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リングの中のAnswer~後編~

前編の続きです。

『KAMINOGE』90号の節目に掲載された、

堀江ガンツさんによる、

田村潔司の30周年インタビュー。
fc2blog_201907051133344c9.jpg

リングス時代の話題が軸となっていますが、

ここからは田村が通常口に出すことの少ない、

“試合の定義”論となってます。
田村@ベルト姿

後編はややロングバージョンでいきますので、

最後までお読み頂き、コメント下さると幸いです。

KAMINOGE90表紙
 KAMINOGE 90 より

ガンツ「田村さんってモーリス戦以外にも、格闘技の試合なのに格闘技だと思われていない試合がいくつもありますよね。それは本人的にどうなんですか? 田村さんはいまだにそれを分けて語ることが少ないですけど」

田村「だってそれはこっちの事情だし、お客にとっては関係ないからね」

ガンツ「なるほど。お客にとってはそれがじつのところシュートだったのかどうかよりも、興奮できたか、満足できたかがすべてだと」

田村「そう。料理で言えば厨房のいざこざを客に見せてどうするっていう話だから。だからリング上がすべてだし、100人いたら100通り、感動する人もいれば貶す人もいるから、それでいいと思ってる。こっちが出した料理を『おいしい』『まずい』って言おうが、『これは本格的だね』『これは手を抜いてるね』って思うのも自由だから」


まずは宮戸優光ばりの料理論(参照:宮戸語録 vol.3~宮戸味徳編~)から始まりましたが、

現役の格闘技選手としては異例ともいえる、

「それはこっちの事情…お客にとっては関係ない」

「リング上がすべて…感動する人もいれば貶す人もいる…それでいい」

私なりに付け加えさせて頂くなら、

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tag : 田村潔司 ヴォルク・ハン 堀江ガンツ

リングの中のAnswer~前編~

忙しかった先月、

この一冊のお陰で、

通勤時間だけは快適でした。

『KAMINOGE』の90号、表紙は長州力です。


一番読みたかったのは、

デビュー30周年!! 田村潔司インタビューでした。

私にとってはデビュー戦から、

全ての試合映像を観てきた唯一無二のプロレスラーです。

今回のインタビューも聞き手はもちろん堀江ガンツさん


内容の方は、

私が描く田村像を決して裏切らないものでした。

KAMINOGE90表紙
 KAMINOGE 90 より

ガンツ「今年で『デビュー30周年』になるわけですけど、この30年でプロレス界もずいぶん様変わりしましたよね」

田村「まあ、昔みたいに誰もが知ってるスターがいなくなったけど、そのぶんインターネットをうまく活用しているよね」

ガンツ「プロレスのあり方もガラリと変わりましたよ。当時はまだ、『強い』ことが一番の価値だったりしたじゃないですか」

田村「今は楽しめるかどうかだもんね。だから格闘技畑の人の目線とプロレス畑の人の目線は全然違う」

ガンツ「だから、おそらく田村さんみたいな存在って、今のプロレスファンにも今の格闘技ファンにもよく理解できないと思うんですよ(笑)」

田村「アッハッハッハ!」


長年の信頼関係から出る“軽いいじり”で、

田村の笑顔を引き出すガンツさん。
ガンツさんアイコン

ここでガンツさんは現在の新日本プロレス(NJPW)が、

全米で高い評価を受けるきっかけとなった、

老舗メディア『レスリング・オブザーバー』の存在と、

かつて同メディアが90年代に高く評価していた、

U系日本人選手の名を挙げます。

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tag : 田村潔司 堀江ガンツ

さらば愛しき赤ジャージよ(1996)

田村潔司が小太刀(参照:お守りか? グッズか?)を携え、

残してきた幾多の名勝負には、

様々な形の緊張感が同居していました。

その中でも屈指の“果し合い”と呼べるのが、

リングスにおいての同門対決、山本宜久戦でしょう。

1996年12.21 福岡国際センター

リングス・メガバトルトーナメント96準決勝

山本宜久vs田村潔司
…振り返りましょう。



既にリングスジャパン所属でありながら、

敢えてUインターのジャージで入場した田村。
Uインターのジャージで入場の田村

ヤマヨシは無骨にタオル一枚羽織って入場です。
タオル一枚で入場のヤマヨシ

この“他流試合感”がたまらないです。

クリーンに握手を交わして試合開始となりますが、

これは文字通り嵐の前の静けさでした。
クリーンに握手を交わして開始

ゴングと同時に前田流喧嘩術で、

どんどん前に出るヤマヨシと、

迎え撃った田村の前蹴りが交錯、
いきなり前蹴りが交差し、

そのままヤマヨシ得意の“無酸素ラッシュ”が始まります。
ヤマヨシのラッシュ

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tag : 田村潔司 山本宜久

元気玉発言とは何か?(1997)

前回分(参照:腕ひしぎ逆十字という名のエール)からの続編です。

ヴォルク・ハンから、

念願の初勝利を上げた田村潔司の口から飛び出したのは、
雄叫びを上げる

意外な人物へのエールでした。

控室での試合後会見の席で、

突然、田村が切り出します。

田村
「…違う事しゃべっていいですか?」

田村の元気玉発言1

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tag : 田村潔司 ヴォルク・ハン 高田延彦 ヒクソン・グレイシー PRIDE

腕ひしぎ逆十字という名のエール~後編~(1997)

さぁ!! 前編からのつづきです。

ヴォルク・ハンの猛攻は止まりません。

田村潔司の右腕を極めたまま、

強引にスープレックスで叩きつけて行きます。
腕を極めながらのスープレックス、

そのまま腕十字を取りに行くと、
そのまま十字へ、

田村はすぐにクロック・ヘッドシザースの切り返し。
田村珍しいクロック・ヘッドシザースから、

…ってこれ珍しいですね。

そこから一気に足を取って、

膝十字固め。
膝十字へ、

ハンは例の如くクルクルと回転しながら、

脱出を図ります。
ハンは動いて動いて、

ロックが緩んだところで、

すぐに腕を取りに行きますが、
脱出して腕を狙いに行くが、

田村はもう一度、膝十字に取って、

思わずハンはエスケープ。
もう一度膝十字でエスケープ奪取、

この攻防を取られたハンの、

精神的ダメージは大きいです。
ハンはショック

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tag : 田村潔司 ヴォルク・ハン 高田延彦

腕ひしぎ逆十字という名のエール~前編~(1997)

ヴォルク・ハンの引退記事(参照:甦れ!!“空想の世界”伝説)で、
「今日も勝つよ」

田村潔司との3戦について触れておきながら、
「勝っても負けても良い試合が出来れば」

画像は2試合のみという部分に、

違和感を感じたリングス信者の方はいらっしゃったでしょうか?

…そもそもリングス信者は【逆ブログ】なんか見てないか(笑)。

それで今回の記事は、

残りの一試合、1997年9.26 札幌中島体育センター

ヴォルク・ハンvs田村潔司
を振り返ります。
ヴォルク・ハンvs田村潔司

私にとっては忘れる事の出来ない試合。

会場での興奮はもちろんの事、

週末にWOWOWの中継が放送された時の、

エンディングでの田村のコメント…。

前にも書きました(参照:Dear TAMURA~原色の手紙・第二章~)が、

これは高田延彦vsヒクソン・グレイシー(参照:顔を見る、感情を見る。第一歩ルールとジャッジと戦意)の“スピンオフ作品”なんですよね。
札幌中島大会メインです

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tag : 田村潔司 ヴォルク・ハン

甦れ!!“空想の世界”伝説(1991~1997)

ごめんなさい!!
礼っ!!

本当にごめんなさい!!
礼っ!!

今月1日にママが高熱を出してダウン。

3日夜には回復したのですが、

その後、6日夜から今度は、

私が38.4度の熱と頭痛に腹痛、

さらに吐き気と下痢でダウン。

「もしかして、これって噂の???」とか思いながらも、

仕事も大事な納品が続き、休めず…。

帰宅と同時に薬飲んで、布団に入る毎日。

とてもPCを開く余裕がありませんでした。

何とか昨晩辺りから復帰の兆しですので、

久し振りにUpさせて頂きます。



一年早いもので、

もう師走に入っております。

近付いてきたのは、

ヴォルク・ハンの引退試合ですね。
“コマンドマスター”ヴォルク・ハン

ちょっと古い記事ですが、

 スポーツナビ より
ヴォルク・ハン引退試合、三冠王者・船木が相手=リングス
前田日明「UWFの“夢の余韻”を見てみたい」

リングスが12月に開催する「RINGS/THE OUTSIDER ~ヴォルク・ハン引退記念興行~」(12月16日、神奈川・横浜文化体育館)に関する記者会見を行い、同大会で引退試合に臨むハンの相手が、全日本プロレスの現三冠ヘビー級王者・船木誠勝になることを発表した。この一戦は15分一本勝負によるロープエスケープありの旧リングスルールで行われる。


まさかまさかの夢のマッチメイクですよね。

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tag : ヴォルク・ハン 前田日明 ディック・フライ アンドレィ・コピィロフ 田村潔司 船木誠勝

粉雪が舞い散る12月~Case by TAMURA~(1997)

昨日(粉雪が舞い散る12月~Case by SAKU~)のつづきです。

桜庭がプロレスファンに希望を与えた頃、総合格闘技団体の草分け“FIGHTING NETWORK RINGS”においては遂に田村がトップの座に躍り出ようとしていました。

田村、前田越え

田村は前年5月の桜庭戦(参照:別れは突然に)を最後にUインターを離脱、リングスへ移籍した。

そしてこの試合までの1年半の間に前田に次ぐナンバー2の座を確固たるものとしていた。

前田も田村に対しては外様的扱いではなく、新生UWF時代からのつながりでリングス・ジャパン所属として実力を高評価していた。

そこに噛み付いた生え抜きの人間もいた。

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tag : 田村潔司 前田日明 長井満也

紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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