪木 長州力 マサ斎藤 大塚直樹 ジャパン・プロレス 全日本プロレス

謎が謎呼ぶ旅館破壊事件(1987)

G1クライマックス真っ只中でありますが、

そちらは有名ブログ各位様にお譲りし、

ここは私らしく昭和に戻りましょう(笑)。

まず、“旅館破壊事件”の犯行地点は、

人吉なのか? 水俣なのか?(参照:真相究明! 旅館破壊事件)

こうなったら当時の資料を紐解いて、

再度追及するしかないでしょう。

“驚異のデータベース”にて、

当時の週刊2誌を読み漁って参りました。

まずはゴングからなのですが…、
※以下、全画像はクリックで拡大出来ます。
旅館破壊事件の謎1

当時の新春シリーズ『ニューイヤー・ダッシュ87』の日程表を見ると、

1.19熊本・人吉文化センター

1.23熊本・水俣市体育館と、

確かにそれぞれの大会が組み込まれております。

当時は『ワールドプロレスリング』の放送時間が月曜夜8:00でした。

それを額面通り捉えると、

人吉でテレビ中継と考えるのが自然です。

しかし巡業のコースって通常、

一年前には決まっているらしいんですよね。

で、丸一年前にコース切った頃は、まだ金曜8時でした。

ですから大会場で金曜収録→月曜に録画中継ってのも、

結構あった…と記憶しています。

ところが!

それより何より週プロの方を見てみると…、
旅館破壊事件の謎8

19日の興行自体が人吉じゃないんですよ!!

それどころか熊本県ですらない!!

佐賀・武雄市白岩体育館になっているんです。

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tag : 武藤敬司

真相究明! 旅館破壊事件(1987)

先日の『人志松本のすべらない話』において(参照:完全復活フルタッチ)、

昭和プロレスファンの記憶の底から蘇った、

新日本プロレスの1987年1月“旅館破壊事件”

番組中でケンドー・コバヤシさんも話した通り、

「当事者のレスラーたちが泥酔してた為に真相が謎」のままでした。

これまでレスラー側が話してきた内容と、

今回、番組で古舘伊知郎が話した内容を照合させて、

真相究明に乗り出してみましょうか!!
古舘アナ@すべらない話1

まず、事件の中心となった前田日明武藤敬司の“殴り合い”。
前田と武藤

意外と張本人の武藤は一部始終を冷静に記憶しています。

烈闘生表紙
 烈闘生―傷だらけの履歴書 より

武藤
「前田さんといえば、熊本の旅館で選手みんなで宴会をやってた時、UWFスタイルの話になって、俺『そんなのプロレスじゃねぇ』って、本人を前にして言ったことあるんですよ。そしたら前田さん怒り出して、いきなりパパーン! って殴られた。まぁ酒の席の話だけどね。誰かが止めに入って『あとくされないように、お互い納得いくまで殴り合え。何発ずつ殴り合え』っていうようなこと言ってたんだけど、俺は結局、一回も手を出さなかった。相手は先輩だからね」


無礼講を謳った大宴会でしたが、

アメリカ帰りの武藤は容赦なくUWFスタイルを否定!!

これは当然、前田氏ヒートしますわな。

でも止めに入って「殴り合え」と言った人物の記憶がない…。

これ宴会を企画した坂口征二副社長でした。

Gスピリッツ30表紙
 Gスピリッツ Vol.30 より

坂口
「移動も別、宿舎も別、控室も別…顔を合わせるのはリングの上だけで、しかもギスギスした感じで1年近くやっていたけど、それじゃうまく行くわけがないよな(笑)。だから“みんなでチャンコでもやれ!”ってね。そこで武藤が“UWFが来たって客が全然入らないじゃないですか!”とか言ったら、前田が“この野郎!”となっちゃってよ(笑)」

「俺が2人を座らせて、“いいから飲め!”って一升瓶で焼酎を飲ませたんだ。前田にはずっと本物の焼酎を飲ませていたけど、武藤には途中から水を注いでよ(笑)。そうしたら、前田が途中でそれに気付いてね(笑)。“いいから飲め、この野郎!”“チャンコを片付けろ!”って今度は俺と揉めちゃって(苦笑)。それを見ていた武藤が怒って、前田と外に出て行って殴り合ったんだよ。最後は俺が前田をビールビンで殴ったのかな? まあ、俺もよく憶えてないんだけど(苦笑)。あとは高田がフルチンで歩いてた(笑)。船木は相変わらず泣き上戸で泣くしよ。3階のトイレは、ゲロが詰まって噴水みたいになったり(笑)」


「あとくされないように」二人の間に入りながら、

前田氏には焼酎を飲ませ続け、

武藤には途中から水を(笑)。

自身は泥酔しながらも最後に、

前田氏の頭をビール瓶で一撃!!

これ巡業中で翌日も試合あるのに…。

これが前田氏の話では全く変わってしまいます。

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エントリー辞退と昭和二大事件の関係性について(1983/1987)

小島聡から天山広吉へのG1出場権譲渡(参照:テンコジ問題に思う)。

これ意外にも私にとって違和感なかった理由は、

“昭和の二大事件”に由来してるのかなぁ、と思うのです。

それはどちらも、

公式リーグ戦の出場権に絡んだやりとりから生じた、

“歪み”が遠因となっている気がしてなりません。

まず一つ目は1983年の、

第一回『IWGP決勝リーグ戦』まで時代を遡らなくてはなりません。
第1回IWGP前夜祭2

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マサとアントンのWRESTLER'S PRIDE

昨日、『Gスピリッツ Vol.40』を買ってきました。

以前書いた通り、

テーマは“金曜夜8時の新日本プロレス”第3弾!!
Gスピリッツ40~1

スーパー・ストロング・マシン将軍KYワカマツ
Gスピリッツ40~2

新間寿佐山聡
Gスピリッツ40~3

長州力小林邦昭
Gスピリッツ40~4

キラー・カーンキム・ドク
Gスピリッツ40~5

今回の対談4連発は、

組み合わせの妙味が素晴らしいですね。

私個人としては長州とコバクニの、

“維新軍回想録”が興味深かったです。

引退してしばらく経つのに、

マサさん幻想は膨らむばかりですね。

そのマサ斎藤さんが語る、

アントニオ猪木論”が最も面白かったです。

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tag : マサ斎藤

ガーン! と行ったカーン~後編~(1982)

前編からの続きです。

アンドレ・ザ・ジャイアントが怯んだ隙に、

キラー・カーンは一気に足首へのピンポイント攻撃を開始。

前年、ニューヨークで引き起こした“アンドレ足折り事件”の再現を狙います。
そして遂に足殺しへ!!

アンドレが倒れ込んでもなお、

ロープを利した足攻めをやめません。
一気に足首を折りに行くかカーン

ここがチャンスと見たカーンはストンピングから、

自らロープに走って攻撃に出ますが、

待っていたのは下からの18文キック!!
自らロープに走ったが待っていたのは18文

しかしアンドレは自ら場外へエスケープ。
場外エスケープのアンドレ

場外カウント18で何とか戻ってきたところに、

今度はカーンも慎重に捕獲して、

再度足首攻撃に転じます。
戻ってきたところを今度は捕獲、

これは大番狂わせがあるのか!?

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tag : キラー・カーン アンドレ・ザ・ジャイアント MSGシリーズ

ガーン! と行ったカーン~前編~(1982)

平成以降、国技・大相撲に吹き荒れている、

モンゴル人力士の躍進ですが、

私ら昭和のプロレス少年たちにとっては、

モンゴル人の強さを一番最初に思い知ったのは、

新潟県出身でありながら、“闘うモンゴリアン”の異名を持った、

一人の大型レスラーの出現からだったと記憶しています。

前年5月にNYで“現代のガリバー旅行記”アンドレ・ザ・ジャイアントの足首を折り、
動く人間山脈アンドレ入場

世界中に名を轟かせた、

その名はキラー・カーンです。
闘うモンゴリアン、キラー・カーン

私が最も印象深いカーンの名勝負は、

1982年4.1 蔵前国技館

第5回MSGシリーズ優勝戦

キラー・カーンvsアンドレ・ザ・ジャイアント
です。
カーンのセコンドには藤波と戸口

このMSGシリーズは新日の“春の本場所”と呼ばれ、

第1回から前年の第4回までは、

アントニオ猪木が4連覇を果たしておりましたが、

この年も優勝戦進出を決めていながら、

前日のタッグマッチで両膝を負傷したため無念の棄権。

一説には膝ではなく糖尿病発症による、

緊急入院が原因とも言われていますが…。
猪木欠場の挨拶

とにもかくにも、繰り上げでファイナリストとなったカーン、

80年代前半の新日で猪木、坂口、藤波以外の、

日本人選手が最終戦のメインを取るのは異例中の異例でした。
カーンへの声援を気にするアンドレ、

試合開始早々、カーンへの大声援が鳴り響きます。

アンドレが不機嫌そうに館内を見渡す背後から、

カーンは奇声を発しながらのキック。
後ろからの蹴りにも全く動じず、

これに全く動じないアンドレを見て、

思わずカーンはこの表情。
カーン思わずこの表情

ニューヨークのドル箱カードが、

始まりを告げた瞬間です。

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tag : キラー・カーン アンドレ・ザ・ジャイアント MSGシリーズ

凄いヤツの洗礼、ダメなヤツの照れ隠し(1981)

昭和新日本と昭和全日本の違い、

皆さん思い思いの意見が飛び交うと思います。

私にとっての新日と全日の違いを一つだけ選べば、

それは『デビュー戦や凱旋帰国初戦の対戦相手』の差です。

例えばタイガーマスクを例に出すと、

新日はダイナマイト・キッド、全日はラ・フィエラですからね。

要するに新日は“負けてもおかしくない強豪”、

全日は“明らかな咬ませ犬”を持ってくるんですよ。

その新日で、初戦をクリアしたレスラーは例外なくブレイクしています。

逆に勝敗に関わらず初戦でつまずいたレスラーは、

どんな大物ルーキーであれ、ちょっとやそっとじゃ剥がれない、

決定的なレッテルを貼られてしまうんですよね。

その代表的な例がこの試合、

1981年6.24 蔵前国技館

タッグマッチ 60分三本勝負

アントニオ猪木、谷津嘉章vsスタン・ハンセン、アブドーラ・ザ・ブッチャー
です。
猪木、谷津vsハンセン、ブッチャー

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バイオレンスサタデーだって!! 土曜日の暴力って事だよ(1988)

世界中のプロレスファンに問題提起したウィル・オスプレイ(参照:あの超絶空中戦のこと)ですが、

初出場にして、『BEST OF THE SUPER Jr.ⅩⅩⅢ』初優勝!!
オスプレイvsリコシェ10

渦巻く賛否に実力で答える形となりました。

そのオスプレイ本人、例のベイダーへのアンサーも出しています。

 東スポWEB より
【新日スーパーJr.】初出場初V!オスプレイがファイトスタイル批判に回答

オスプレイ
「いろいろ言われるのは仕方ない。でもこれが俺のスタイルなんだ。彼(ベイダー)はヘビー級だからスタイルが違って当たり前。音楽もクラシックだけが音楽じゃないだろ? 俺が敬愛するビートルズだって最初は賛否両論だった。いつか皆に認めてもらえるように頑張るよ」


母国の誇りであるビートルズを例に挙げ、

あくまでも前向きに反論というところでしょうか。

スーパー・ジュニアを制して、ビートルズ発言。

…これってひょっとして!!

あの男に対しての宣戦布告じゃないですか!?

「ああん、やってやるって!!」

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運命の不協和音 WoO.17~氷と炎の3600秒・後編~(1986)

WoO.16からの続き、これ即ちラストです。

気がつけば今回の記事、

【腕ひしぎ逆ブログ】史上最高数のキャプチャ画像となりました。

それだけこの闘い、画的に素晴らしいという証でしょうか。

さあ、アントニオ猪木ブルーザー・ブロディ

相反する個性のトップレスラー二人は、

さらに未知の領域へと入っていきます。
リングに戻ると、猪木は「立て!」と

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運命の不協和音 WoO.16~氷と炎の3600秒・中編side B~(1986)

変則的なつなぎ方となりましたが、

WoO.15より続きます。

さんざん左脚を痛めつけられながらも、

ブルーザー・ブロディはこの跳躍力!!
ここでドロップキックかーー!!

前年夏に同会場で行われた2戦目(参照:WoO.5)と同様、

アントニオ猪木はアバラを痛めた模様です。

一気に試合の流れがブロディペースになってしまうのか?

ブロディは右足一本で体重を支えつつ、

ブレーンバスターの体勢を取りますが、
右足一本でブレーンバスターを狙いますが、

さすがにそれは不可能、

猪木を離してコーナーへ退散します。
さすがに無理か?

すかさず猪木は左膝めがけてアリキック4連発、
アリキック4連発から、

さらにトップロープに固定して追撃を画策しますが、

ここはブレークがかかってしまいます。
トップロープに固定しますが、

しかしながら集中的に攻められたブロディ、

思わずこの表情です。
離れるとブロディ苦しい表情

試合も30分が経過、

一旦、プレイヤーから針を上げて、

レコードを裏返しましょう。

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運命の不協和音 WoO.15~氷と炎の3600秒・中編side A~(1986)

WoO.14からの続きです。

燃え上がらんとするアントニオ猪木の闘魂の炎を、

ブルーザー・ブロディは氷水を浴びせて消火して行く様に、

試合は重い雰囲気で進んでいきます。
猪木の顔が苦痛に歪む

ブロディはもう一発、

猪木の頭部を蹴りつけてから、

突如がぶっていきます。
突如がぶって来るブロディ、

しかしこれは逆に猪木の土俵、

すぐさまハンマーロックに切り返します。
すぐ抜け出した猪木は、

離れると左肩へのストンピング連発しておいてから、
ストンピングから、

改めてハンマーロックに取って気合を入れていきます。

猪木
「アシャシャシャシャシャ!!」

ハンマーロックで返して、

そういや、猪木の糖尿病克服は“氷風呂入浴法”でした!!

俄然ここから元気が出て来るのです。

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運命の不協和音 WoO.14~氷と炎の3600秒・前編~(1986)

WoO.13からの続き、

遂に“運命の闘い最終章”です。

11ヶ月ぶりの再戦を迎えるにあたって、

アントニオ猪木はもう一度、

ブルーザー・ブロディに“三本勝負”を提案します。

例によってこの日も試合前、

山本小鉄審判部長を仲介役に長い交渉が持たれましたが、

一も二もなくブロディの返答は「NO」
ルール問題はまたしても…

ブロディにしてみれば9ヵ月前に起こしたボイコット事件への負い目など、

微塵も持ち合わせていなかったのです。

逆に「猪木を場外に2度落としたら勝ちにしろ」という理不尽要求まで出す始末。

もちろんこれは飲めるはずがありません。

結局、大会が始まっても折れないブロディに対して、

折れたのは新日側でした。

「今日の結果に関わらず、次戦は三本勝負」という条件付きで。



入場から怒りに燃える猪木でありました。
怒りに燃える猪木の入場

そして何事もなかった様に入場のブロディ。
いつも通りのブロディの入場

1986年9.16 大阪城ホール

アントニオ猪木vsブルーザー・ブロディ

アントニオ猪木vsブルーザー・ブロディ

遂に“最後の闘い”が始まります。

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運命の不協和音 WoO.13~ボイコット事件とワイキキ襲撃事件~(1985~1986)

WoO.12より続きます。

アントニオ猪木ブルーザー・ブロディによる“運命の闘い”は、

半年の期間において6戦を経てきましたが、

暮れのシリーズ『85IWGPタッグ・リーグ戦』の最終戦の日、

1985年12.12に突然ピリオドを打ちました。

ジミー・スヌーカとのコンビでこのリーグ戦を独走してきたブロディは、

当日、優勝決定戦が行われる仙台行きの東北新幹線、

11時発の『やまびこ49号』に乗り込みましたが、

ここで突如、ガイジン係のTレフェリーと口論した挙句、

罵声を浴びせて発車直前の車輌から降りて、

スヌーカと共に去っていってしまったのです。
ボイコット事件2

この異常事態を当時の現場責任者、坂口征二は語っています。

 Gスピリッツ Vol.30 より
Gスピリッツ30表紙

坂口
「ブロディっちゅうのは、ヘンにプライドが高いんだよ。他のガイジンを持ち上げると北向いたり、試合をするのしないのって時間ギリギリに会場に来たりとかね。トラブルメーカーだった。あの時は、決勝戦の前の日にシングルマッチで俺がブロディにイスで左膝を滅多打ちにされて、歩けなくなって。俺は歩けないから棄権することも考えていたんだよ。ところが、ブロディたちがボイコットしたから無理して出て…
(略)。ブロディたちは上野駅まで行って、仙台に向かう列車には乗ったんだよね。でも、発車間際に飛び出して行っちゃったっていうんだから信じられないよな」


この当時、色々な憶測が飛び交いましたが、

とにかく宿舎の京王プラザホテルに戻ってしまったブロディは、

こう言い放ちました。

ブロディ
「新日プロはブロディのレスラーとしての技量は買えても、フランク・グーディッシュ
(本名)の心までは買えない。気難しいと言われればそれまでだが、俺にも言い分はある。理由? それは新日プロに聞いてみろ。不満は数え切れないほどある」
ボイコット事件1

結局、「去る者は追わず」を決めた新日は、

ブロディの行動を“敵前逃亡”と発表し、
ブロディ敵前逃亡を伝える放送席

当日の優勝決定戦では、

日本プロレス史に残る名勝負を残しました(参照:「やったーーーーーーーーーー!!」)。
涙の初優勝

一方のブロディは翌日、マスコミの取材に対して、

その心中を吐き出してから帰国の途に就きました。

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運命の不協和音 WoO.12~前代未聞の喧嘩マッチ・後編~(1985)

WoO.11からの続き…試合も終盤です。

これまでの闘いとはひと味もふた味も違い、

多彩な攻撃を見せるブルーザー・ブロディ
ブロディは一転して逆片エビ固め

この逆片エビ固めも珍しいシーンですが、

アントニオ猪木は持ち前の柔軟性で脱出。

それでも左足を離さないと見るや、

側頭部に蹴りを2発入れて振り解きます。
猪木は側頭部へのキックで脱出

互いにスクッと起き上がると、

まずブロディはフルスイングの逆水平チョップ、
ブロディフルスイングの逆水平チョップに対し、

猪木もナックル気味のエルボーバットを4発、
猪木は胸板へのエルボーバット

それぞれ胸板にお見舞いしていきます。

そこからブロディお決まりのショルダースルーに行きますが、

この日の猪木は飛び越えての回転エビ固め、
ブロディのショルダースルーを猪木は回転エビ固めへ、

だが、これを読んでいたのか?

ブロディは踏み止まると額に強烈なフィストドロップ。
ブロディは堪えて額にナックルを落とす

もう一度ブレーンバスターを狙いますが、

ここも猪木が回避。
もう一度ブレーンバスター狙いも猪木は回避

ここまで一つの技を堪える猪木もまた珍しいですね。

仕方なくブロディは猪木の後頭部を蹴りつけて、

場外に突き落としますが、
場外に蹴り落とすブロディ

この攻防についてはブロディの方にも思惑があった様です。

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運命の不協和音 WoO.11~前代未聞の喧嘩マッチ・中編~(1985)

WoO.10からの続きです。

ブルーザー・ブロディのドロップキックを、

モロにカウンターで顔面に食ったアントニオ猪木の表情が、

苦痛に歪みます。
これは大きなダメージ

ブロディは矢継ぎ早に、

この試合3発目のゴリラスラムから、
3発目のスラムから、

一旦コーナーに下がると、

充分な助走から高々と舞って、

キングコング・ギロチンドロップ!!
早々にキングコング・ギロチンドロップ!!

これもモロに喉元に入りましたが、

フォールの体勢を猪木はカウント2でクリア。
カウントは2

ブロディは次にスリーパーホールドを仕掛けますが、

猪木はすぐに近くのロープへエスケープ。
ブロディのスリーパーはロープブレイク

ブロディはそのまま場外戦に持ち込みます。
場外戦に持ち込むブロディ

猪木の額を本部席のテーブルに叩き付けると、

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運命の不協和音 WoO.10~前代未聞の喧嘩マッチ・前編~(1985)

WoO.9より続いております。

アントニオ猪木ブルーザー・ブロディ

互いに複雑な感情を抱えた状態で、

『バーニング・スピリット・イン・オータム』最終戦、

1985年10.31 東京体育館は波乱含みの中、

実に6度目のシングル対決を迎えました。

試合前、ブロディがランバージャックデスマッチを要求すれば、

猪木は三本勝負での完全決着を要求。

結局双方ともに突っぱねた形で当日を迎えた訳です。

試合前のインタビューにおいて、

露骨に不快感を表わす猪木。

猪木
「一つは腹が立つのは、
(過去の対戦の)その度ね、俺が逃げたという表現してるんでね。ルールやいろんな部分でね、条件付けてきてるんで。一回も逃げてない! 向こうが逃げてるんでね、どっちかと言えば」

(ルール問題は)とにかくやる気がありゃあね! ルールはどうでも、とにかくリングの上で決着つけりゃいいんだから…どーって事ないです!(タオルゴシゴシ)
猪木試合前のインタビュー

この日も先に入場した猪木、

暗転した会場の中で闘魂に火をつけます。
闘魂に火をつけた瞬間

『運命』から『移民の歌』が大音量で流れる中、

姿を見せないブロディに猪木はやや苛立ちます。
徐々に苛立つ猪木

曲が終わりに差しかかり、

猪木は憮然とした顔つきに変化。
憮然とする猪木

とうとうフルコーラス終了で、

騒然とする中、会場に照明が灯されます。
遂に移民の歌フルコーラス終了

たまらず説得に乗り出すべく、

ブロディの控室に走る山本小鉄さん
小鉄さんが動く

猪木はガウンの紐を解くと、
ガウンの紐を解いて待つ猪木

遂に激昂!!
苛立ちはピークに

闘魂ガウンをマットに叩き付けて、
ガウンを叩き付けて、

リングをあとにしてしまいました。
控室へさがる猪木

もはや異常事態です。

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運命の不協和音 WoO.9~ミラクルパワー全面開放・後編~(1985)

北の聖地でたった一度実現した“運命の闘い”。

WoO.8からの続きです。

それまで有利に試合を進めていたアントニオ猪木でしたが、

ブルーザー・ブロディの逆水平チョップに大ダメージを負ってしまいました。
猪木、予想外の大ダメージ

ブロディは放り捨てるかの様に、

ゴリラスラム2連発。
ゴリラスラム2連発から、

3発目を狙ったところで、

猪木がスモールパッケージホールドに切り返しますが、
3発目をスモールパッケージで返すもカウントは2

カウントは2。

それでも起き上がれない猪木は、

一旦場外へエスケープを図ります。
ひとまず場外エスケープの猪木

そこからリングに戻ったところで、

この日の生中継は放送終了。

それでも視聴者からの問い合わせが殺到したために、

ワールドプロレスリングは翌週の冒頭で、

試合の続きを放映しました。

まず最初に目に飛び込んで来たのは、

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紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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