記憶に残る図太い勝負論

さあ“PRIDE.1振り返り月間”も、

いよいよ佳境に入ってきました。

たくさんの関連書籍発刊ラッシュの中で、

大手スポーツ誌『Number』最新号においても、

高田延彦vsヒクソン・グレイシーの一戦が、

『20年目の真実』という形で振り返られています。


主に高田自身の回想で構成されているのですが、

今まで様々な媒体で関係者の証言を見聞きした中、

丸20年にして当時のトレーニングパートナーに取材が行われた、

恐らく初めてですよね? 完全に盲点でした。

その人の名は上山龍紀です。
上山龍紀11

まず高田の大一番のトレーニングパートナーといえば、

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tag : 高田延彦 ヒクソン・グレイシー 高山善廣 上山龍紀 堀江ガンツ

夢の続き

やっと手に入りました。

『疾風怒濤!! プロレス取調室~UWF&PRIDE格闘ロマン編~』!!


発売日の11日から最寄り書店やら、

外回り中に見つけた書店を見回っていたのですが、

どこにも置いておらず…なぜ?

結局、今日コーチャンフォーに行って買って参りました。

ラインナップも完璧ですね。


初っ端は当然、高田延彦


PRIDEのフジテレビ・ショックと、

新居引き渡しがほぼ同時だったという話に、

自分に置き換えて読むとゾッとしましたけど、

奥様は強し!! ですね。

Uインター出身者は他にも、

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tag : 高田延彦 安生洋二 宮戸優光 田村潔司 高山善廣 フランク・シャムロック RIZIN UWFインターナショナル RINGS

復刻版・私説PRIDE.1

10月11日になりました。

あの日から今日で丸20年。
高田ヒクソン初戦

総合格闘技はMMAとして地球規模のプロスポーツとなり、

一方、プロレスもまた形を変えつつ決して死んでいません。

 顔を見る、感情を見る。

 第一歩

 ルールとジャッジと戦意

 旗日

 高田の涙

 高田の耳打ち、田村の涙


あの日、あのドームに飛び交った様々な感情。

今夜だけはあの日の私にタイムスリップして、

思い出すがままに書かせて頂きます。



秋の陽射しが暖かい、

私は東京ドームの前の何段も続く階段を登っていた。

ここに来るのは2年振り2度目だ。

あの日もこんな暖かい陽射しの中を歩いていた、

ただし帰りの夜風は冷たかった。

新日ファンの集団が何度も叫ぶ「1! 2! 3! ダーーー!!」の大合唱。
1、2、3、ダー! の大合唱

あの日、『Uが死んだ』と誰もが言った。

私はホテルに戻ると、

無言で缶ビールを何本も開けていた…。

あれから丁度2年。

私は再び東京ドームの人工芝の上に足を踏み入れた…。

1997年10月11日

あの日と同じ天高い秋晴れだった。
東京ドーム

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“公共放送”で高田が語ったヒクソンのこと

今朝は早起きして、

充分なウォーミングアップを終えて、

NHK総合テレビの『ここから』を視聴しました(参照:国営放送の高田ヒクソン回想)。

外は濃い朝靄、


これ当時も確か出発時にこういう天気で、

新千歳からの飛行機が遅れたんじゃなかったかな?

…ん? あれは10.9の方だったかな?

とにかく期せずして、

記憶が当時に戻っての視聴となりました。

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tag : 高田延彦

国営放送の高田ヒクソン回想

先日、週一で拝見しておりますさんのコメントで教えて頂いた情報、

私もあの日の夕方“いちごみるく”ナリさんからのメールで教えて頂いたのですが、

明後日の早朝にNHK総合で、

高田延彦が20年前のあの試合を振り返る、という。
高田出演NHKここから1

これ必見のプログラムであります。

 NHKオンライン より
ここから 番組HP

2017年10月9日(月)体育の日
髙田延彦

髙田延彦さん。55歳。プロレスラーを経て、日本における総合格闘技のパイオニアとなり、人気の裾野を広げた。髙田さんが、忘れられない試合がある。1997年10月11日、東京ドーム。400戦無敗といわれたヒクソン・グレイシーとの一戦だ。結果は、腕ひしぎ逆十字で完敗した。あれから20年。「ヒクソンの強さを体感できた僕は、幸運だったのかもしれない。」と語る。「負けることを恐れるな。負けて見えてくることもある」という哲学に迫る。


祝日の23分間の早朝番組とはいえ、

国営放送の電波でPRIDE.1が語られるんですからね。

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tag : 高田延彦

Uの智将、その功績

“ボヤキング”…“美獣”…金原弘光を形容するキャッチフレーズは数多くあれど、

私が最もしっくりくるのは、

PRIDE参戦時に付けられた“UWFの智将”です。

その由来は「頭脳的な闘い方」にある様ですが、

私は自身の試合よりもむしろセコンドに付いた際に、

その才能が発揮されていた気がします。

特に桜庭和志が輝き始めた時期に、

その傍らには先輩・金原の姿がありました。
桜庭UFC-J3

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tag : 金原弘光 桜庭和志 UWFインターナショナル

ぼくらの国民栄誉賞。(1999)

6月ももうすぐ終わりますが、

今月の格闘技界で最もインパクトあったニュースは、

桜庭和志UFC殿堂入り”!!ではないでしょうか。


オクタゴンには一度しか入っていないのですが、

広くMMAというジャンルの歴史の中で、

桜庭の存在が評価された模様です。

桜庭の試合の魅力は高度な技術、緻密なかけ引きと共に、

単純明快な“痛快さ”にあったと思います。
桜庭和志vsビクトー・ベウフォート2

かつて“UFCの新星”と呼ばれたビクトー・ベウフォートとの一戦は、

その最たる例だったと思います。
桜庭和志vsビクトー・ベウフォート3

1999年4.29 名古屋レインボーホール

PRIDE.5

桜庭和志vsビクトー・ベウフォート
を観ましょうか。
桜庭和志vsビクトー・ベウフォート1

ブラジリアン柔術黒帯にしてボクシング技術も超一流のベウフォートに対し、
桜庭和志vsビクトー・ベウフォート4

試合開始早々、桜庭は右ハイキック!
桜庭和志vsビクトー・ベウフォート5

をフェイントに使っての、

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tag : 桜庭和志 ビクトー・ベウフォート

RIZINに託された運命のつづき

1997年10.11 東京ドーム

高田延彦vsヒクソン・グレイシー
から今日で19年。

毎年々々振り返る度に思う事は、

やはり“運命”は“宿命”を凌駕してしまう(参照:幻の“真”格闘技世界一決定戦~最終章~)んだな、という事です。
ヒクソン動じず

昨年発足したRIZINという新興イベントにおいて、

高田延彦ヒクソン・グレイシーの運命は再び交差しました。
高田とヒクソンの握手1

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tag : 高田延彦 ヒクソン・グレイシー

SAKUマリオvsリアルドンキーコング(2003)

熱い8月が終わろうとしています。

今年のG1クライマックスも熱かったですけど、

世間的にはやっぱりリオ五輪になるんでしょうかね?

閉会式の模様が話題になりましたが、

今回、首相が扮したマリオ…これを13年前に演った格闘家は、

現首相よりも支持率が高かったと記憶しています。

対戦相手はこちらもゲームキャラばりの、

“リアル・ドンキーコング”ケビン・ランデルマン
桜庭vsドンキーコング2

樽がなくてもピョンピョン飛び跳ねております。

そしてビジョンに大写しとなったキノコを合図に、
桜庭vsドンキーコング3

♪ででっでっででっでっ…と、

姿を現したのがスーパーマリオこと、
桜庭vsドンキーコング4

“IQレスラー”桜庭和志です。
桜庭vsドンキーコング5

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tag : 桜庭和志 ケビン・ランデルマン

BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ最終回』を観た

一年半にわたって放送されてきた、

『PRIDEヘリテージ』が昨夜、最終回を迎えました。
PRIDEヘリテージ#1~3

舞台はPRIDE.34
PRIDEヘリテージ#1~4

最後のナンバーシリーズ、正真正銘の最終興行。
PRIDEヘリテージ#1~6

出場選手は、

全盛期に全く及ばないのですが、
PRIDEヘリテージ#1~11

最後というテンションからなのか、

好試合の連発。
PRIDEヘリテージ#1~12

今観ても、素晴らしい興行でした。

覚醒した瀧本誠のポテンシャルと、

狂気が芽生える前の青木真也の純な強さ、

最後の幻想、ソクジュの衝撃、

そして、PRIDEのテーマで入場した藤田和之の一本負け。

何より最終回に相応しかったのが、

この3ショットでした。

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大きなボタンが掛かった夜(2002)

感動的だった天龍源一郎の引退試合(参照:BSスカパーで天龍引退試合を観た)でしたが、

私にとって11月の引退試合といえば、

思い出すのは高田延彦です(参照:UWFインターの最終話)。
高田引退試合煽りV56

もう、あの日から13年経ったんですね。

私が現時点において最後に東京で観戦した大会、

2002年11.24 東京ドーム

高田延彦引退試合

高田延彦vs田村潔司

UWF inter所属

あの日から立場も関係も変わった両者ですが、

この夏、放送された『PRIDEヘリテージ』において、

当事者の高田と田村潔司が、

あの試合当時の心境を語りました(参照:BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ~高田引退試合~』を観た)。
PRIDEヘリテージ#1~12

二人の言葉の中からは様々なものが見えてきました。

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tag : 高田延彦 田村潔司 UWFインターナショナル

高田の耳打ち、田村の涙(1997)

あぁ、昨日でしたね。

10.11が今年も過ぎました。

忘れてた? そんな訳ないでしょう。

 顔を見る、感情を見る。

 第一歩

 ルールとジャッジと戦意

 旗日

 高田の涙


今年は田村潔司側からの、

PRIDE.1における高田延彦とのお話を。
過去が変わった瞬間

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tag : 高田延彦 田村潔司

BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ~高田引退試合~』を観た

BSスカパーの『PRIDEヘリテージ』、

遂にPRIDE.23高田延彦引退試合(参照:UWFインターの最終話Uインター上がって来いや!!)まで来ました。
PRIDEヘリテージ#1~12

例によって2時間の中に、

232425と詰め込んでの番組構成だったのですが、

今回の肝は当然、23の高田延彦vs田村潔司における、

本人による回想インタビューでした。
過去が変わった瞬間

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tag : 高田延彦 田村潔司 桜庭和志 UWFインターナショナル

久々にBSスカパーで『PRIDE ヘリテージ』を観た

あ、ずっと観ていなかった訳じゃなく、

録画したものを観てはいたんですよ。

でも今日は放送自体を観ました。

PRIDE.161719…、

ん? 18は飛ばす訳?

それとも前回やりましたっけ?

というか気が付けばいつの間にか、

3大会ずつのダイジェストになってるんですよね(笑)。

まぁ、いいんですけど。
PRIDEヘリテージ#1~12

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tag : 高田延彦 田村潔司 桜庭和志

飛び級とは何か?(2000)

先々週放送された『PRIDEヘリテージ』で、

久々に観た藤田和之のPRIDE初参戦の試合が、
遂にPRIDEのリングに藤田登場

物凄く気持ち良かったんですよね。

フラストレーションが溜まりがちな総合の試合において、

あそこまで気持ちの良い試合って当時、

藤田や桜庭和志高山善廣らにしか感じなかったんですよね。

改めて思い出しました。

「私がPRIDEで観てたのは総合格闘技の試合じゃなくて、プロレスラーの総合格闘技だったんだ」って。
藤田vsナイマン煽りV3

懐かしみながら観ましょうよ。

2000年1.30 東京ドーム

PRIDE GP 2000開幕戦

藤田和之vsハンス・ナイマン
を。
藤田和之vsハンス・ナイマン

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tag : 藤田和之 ハンス・ナイマン 新日本プロレス2000~

録っておいた『PRIDE ヘリテージ』を観た

昨秋からスタートしたBSスカパーの無料番組、

『SPORTS LEGEND』内の『PRIDEヘリテージ』(参照:BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ#1』を観たBSスカパーで『PRIDE ヘリテージ#2』を観た)。
PRIDEヘリテージ#1~12

遂に2000年1.30 東京ドームでの、

PRIDE GP 2000開幕戦まで進みました。

開始時の構成…高田延彦をストーリーテラーに、

当時のスカパー放映映像をそのまま振り返るものから、

フジテレビ参入以降はMCに矢野アナ、

“世界のTK”高阪剛堀江ガンツさんのダブル解説に、

吉本芸人を一人加えたスタジオトーク中心になっています。

これに関しては賛否両論あるかと思いますが、

RGの“○○あるある”が惜しみなく聴けるので、

私としちゃ、有りですね(笑)。

…で、今回の大会、

実は高田にとって現役最後のメインでした。

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tag : 高田延彦 桜庭和志 藤田和之 ホイス・グレイシー

プレミアムな極め(2005)

大晦日、今年も猪木祭をはじめとして、

様々な格闘イベントが開催されます。

私の記憶の中で過去最も大きなイベントは、

9年前の今日行われた大会です。

2005年12.31 さいたまスーパーアリーナ

PRIDE男祭り2005 頂-ITADAKI-

桜庭vs美濃輪1

メインに小川直也vs吉田秀彦を据えた興行で、

“ファンタジスタ”桜庭和志は、

“ヘブン”美濃輪育久(現・ミノワマン)を迎え撃ちました。
桜庭vs美濃輪2

桜庭史上稀有な日本人対決の実現に、

観客のテンションは一気に最高潮へ。
桜庭vs美濃輪3

桜庭和志vs美濃輪育久、振り返りましょう。
桜庭vs美濃輪4

翌年、超人になる前の美濃輪(参照:怖い田村、届かぬ想い)、

入場から既にヘブンです。
桜庭vs美濃輪5

一方、桜庭はレイザーラモンHG。
桜庭vs美濃輪6

大晦日限定のプレミアム感(?)です。

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tag : 桜庭和志 美濃輪育久

BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ#2』を観た

今日はBSスカパーにおいて、

2話目の放送となる『PRIDEヘリテージ』の放送日。

初回(参照:BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ#1』を観た)に続いて、

これまた濃い内容を堪能させて頂きました。
高田の気迫に

内容的にはPRIDE.23の全試合を振り返る感じで、

高田延彦に関しては、

3でのvsカイル・ステュージョンですね。
高田も重い一発を返す

かつての大一番で勝利した時に、

必ず見られたジャンピングガッツポーズが最後に出た日です。
久々のジャンプ

そして、あのマイク…絶品です。
「今年は、ただじゃリング降ろしません」

でも今回の主役は高田ではなく、

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tag : 高田延彦 桜庭和志

BSスカパーで『PRIDE ヘリテージ#1』を観た

今日からスタートしたBSスカパーの新番組、

『SPORTS LEGEND』を観ました。

初回は『PRIDE ヘリテージ ディレクターズカット』と題して、

1997年10.11 東京ドームの、

『PRIDE.1』が放送されました。
高田ヒクソン初戦

これがまたギリギリの部分でマニアックになり過ぎず、

高田延彦がいかにヒクソン・グレイシーと向い合う事になったのか、

“PRIDEを知らない世代”にも理解しやすい構成で、

時系列を追って振り返られているんですね。

監修は佐藤大輔、ナレーションはもちろん立木文彦の最強コンビ。

コメントを挟むのはヒクソンの歴史には決して欠かせない二人、

安生洋二中井祐樹

さらに観る側の検証者として水道橋博士

そして番組のストーリーテラーは高田自身、

そう、高田が振り返るPRIDE.1までの物語なのです。
み…宮戸!!??

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高田の涙(1997)

あの試合から今日で丸17年です。

1997年10.11 東京ドーム

PRIDE.1

高田延彦vsヒクソン・グレイシー

ゴング!!…高田、秘密特訓の構え!!??

何年経っても私の中で、

この試合を超えるインパクトを感じた事がありません。

 顔を見る、感情を見る。

 第一歩

 ルールとジャッジと戦意

 旗日


この試合にまつわる伝説の中に、

敗者・高田延彦が試合後に号泣した、という噂があります。
高田の涙1

リングを降りてからトレーナー室に入る前、

確かに高田は頭からタオルを被って、

キングダム勢の輪の中でしばらく安生洋二と抱擁していました。
高田の涙2

この後、シャワールームに入った時に、

壁の向こうから物凄い慟哭が聞こえてきた…と。

声の主は高田であったのでしょうか。

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tag : 高田延彦 安生洋二

宮戸語録 vol.29~続・興行論~

最近、私が最も驚いた事、

それは長州力「クリス松村」発言(参照:月が見えない夜の買い物)です。

“あの宮戸優光”と「最近、偶然よく会う」というあの一言ですね。

KAMINOGEで実現して欲しいのは、

この二人、あるいは前田氏と宮戸の対談です。
無視!!

Uインターの中でプロデューサー的な仕事もこなしてきた宮戸。

その原点が“実は長州”というのは以前記事にしましたね(参照:宮戸語録 vol.22~興行論~)。

今回はアレの続編です。

このインタビューが行われたのは2000年、

PRIDE.12(参照:桜庭和志は本当は怖いんです)の直後、

プロレスの興行論が過去の遺物として、

完全に総合格闘技の後塵を拝していた頃です。
残り時間僅か…でお尻ペンペン

しかし宮戸は公然と異を唱えます。

 プロレス激本 no.8 より

宮戸
「あの興行はスタートが4時で終了が10時過ぎでしたよね。この6時間興行という時間はね、ひとつのショービジネスとして、いかがなものか、ということですよ。普通は、これだけの長時間、見る側の人間は耐えられないですよ。どんなにいいものを並べたとしても、耐えられる時間じゃありません」


この大会、私は忙しい年の暮れに、

帰宅後、再放送をPPV観戦したのですが、

終了したのが深夜2時過ぎとかだったんですよね。

翌日の仕事がキツかった思い出があります。

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tag : 宮戸優光 長州力

背中合わせの二人~後編~

中編のつづき、

KAMINOGEの前田日明インタビューにおける、

高田延彦との決別宣言を受けた上で、

私なりの前田・高田論です。
前田高田、チャンコ中の談笑

いきなりですけど核心に行きましょうか。

前回記事でチラッと書きましたが、

前田氏が言う最後のやり取り以降、

実は二人、公の場で顔を合わせています。

常に賛否両論を呼ぶ『Show氏本』です。

T多重ウェィブ表紙
 T 多重ウェィブ より

前田「(部屋に入ってくるなり)元気?」

高田「あ、どうも(と、握手を交わす)

前田「ちょっとごめん。俺、腹減っちゃったよ。腹減っちゃったあ!!」

― (略)ステーキを用意したんですけど、ステーキでよかったですか?

前田「うん、素敵

高田「昔と変わりませんね。でもそこで笑うから調子に乗るの(冷静に)


師匠ゆずりの前田氏のダジャレに、

実にクールな高田の受け答えで始まったこの対談。

そこはもちろん高田にも猪木イズムが流れています。

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tag : 前田日明 高田延彦

背中合わせの二人~中編~

前編からの続きです。

前田ファンの方々にとって、

前田日明の献身的なケアに対し、

最も高田延彦が裏切ったとされる例が、

1997年10.9 PRIDE.1での一連の出来事でしょう。
ゴング!!…高田、秘密特訓の構え!!??

そこはもちろん前田氏も語っています。

KAMINOGE vol.29
 KAMINOGE vol.29 より

― 1997年の高田vsヒクソン(・グレイシー)戦ぐらいまでは、前田さんも蜘蛛の糸を垂らし続けていたわけですよね?

前田「そうだよ。でも、俺もまだあの頃はUWF最後のクーデター云々の真実を知らなかったんだよ。で、ヒクソンに負けて俺が、『これからどうすんの?』って聞いたら、『何も決まってません。もう現役を辞めるかもしれません』って言ってた。だったらもう、俺が出て行ってヒクソンとやるしかないと思って、リングスに交渉を始めさせたんだよ。で、『向こうの言うとおりのギャラ、言うとおりのルールでやりましょう』と。WOWOWも『ウチは中立の立場だから、WOWOW主催で向こうも文句ないでしょう』と。で、WOWOWの社内でも『これはビッグイベントだ』って特別チームを作ってね」

― 前田vsヒクソン戦なんて、そりゃ絶対乗ってきますよね。

前田「たぶん、ヒクソン側に提示したギャラは2億近かったと思う。どこも出してない額ですよ。で、ヒクソンは『オッケー』と。で、『今度、ヒクソンのウェアブランドの立ち上げの記者会見があって日本に行くから、着いたらすぐに記者会見をやろう』と言ってきた。それでリングスの人間に空港に迎えに行かせたら、そこにPRIDEの人間も来て、そのままヒクソンをビューッと連れて行かれた。で、PRIDEが『高田vsヒクソンの第2戦をやります』って会見をやったんだよ」


前田氏にとってのPRIDEとは、

自分が育ててきた日本の総合格闘技界を、

滅茶苦茶にしてしまった疫病神でしょう。
気合満タン

そして高田というかつての弟分は、

その魂をPRIDEに売り渡した悪魔に思えた事でしょう。
高田の勝利を祝福する前田

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tag : 前田日明 高田延彦

疑問と訂正(2001)

先日の記事で振り返った、2001年11.3 東京ドーム

高田延彦vsミルコ・クロコップ(参照:折れなかったプライド~前編~~後編~)。
判定なしのルールでドロー

当時の試合後コメントを読み返して、

“近年ない位のベストコンディション”と記したのですが、
この眼…久々です

実はこの試合の直前に左膝をやっちゃってたんですよね。
痛み止めの注射を、

控え室で大きな痛み止めの注射を打っていました。
患部に直接、

試合前から苦悶の表情を浮かべていたのです。
これはきつい…

この事、すっかり忘れていましたが、

年末に猪木祭参戦が決定してから放送された、

TBSの『Zone』というスポーツドキュメンタリー番組で、

高田が自ら告白していました。
ZONE

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tag : 高田延彦 ミルコ・クロコップ

折れなかったプライド~後編~(2001)

前編からの続きです。

2R終了のゴングが鳴ると、

高田延彦は辛そうにしゃがみ込んでしまいました。
立ってるのも辛そうな高田

既にこの時点で右足甲(実際は踵骨)が折れていたのです。(参照:疑問と訂正)

それでも高田は“勝つ為の攻撃”に出ます。

3R開始早々、タックルのフェイントから、
3R開始早々タックルのフェイントから、

痛めた右でローキックを繰り出しますが、

ここもミルコ・クロコップは完璧なブロック。
右ローは完璧にブロックされ、

チャンスと見るやパンチの連打でコーナーに詰めてきました。
一気に前に出てきたミルコに、

高田は腰を沈めながらミルコの両足を抱えて、

何とかテイクダウンを狙います。
腰を沈めながらの両足タックル、

しかしここも切って行くミルコ。
これも切ったミルコに、

高田は再びの猪木アリ状態です。
もう一度猪木アリ

この試合直後、高田の闘い方が批判の対象となりましたが、

果たして本当に逃げていたのでしょうか?

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tag : 高田延彦 ミルコ・クロコップ K-1 山本小鉄

折れなかったプライド~前編~(2001)

先日の記事(参照:最も泣いたカマンベイベ)の中で、

Fさんから頂いたコメントのご質問に、

いろいろな試合を思い浮かべていると、

スパさんのコメントからのありがたい助け舟が。

これはもう、ブッチギリでミルコ戦ですね‼


はい、あの試合…当時、ネット上にいた高田延彦ファンは、
PRIDE初参戦のミルコ・クロコップ

全てのプロレス、格闘技ファン相手に闘いましたよね(笑)。
アイアムプロレスラー高田延彦

じゃ振り返ってみましょうか!!

2001年11.3 東京ドーム
「プライドの歴史とか高田の歴史とか…どうでもいいよ」

PRIDE.17
怒れ高田!!

高田延彦vsミルコ・クロコップ

高田延彦vsミルコ・クロコップ

そもそもこの試合は同年8.19に開戦した猪木軍vsK-1の初戦の、

藤田和之vsミルコ・クロコップで大将格の藤田がいきなりTKO負けを食い、
ミルコvs藤田初戦

そのリベンジに名乗り出てこない“猪木側の人間”に、

苛立ちを覚えた高田が自ら打倒ミルコ・クロコップに打って出た訳です。

高田
「このままじゃプロレスラーは腰抜けばかりかという形で終わってしまいますから」

「タマを抜かれてるね、みんな」

「もし“待ってくれ”という選手がいれば譲りますので小川選手なり、中西選手でもいいし、健介でもいいしね」


高田はミルコ戦決定の記者会見でも、

猪木軍と呼ばれる選手に奮起を促しましたが、

もちろん名乗り出る者はいません。

かくして高田は近年ない位の、

ベストコンディションで
(参照:疑問と訂正)決戦に臨みました。

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tag : 高田延彦 ミルコ・クロコップ K-1 藤田和之

最も泣いたカマンベイベ(2002)

高田延彦の引退試合から、

今日で丸11年経ちました。
オープニングの高田

2002年11.24 PRIDE.23…あの日の東京ドーム

私も含めた大観衆は感動の嵐の中にいた訳ですが、

とにかく特別な試合、

その煽りVも当然特別でした。
高田引退試合煽りV1

高田延彦引退試合
高田引退試合煽りV2

高田延彦vs田村潔司
の煽りVを、
高田引退試合煽りV3

今夜ほぼ完全版で振り返りましょう!!
高田引退試合煽りV4

映像は当時フジテレビの佐藤大輔

ナレーションはもちろん立木文彦です。

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旗日(1997)

明日から三連休ですね。

例によって私は仕事です。

その前に、

今日が休みでした。

だって今日が私の“旗日”なんだもん。
ヒクソン入場

いざ出陣

「うおおぉぉぉぉーーーー!!」

「階段ですっ!!」

み…宮戸!!??

抱擁

顔が見えた!!

ルール確認

そう、PRIDE開国記念日。
高田ヒクソン初戦

tag : 高田延彦 ヒクソン・グレイシー

“60億分の1”の男

前の記事で辛口な事ばかり書いてしまいましたが、

桜庭本、面白い部分も多々あります。
桜庭和志COMPLETE―20TH ANNIVERSARY (B・B MOOK 966)

その一つが、

“60億分の1の煽りVアーティスト”佐藤大輔が語る桜庭和志論です。
グレイシーハンター桜庭

桜庭が国民的英雄になった舞台は、

間違いなくPRIDEという場ですが、

それは、ただ高い技術で勝ち続ける事だけが、

その理由ではなかったと思います。

あのフジテレビが優良コンテンツとして、

K-1以上に力を注いだ結果でもあると思います。

映像班、フジテレビ最大の功労者は、

間違いなく佐藤D氏だったのです。

 桜庭和志COMPLETE―20TH ANNIVERSARY より

佐藤D氏
「桜庭さんの煽りVは思い出深いものばかりです。後期は純文学もどきみたいになっていきましたよね。最初はヒーローをストレートに煽るという時期があって、悲運のヒーローとしての時期があって、最後はもう純文学ですよ。スター格闘家の誕生から晩年までを、ファンに初めて全部見せきったわけです」


PRIDEと出会った事がきっかけとなり、

最終的に佐藤D氏はフジテレビという大手企業を辞めて、

唯一無二の“煽りVアーティスト”の道を歩んで来ました。
「ボコボコにしてやる」

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tag : 桜庭和志 佐藤大輔

現世において必ず勝って欲しかった試合~後編~(2002)

前編からのつづきです。

同じミドル級の枠内ではありますが、

厳しい体重差によって苦戦の田村潔司の、

足を取ったヴァンダレイ・シウバは躊躇なく、

顔面を踏みつけに行きます!!
シュートボクセ特有の踏み付け、危ないっ!!

が、寸手でかわした田村は、
寸手でかわして、

ここでやっとシウバの上になるチャンス到来!!
上にならんとするが、

しかし絶対王者のボディバランスも素晴らしい。

倒れずにそのまま両者スタンドに移行すると、

すぐに戦慄の膝小僧が!!
ボディバランスのいいシウバはすぐに膝を!!

これも田村はかわして崩していきます。
これも崩して、

ムエタイの技術では田村も負けていません。

お互い離れて向かい合う。
再びスタンドへ

ハイレベルな攻防の中、

5分が経過しました。

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tag : 田村潔司 ヴァンダレイ・シウバ PRIDEミドル級選手権

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